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留学プログラム

交換留学

朝鮮大学校(韓国)

  • 留学期間:2017年8月~2018年7月
  • 学部等:情報学部

留学して約5ヶ月が過ぎ、これまで経験したこと・感じたことを書きたいと思います。私自身留学経験は2度目で、2年生の夏に朝鮮大学校へのサマースクールに参加し、そこでのご縁もあって今回の留学が決まりました。振り返ってみれば、サマースクールでの経験が今の人脈であったり、良い影響になったと思います。留学先の大学は3万人規模の大きな大学で、近くには基本的に何でもあるのですが、カフェや飲食店などが立ち並ぶおしゃれなエリアもあったりするので、これらが大学付近に揃っているのは学生にとってありがたいです。また、校内はかなり広く高低差が大きいので毎日登山をしているみたいです(笑)
授業に関しては、初学期は韓国語力を伸ばしたかったので、韓国語の講義に力を入れて受講しました。授業は韓国語で韓国語を学ぶのですが、語彙や作文、ディベートなどの授業をとりました。私は静岡大学で情報学部在籍ですが、こちらの大学では心理学に触れてみたいと思い、相談心理学科を選択しました。次の学期からは相談心理学科の専門の授業をとるので着いていけるかやや心配ではありますが、さらに勉学に励みたいです。また、大学には日本人学生が全然いないので、韓国語を話す環境として自分はとても恵まれていると感じます。
生活面に関してですが、私は大学の寮に住んでいて、寮は校内に位置するため、移動も比較的楽です。寮内にはキッチンがないため料理ができないのは少し残念ですが、食堂、コンビニ、カフェ、ジムやスタディールームなどさまざまな施設があるので生活はしやすいです。日本での生活とは180度くらい違いますが、新しい経験なので新鮮に感じます。
次は記憶に残る思い出なのですが、10月にあった秋夕(チュソク)という大型連休のときに、韓国人の友人のお家に遊びに行きました。友人家族と一緒に名節に食べる伝統料理を作って、食卓を囲んで話をしたりしました。お母さんが作るご飯は感動するほど美味しくて、ずっとご飯を食べていたいくらいでした。その友人家族のおかげで韓国の家庭のあたたかさというものを感じられました。幸せなことに今でも定期的に遊びに行かせてもらっています。
また、時間があれば韓国国内の旅行にも行っています。地域ごとに人・食べ物・建物など特色があるので興味深いですし、特にわくわくするのは地元の人が使う方言を聞くことです。主に語尾とアクセントに違いがあるのですが、聞いているとその場所に来たんだなぁと実感が湧きます。韓国にいる間にいろいろなところを旅したいです。
海外での生活をしてみて、あらゆる点でより積極的になったという前向きな変化もありました。韓国にいる時は日本にいる時よりも、より外に出ることを心がけていて、例えば、何か行事や誘いがあったら参加したり、自分から提案してみたりなどするようにしています。そして、音楽サークルにも入ったのですが、11月にはサークル内の公演に参加してベースを演奏しました。演奏経験もなくまったくの初心者なのですが、やってみたいなと思い始めてみました。留学しているからこそ出来ることもあるので、出来ることはとりあえずやってみよう精神でいます。また、自分から出ていくことが何かにつながると思うので、意識的に出るようにしています。
今回の韓国での留学を通して、私がいかに恵まれた環境にいるか改めて感じさせられました。留学生活では自由が多く与えられていますが、もちろん自分の身は自分で守らなければいけませんし、自分が選択したことに対して責任を持たなければならないので、そういった点では日本にいる時よりも自分を律する姿勢が身についたと思います。また、おかげさまで大学の先生方も授業だけでなくあらゆる面で面倒をよく見てくださり、加えて、気の置けない友人もでき、本当にありがたく感じています。これらの経験は本当に財産だなと思います。今の留学生活は長い目で見ればほんのわずかな時間ですが、あとで振り返ったときに「あの時韓国に行って本当によかったなあ。」と思えるような、かけがえのない思い出を作っていきたいです。残りの留学生活も自分らしく、明るく元気に頑張ります!

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