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[語学留学]ILUNOプログラム

2019年8月~10月 人文社会科学部学生

  • 留学期間:2019/08~2019/10(8週間)
  • 学部等:人文社会科学部

■タイトル:ILUNO留学で得たもの
【ILUNO留学の理由と目標】
 ILUNO留学を選んだ理由は、授業料免除で費用を抑えられるILUNOで克服した英語力を2ヵ月間アメリカ本場で試して更に向上させたいと考えたからです。私は、高校2年生の時に2週間ほどイギリスでホームスティをした際に苦い経験があります。その時は英語が話せなくて、ホストファミリーと英会話も楽しめず、外国人の友達も作れませんでした。その経験から、英語を克服しようと考え、ネイティブスピーカーの先生と仲良くなり発音を指導して頂いたり、大学では英語で行われるABPの授業をとったり、国際交流サークルに所属したりして、積極的に英語に触れる機会を作ってきました。そして、少しずつ英語を克服することができたので、2ヶ月の語学留学で克服した英語力を試してさらなる成長をしたいと考えて、ILUNO留学を選びました。留学の目標は、克服した英語力を試して日常英会話を楽しむことと、外国人の友達をつくることでした。

【大学の授業】
 オリエンテーションの後にクラス分けのテストがあり、私は1600のクラスに所属しました。スピーキングとリスニングの授業、レーディングとライティングの授業、選択で比較文化の授業を受けました。リスニングのクラスには日本人が16人中9人いました。日本人の多さに驚きましたが、積極的にプレゼンテーションのペアワークは日本人ではなくコロンビア人やサウジアラビア人など外国人の学生とペアを組むようにしました。ILUNOの先生はとても優しく、楽しく英語を教えてくれました。

【留学中大変だったこと】
 ILUNOのクラスメイトの大半が日本人なので、どうしても日本語を話してしまう環境になってしまうことは残念でした。最初は、フライト時間約20時間をかけたにも関わらず、日本人の多い環境で勉強することに落胆しましたが、積極的に授業のプレゼンテーションのペアワークを外国人の生徒と組んだり、日本人の生徒とも英語で話すように挑戦してみたりしました。またホストマザーが、毎日英語、日本語どちらを多く話したか聞いてくるので、英語を話さなければならないというプレッシャーを感じることができて良かったです。ホストマザー自身も留学生だった経験から留学の時間が貴重であることを理解して、日本人が多い環境で日本語を話してしまう私にプレッシャーをかけてくれました。そのおかげで、自分からクラスメイトのコロンビア人の学生と一緒に昼食を食べるように誘ってみるといった行動をとることができました。

【ホストファミリー生活】
 ホストファミリーはヒスパニックの方で小学生の子供が二人いる家庭でした。最初はスペイン語訛りの英語で苦戦しましたが、ゆっくりはっきり話しかけてくれたので会話を楽しむことができました。私が滞在したホストファミリーの家の近くにはバス停も無く、毎日大学と家の送迎をホストマザーに頼まなければいけませんでした。どこに行くにしても、ホストファミリーに頼らなければならないので少し苦痛でした。ホストマザーは働きながら子供を育てていて非常に忙しい方でしたが、基本的に行きたいところを言えば送迎してくれました。また、ホストファミリーの子供のしつけが厳しくて、私も度々食事のマナーについて注意されて社会勉強になりました。忙しいホストマザーと上手く意思疎通ができないこともありました。2ヶ月間、他人の家庭に滞在するのは時に大変さを感じますが、不満や不安に思っていることがあれば正直に伝えることは大切だと思いました。不満に思っていることをホストマザーに伝えると、ホストマザーも真摯に対応してくれました。最終的には、ホストマザーと様々な話ができる関係になれてよかったと思っています。

【気候】
 オマハについた8月の後半は日本の夏より涼しくて快適でした。しかし、9月半ばから急激に寒くなりました。そして、10月の第2週目で気温が10度以下になり雪が降るようになりました。夏服を多く持っていく必要はなく、ヒートテックを持っていくといいと思います。

【留学の成果】
 正直に振り返ると、2ヶ月間の期間で劇的に英語力が成長したとは思いませんが、リスニング、スピーキング、リーディング、ライティング四技能すべて成長したと感じています。特にリスニングに関してですが、帰国便の飛行機に乗っていたときのアナウンスが前より聞き取れるようになっていて嬉しかったです。また目標である克服してきた英語力を試して、日常英会話を楽しむことができました。ホストマザーとは、大学と家の送迎中に1日の出来事を英語で話すことができて英会話を楽しむことができました。また、Global Friends という国際交流サークルに参加して、そこで出会って外国人の友達もつくることができました。サークルで出会ったアメリカ人の学生とカフェに一緒に行って、一対一で会話を楽しめた時は嬉しかったです。日本人が多い環境でしたが、外国人の友達も作ることもできました。また、留学先で出会った日本人の友達も面白くて出会えてよかったと思っています。

【まとめ】
 私はILUNO留学に行くかどうか悩んでいましたが、留学に行くことができて良かったと思います。その理由は、留学の目標である英会話を楽しむことと外国人の友達をつくることが出来たからです。高校時代にイギリスでホームスティしたときよりは、ホストファミリーと意思疎通することができました。しかし、自分の英語力はまだまだ十分では無いのでこれからも向上できるように努力していかなければならないと感じました。今まで、日本に住んでいる外国人と会話するときは文法や発音が正しくなくても理解してもらえましたが、やはり留学中は発音や文法が正しくないと相手に理解してもらえないことがありました。これからはもっと発音や文法をもっと意識しながら話さなければならないと感じました。      また他の理由として、様々な経験ができて、多様な背景を持った人達と出会って、刺激を受けたことが挙げられます。ホストファミリーと一緒にマウンテンバイクで32キロのサイクリングをしながらアメリカらしい広大な景色を見たり、ホームパーティーに参加したり様々な思い出ができました。アメリカが人種のるつぼと呼ばれているように、留学中に本当に色々な人種の人々に合うことが出来ました。今まで、中東出身の人と接した機会がなかったので、サウジアラビアやクウェート出身の学生と交流できて興味深かったです。また、ILUNOで授業を受けていた外国人の留学生は、ILUNO修了後にアメリカの大学に正規留学を考えている人が多く勉強に対する意欲が高く刺激を受けました。また、アメリカにはクリスチャンの人が多く、日本人とは違う宗教に対する考え方を持っていて興味深かったです。アメリカで過ごした2ヵ月は非常に濃い経験となりました。英語だけでなく様々なことを学ぶことが出来ました。留学中にうまくいかないことが起きた時、ネガティブな性格な自分が前向きに考えて行動することは非常に大切ということを学びました。
 最後に、これを読んでいる学生にILUNO留学をお勧めします。授業料が免除で2ヵ月も留学できる機会はなかなか無い貴重な機会だと思います。オマハは自然が豊かで少し都会のダウンタウンもあり、治安もよく人々が優しくて良い地域です。ただし、夏休みの時期のセッションは日本人が多いので、少し注意が必要だと思います。留学のアドバイスとして、Visaの申請を早めにやること、飛行機の航空券は早めに購入することお勧めします。私は2ヵ月前に購入しましたが、夏休みの時期に出発の航空券ということもあって料金が高かったです。Visaの申請は少し大変で申請料金も高いですが、それに釣り合う留学の価値はあると思います。私が留学に行く際にお世話になった国際交流課の方、支援してくれた家族、留学先で親切にしてくれた方々に感謝します。

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