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留学プログラム

[語学留学]IVSPプログラム

2019年5月~2019年12月 情報学部学生

  • 留学期間:2019年5月~2019年12月
  • 学部等:情報学部

 私は2019年5月4日から同年の12月9までカナダのアルバータ大学というところに留学しました。これが私にとって初めての海外でした。そこでは5月から8月は英語についての講義、9月から12月はアルバータ大学の講義を現地の大学生と共に受講しました。

 前半の英語の講義は5,6月と7,8月に分かれていました。1つ目のクラスは生徒15人中11人が日本人のクラスでした。内容は英語の文法やリスニング、リーディング、ライティング。また、プレゼンやテストも何回かありました。1つ目の単元が終了した後、私は次に受ける講義を短期留学生が受けるクラスに変更しました。クラスメイトは6ヵ国から集まっており、日本人は私一人でした。初めは不安しかありませんでした。英語のスキルが足りなくてクラスを変更した自分が、日本語が一切通じないクラスでやっていけるのか自信がありませんでした。しかし、クラスの雰囲気がとても良く、すぐになじむことができました。また、ここではコミュニケーションスキルを得ることができました。短期留学のクラスは5,6月にやっていた内容とは異なり、講義内容のほとんどが2人1組やグループで行なうものだったため自然と英語を話すことが増えました。講義内容が分からない時は互いに教え合ったり、答えが分からなくてもみんな発言していたりしたので間違ってもいいから積極的に英語を使おうという気持ちにもなれました。さらに授業終わりにそれぞれの国の言葉を教え合ったり、一緒に出掛けたりしたため授業外でもコミュニケーションスキルを上げることができました。ここで出来た友達は、みんなそれぞれ母国へ帰ってしまいましたが、今でもときどき連絡を取っています。この1カ月はとても自分にとって一番良かった経験だと感じています。

 

 次の短期留学のクラスでは前回よりもレベルが上がりました。課題ではカナダに住んでいる人にカナダの文化について質問してくるなど、クラスメイトではなくネイティブとコミュニケーションをとるものが多かったです。カナダへ来たばかりの私であれば、この課題にかなり怖気づいていたのではないかと思います。しかし、8月の出来事があり少し楽しみながらこの課題に取り組むことができました。また自分のスキルが上がっていることをより実感できました。

 9月からはアルバータ大学の講義が始まりました。私はNative Studies というカナダの歴史について学ぶ講義を受けました。普通の講義になったため歴史に関する名詞が多くかなり難しかったです。授業前に先生がPDFをメールで送ってくれていたので、それを使い予習は行なっていましたがそれでもついていくのに精一杯でした。また、9月に入ってからアルバータ大学のテコンドークラブに所属しました。友達や知り合いは誰もいませんでしたが、現地の大学生とコミュニケーションをとる場が欲しかったのと、何か運動しなければいけないという気持ちがあったため参加しました。クラブのメンバークラブ内の会話は授業とは違ってスピードも速く話題もバラバラだったため、カナダに留学しているなかで内容を理解するのに一番苦労しました。しかし、ここで負けてはいけないと思い、クラブが行なっているハロウィンなどのイベントや、大学が行なっているクラブ対抗ドッジボール大会などにも積極的に参加しました。

 会話の内容をすべて理解するということは最後まで出来ませんでした。このことが今でも悔しいです。ですが様々なことに参加したことにより、楽しい思い出を作ることができました。さらにクラブのみんなとも帰国直前の段階では気楽に会話を楽しむことができるようになりました。コミュニケーションスキルに自信がない人は短い期間でもいいので、現地でクラブなどの団体に所属することを勧めたいです。私はテコンドークラブには4カ月しか在籍できませんでしたが、その間にさらにレベルを上げることができました。

 私は留学している間、自分のスキルの低さに何回も心が折れそうになりました。しかし、諦めずに続けていれば成果がしっかり出ることを実感することができました。辛いことも多かったですが、語学面でもメンタル面でも成長することができたので迷っているならば留学することを勧めたいです。

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