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留学プログラム

[語学留学]ILUNOプログラム

2019年5月~8月 人文社会科学部学生

  • 留学期間:2019/05~2019/08(16週間)
  • 学部等:人文社会科学部

■タイトル:4か月の留学生活
(はじめに)
 私は、4月下旬から8月半ばまでアメリカのネブラスカ大学オマハ校のILUNOという語学プログラムに参加しました。4年間で卒業したいという気持ちが大きかったので休学はせずに、3年の前期の間留学しました。静岡大学に入学する前から、大学では留学したいという夢があったので、1,2年生のうちに、単位をできるだけ取得して、留学に備えていました。ILUNOでは、自分のレベルに合わせた英語のクラスを選択できるということで、英語力を伸ばすのに有意義な時間が過ごせると思い、このプログラムを選択しました。そして、運よく授業料免除を獲得できたため、両親への負担も軽減することができました。アメリカへの留学を通して、英語力だけでなく、人間性の面での成長にもつながったと感じたので、そのことも踏まえて、報告書にまとめたいと思います。

(留学前について)
 留学前はビザの書類をはじめ、たくさんの重要な書類を正確に準備する必要がありました。特にビザ関連は、まずネット申請をして、東京の大使館に行く必要があるため、早めの準備が必要です。私はオープンチケットで航空券を予約しました。入学の一週間くらい前にオリエンテーションがあるため、その少し前に到着する必要があります。私は間違えた日程の航空券を取ってしまい、変更しなければならない事態になってしまったので、日程はしっかり確認してほしいと思います。留学前にホストファミリーとメールで連絡をとっていたため、持っていくべきものについて質問したり、お土産選びのヒントを得たりできました。また、留学中特に自分の単語力のなさを時間したので、日本にいる間に単語のボキャブラリーを増やしていくべきだと感じました。

(学習面について)
 オリエンテーションの日にプレイスメントテストを受けて、自分のあったクラスに分けられます。5つのレベルに分かれていて、私のクラスは10人前後の小規模なものでした。午前中には、リスニング、スピーキングのクラス90分とライティング、リーディング、グラマーのクラス120分の2クラスを受講します。午後は週に2回120分の選択授業が受けられます。この選択授業は、特に自分が強化したいと思っている英語力に基づいて選択できます。私は、1セッショ目に発音関連のクラスを、2セッション目にTOFELのクラスを受けました。どのクラスにも共通することなのですが、先生からは発言力を求められます。先生たちはとても優しいので、間違えても起こったりはせず、生徒の意見を尊重してくれます。最初は他な国出身のクラスメイトの発言力に圧倒されますが、1セッション目の半ばごろになれば、恥ずかしがらず積極的に意見が言えるようになってきました。また、先生の講義を聞くという授業ではなく、クラスメイトどうしで討論したり、プレゼンテーションをしたりといったアクティブラーニングが中心でした。クラスメイトとの討論やプレゼンテーションを通して、様々な国の文化や価値観を知ることもできました。地域によって英語の発音が異なるので、最初のうちは、お互いに聞き取るのが難しく、コミュニケーションがうまく取れないときもありましたが、だんだん慣れて、クラスメイトとのコミュニケーションも楽しみの一つになりました。

(生活面について)
 5月のオマハはまだ寒い日があったので、少し分厚い羽織やヒートテックがあったほうがいいと感じました。夏は冷房がかなり強いのでそこで使える羽織があると便利です。オマハには様々な観光スポットがあり、とても充実した放課後、週末を過ごせます。大学を通じたインターナショナルプログラムが週末に実施されているため、それに参加して、動物園やダウンタウン、大きな公園や野球のスタジアムなどたくさんのアメリカの文化に触れることができました。そのプログラムには、アメリカ人の大学生もボランティアで参加してくれるため、英語の練習にもなります。また、私のクラスでは、ファイナルプロジェクトとしてオマハ内の観光名所を巡り、ダンス動画を撮るという思い出づくりをしました。クラスのみんなでバスを利用して街に繰り出し、オマハの観光スポットを背景にダンス動画を作成したことは私の中でとても印象深いです。アメリカな様々な母国語をもつ友達と、自分たちで調べ、計画を実行することは、意見がまとまらなかったり、時間が合わなかったりして苦労することもありましたが、完成したときは達成感でいっぱいでした。他国出身の友達が私の誕生日会やお別れパーティーを開いてくれたのも、とてもうれしくて印象に残っています。今でもために連絡を取り合っているので、とても大切な温かい友達がたくさんできたと感じ、うれしく思っています。

(ホームステイについて)
 私がホームステイさせていただいた家庭は夫婦二人の28年間ホームステイする生徒を受け入れている大ベテランでした。毎日決まった時間に大学へ送迎してくれました。5月から8月はアメリカの夏休みにあたるので中学生くらいの年齢の孫が頻繁に遊びに来ていたので、夕食後は孫たちとバドミントンやバレーボール、サイクリング、釣りといったスポーツをしたり、映画を見たり、カードゲームをしたりしていました。毎週日曜日の朝は、教会に行くので、たまに一緒に行って神父さんの話を聞き、キリスト教について学びました。帰るときにも日本語と英語両方を用いた聖書をプレゼントしてくれました。ホストファミリーは英語の勉強についてもアメリカ文化についてもたくさん教えてくれました。宿題を見てくれたり、英語で日常会話をしたりすることは、英語力の向上にかなりつながったと思います。ご飯もとてもおいしく、週に一回洗濯をしてくれ、とてもリラックスして過ごすことができました。

(最後に)
 私にとってこの留学は忘れられない大切な思い出になりました。大変だったこと、苦労したこともいい思い出です。英語力を上げることを目標に留学しましたが、またお互いの国に行くねと約束できるほどの友達もできました。日本にいるだけではできないようなたくさんの体験をさせていただいたのでとても貴重でした。この留学で自分の価値観だけにとらわれず、視野を広くして物事を考える力がとくについて、自分の成長につながったと思います。また、英語を話し、様々な人とコミュニケーションをとることの谷示唆を実感しました。TOIECやTOFELを受けて、さらなる英語力の向上を目指したいです。最後になりましたが、留学するにあったて、私に関わってくれた人たちに感謝をして、この留学をこれからの人生につなげていきたいです。

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