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留学プログラム

交換留学

浙江大学(中国)

  • 留学期間:2018年9月~2019年7月
  • 学部等:人文社会科学部

中国に留学するにあたって、現地での生活や中国語での交流には多かれ少なかれ不安はありました。しかしながら、実際現地で過ごしてみると周囲の協力や理解のおかげで、生活や言語における困難は少ないように思えます。以下には、留学開始(2018年9月)から現在(2018年12月31日)までの留学状況や体験を述べたいと思います。

【授業面やクラスについて】
 普段の授業は留学生向けの語学学習コースで学んでいます。クラスに中国人はいませんが、中国系外国人は数人います。基本授業はすべて中国語です。始業前に行われたテスト(筆記+口語)により、授業の難易度や進度は変わっていきます。私の学んでいる中級クラスでは、1日に2コマ、週に5日の授業があります。内容は、精読、聴力、口語、閲読の4種類です。説明もすべて中国語ですが、説明の際は優しい単語、分かりやすい言葉を用い砕いて何度も説明してくれるため、授業内で理解することができます。現地での学習は効率よく多くの単語を覚えることができ、さらに慣れてくると頭で考えずとも反射的に使う場面に合った中国語を話すことができるようになりました。

普段の授業は留学生向けの語学学習コースで学んでいます。クラスに中国人はいませんが、中国系外国人は数人います。基本授業はすべて中国語です。始業前に行われたテスト(筆記+口語)により、授業の難易度や進度は変わっていきます。私の学んでいる中級クラスでは、1日に2コマ、週に5日の授業があります。内容は、精読、聴力、口語、閲読の4種類です。説明もすべて中国語ですが、説明の際は優しい単語、分かりやすい言葉を用い砕いて何度も説明してくれるため、授業内で理解することができます。現地での学習は効率よく多くの単語を覚えることができ、さらに慣れてくると頭で考えずとも反射的に使う場面に合った中国語を話すことができるようになりました。

 しかしながら授業は主に座学で、どうしても話を聞くことが多くなってしまうため、話す能力を伸ばすには外での交流が必要になってきます。浙江大学の中国人学生(本科生など)のなかには、日本語や日本に興味を持っている人も少なからず、共通の知り合いを通じて連絡を取りあうこともでき、直接交流することもできました。

 私のクラスは、授業内で疑問点を積極的に質問することが多く、活発的なクラスだと言えます。授業の後にクラスのみんなと食事に行くこともしばしばあり、クラスメイトとの距離も今ではすっかり近いように感じます。クラスの担任先生もハロウィンや遠足などの活動を提案するなど、活動的で学生にも大変親身になってくれて心強いです。最近ではクリスマスにクラスメイト全員でシークレットサンタを開催し、プレゼントを交換しました。また、私のクラスには日本人が4人もいますが、固まることなくそれぞれ自由に行動しているように感じます。

【現地での生活や健康面について】
 まず、現地の天気や気候について紹介します。浙江省杭州市は静岡の気候と似ていると聞いていました。実際現地で過ごしてみると、9月~10月にかけては毎日ゲリラ豪雨が続き、折り畳み傘を手放せない日々でした。11月になると急激に冷え込み、風邪を引く人が出てきました。私も風邪を引いた一人です。11月、12月は各月上旬の天気は優れず雨が続きましたが、下旬になると晴天が多かったように思えます。今年(2018年)の12月はもうすでに2,3度雪が降り、かなり冷え込んでいます。しかし、11月12月は寒い日ばかりが続いたわけではなく、コートやアウターが必要ないほど暖かい日もあり、寒暖差が激しいです。寒くなる前に、厚手のコートや冬物の服、毛布などの準備はしておいた方がいいと感じました。

 大学内がひとつの街のようになっていて、校内で生活必需品は揃えられます。近くに大型ショッピングセンター、銀行、郵便局、携帯ショップ、薬局、その他諸々揃っているので、もので困ることは基本ありません。食事は基本校内の食堂を利用しています。校外にも多くの料理店があり、クラスメイトと行ったり一人で行ったりもします。

 現在、中国大都市では支払いのほとんどは自分の銀行口座と連携した携帯アプリを使用しています。この機能が使えると、大変便利なので現金支払いよりもこちらをお勧めします。

 浙江省杭州市は比較的大きな都市で、やはり人も車も多いです。しかしながら、この都市の交通はしっかりしていて、歩行者優先が守られているように感じました。一方で、バイクと自転車が歩行者と同じ道路を通行する場所も多く、曲がり角などを通るときは今でも不安です。

 中国ではティッシュペーパーを忘れたら、命取りになります。トイレは今でも和式がほとんどでトイレットペーパーは設置されていません。そのため、トイレに行く際は、外出する際は、必ずティッシュペーパーを持たなければなりません。

【経済面や寮での生活について】
 学生のほとんどは寮で生活しています。留学生の中には一人部屋に配属された学生もいますが、私は韓国人の研究生と二人部屋でした。寮は家賃とは別で水道代と電気代がかかります。家賃と電気代についてはプリペイド式で、電気代においてはどのくらい使うかを目安に支払います。水道代は定期的に使った分を支払う仕組みです。家賃は静岡の学生アパートよりほんの少しだけ安いという感覚で、中国の物価相場からすると高いように感じます。寮によって家賃などの代金の支払い方はそれぞれ異なるようで、一概にも私と同事例とは言えません。室内の設備は、ベッド、机椅子、クローゼット、トイレ、シャワー、エアコンです。室内火気厳禁で料理をする場合はIHのみ使用可能です。洗濯機は寮共同で、寮内にエレベーターなどはなく階段移動です。寮の管理人や清掃員が毎日部屋の外を掃除しているので、特別汚いと感じたことはありません。しかし、日本と違って部屋の床は土足で上がることもできるので、裸足で部屋の床を歩くことはできません。シャワーを浴びるときもスリッパを履いています。

 食事は安いもので一品1元(約16円)高くても十数元(約160~320円)です。校内の食堂だとより安く食べられます。校外で食べても、一人40元(約640円)あれば十分たくさん食べられます。

 公共交通機関やタクシーもたいへん安いです。この地域のタクシーは11元(約176円)~始まるので学生でも気軽に利用できます。私も公安局へ居留手続きをしに行く際に、タクシーを利用しました。バスは2元(約32円)~、地下鉄は二つ隣町までだと4元(約64円)ほどで行けます。また、1回1元(約16円)でどこまでも乗れる自転車が街の至る所にあるので、利用している人もいます。

【その他、課題など】
 授業以外の日常生活の中で、使用頻度の高い中国語はよく聞き取れますが、すべてを完全にはっきり聞き取ることはまだできていません。現時点では、話の文脈や状況に応じて推測して対応をしているので、聞き取れるようにしていきたいと思っています。

 食堂のキャンパスカードの残高が足りず困っていた時に、浙江大学の学生が助けてくれたり、病院では、受付から手続きまで看護師さんが手伝ってくれたりと、親身になってくれる人が多いと感じました。ここ杭州市は外国人や留学生が多くいるので、外国人に対する理解が高いのだと感じます。

 私はこちらで過ごしてみて、「習うより慣れよ」を実感しています。書面で座学で勉強することも学びだと思います。しかしながら、学習したことを生活の中で生かすことができなければ学んだことにはなりません。現時点で私はまだ十分に表現をすることができません。会話が足りていないと感じています。そのため、今後の課題は会話を中心に、活動を広げていきたいと思っています。

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