静岡大学国際連携推進機構

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留学プログラム

夏季短期留学

朝鮮大学校(韓国)

  • 留学期間:2014年8月7日~25日
  • 学部等:人文社会科学部・情報学部

人文社会科学部 言語文化学科 1年 氏名 斉藤温奈

朝鮮大学校のボランティアの方たちにとても助けてもらいました。4月から授業で韓国語を習ってはいたけれど、まだほとんど分からない状態でとても不安でしたが、通訳してくれたり、道案内してくれたりと、本当に助かりました。留学というよりは文化体験や観光に近かったですが、だからこそ、韓国を目いっぱい楽しむことができました。同じプログラムに参加していた早稲田大学の学生は、韓国語ができる人が多くてとても刺激を受けました。また、早稲田大学の人と行動を共にすることが多く、交流することができたのも、良い経験になりました。私は辛いものが得意ではないので心配でしたが、辛くないものや、辛くても美味しいものが多くて、大丈でした。私は特に、かき氷のような、パッピンスというものが気に入りました。自由行動の日もあってショッピングもできたし、全体的にとても満足でした!

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人文社会科学部 言語文化学科 1年 氏名 半田芽生

・生活について
韓国と日本との間に時差はなく、気候も大差ないので過ごしやすかった。韓国の方々はみんなやさしく、困っていると親身になって助けてくれた。トイレなど日本のあたりまえが通用しないところも多々あり、最初は戸惑った。

・食べ物について
どの韓国料理もおいしかったが、基本的に辛い食べ物が多い。また、数人でシェアして食べることを前提として料理を出す店が多く、量が多かった。食べるときのマナーや習慣にも韓国と日本との違いが見受けられ、とても興味深かった。

・授業について
授業の後半は学力別に分けてくれたが、前半は少しレベルの高い授業をみんなで受けたのでついていけず、毎回頭がパンクしそうだった。日常生活に韓国語を取り入れたり、友達とカフェで予習復習をしたりして、今までで一番韓国語に専念でき、良い経験になった。

 今回のプログラムに参加したメンバーは国籍も年齢も幅広く、たくさん刺激を受けた。語学学習を頑張るみんなの姿を見て、自分ももっと頑張らねばと思い、語学学習へのモチベーションを高めることができた。今回の留学を通して、語学以外にも多くのことを学ぶことができ、とても良い経験になった。次の長期留学にこの経験を活かしたい。

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人文社会科学部 社会学科 2年 氏名 施韵秋

 韓国短期留学の情報は同じ留学生の陳君に教えてもらったのです。韓国語を勉強していて、韓国友達もいる私にとって、これは絶好のチャンスではないかと思いましたが、最初は、自分が日本人じゃないのに本当に参加できるのかと悩みました。しかし、国際交流センターに聞いたら、外国人も参加できるよと返事してくれました。このような二重留学ができるなんて、私は静大にも朝鮮大にも本当にありがたいのです。
 三週間くらいの短期留学はあっという間にすぎました。韓国語の勉強はもちろん、文化の体験もいろいろできました。非常に充実した旅でした。たとえば、韓服の着ること、テコンドー、伝統的ミュジックと遊び、韓国料理も体験できました。全州の旅行とホームステイもとても貴重な経験です。
 しかし、この旅の中に、一番印象に残ったのは韓国人の人情味でした。
 最初から最後まで招待してくれたのはISSプログラムの担当者、ヨウシンさんと六名の朝鮮大で日本語専攻をしているボランティア学生達でした。皆さんの日本語とても上手でした。空港まで迎えてくれて、そして、毎日あちこちへ連れてくれて、ずっとそばにいて、通訳してくれて本当に大変だと思います。
 私は、韓国語は勉強した事あるが、韓国語で会話することは全然できなかったし、日常も無口な人なので、韓国人のボランティアに話しかけるのは全然苦手でした。でも、韓国人のボランティアはいつも私に対して優しくしてくれました。特に、感謝したいのは、ヨウシンさんのことです。
 実は、旅行中でも二つの悩みを抱いていた。一つは奨学金のことで、もう一つはインターネットを通じて国に応募している新しい仕事のことでした。留学期間中に、突然学務部からメールが来て、奨学金申請の締め切りは8月25日で、つまり、留学の最終日のことでした。往年は9月からでしたが、今年はより早く始めたのです。とても大事な奨学金なので、申請書類の印刷と申し込み作文もこの間に完成しなければ行けないのです。慌ててどうしようどうしようと悩んた後、ホームステイ先のヨウシンさんに相談しました。ヨウシンさんは書類は印刷してくれると言ってくれました。そして、次の日はすぐ書類を渡してくれました。本当に親切の方ですね。困る事に助けてくれてほんとうにありがとうございました。
 留学期間中で悩みがあるせいで、きちんと活躍して皆と交流することがあまりできなかったので、感謝の気持ちはいっぱいながら、本当は申し訳ない気持ちも結構抱いているのです。
 この短期留学のおかげで、韓国文化が体験できて、韓国人の優しさも味わえて、そして、いろいろな美しい風景も見られました。これらの経験は一生も忘れない思い出だと思います。将来もきっとまた韓国に行きたいと思います。静大国際交流センターと韓国の皆さんお疲れ様でした。

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人文社会科学部 社会学科 2年 氏名 Ma Chu Thet Lel

 韓国の留学先に着くまでの間にまずは日本人学生との海外への旅の体験ができた。勿論、3週間一緒に勉強したので留学先に到着後も、日本人と韓国人の行動や考え方の違いが見られた。韓国人は何でも速く進むように注意を払うのである。場所の移動も食事をするのもとても速いのである。日本人とは違ってとても速い。レストランや食堂に入ると速く注文しろうと言わんばかりにずっとそばに立ちっぱなしでちょっと時間がかかるとため息をする様子が見られる。それに対し日本人はメニューを見て注文の迷いに時間をかける。どちらが良くてどちらが悪いとは言えず、どちらもが文化であってとても勉強になる。ここまでは日本代表の学生たちと韓国代表の学生たちの行動や現地の人々の行動から分かった日本と韓国の違いを体験したことである。次からは3週間の間に自分がやったことや習ったことを書きたいと思う。
 私たち静岡大学性を含め早稲田大学性と朝鮮大学生で23名が3週間一緒に韓国語の勉強をし、一緒に韓国の文化を体験した。平日は午前9時から3時間韓国語の勉強をして午後は韓国文化体験をした。勉強は1時間おきに10分ずつ休憩を入れて勉強するのである。最初の2時間は文法とテキストの勉強をして、最後の1時間はテキストの中の会話を練習することである。12時から1時までは昼食であって、大学の食堂で本番の韓国料理とご飯を韓国スタイルで食べるのである。韓国で食事をするときは朝も夜も食堂も問わずキムチが出るのである。しかも、2~3種類も出るのである。そして、そのキムチにはそれぞれの名前があってキムチとは呼ばないそうである。初日はキムチを美味しく食べたが2日目からはあまり食べたくないという人もいたが私はキムチ大好きな人間なので毎日たくさん食べた。3週間の中にアウトドアツアーもあってとてもよかった。学校の宿舎では2人部屋だったのでプログラム時間外の交流が少なかった分学校外でのツアーでは皆色々話ができて面白かった。
 韓国の文化体験では色々なことが入っていた。テコンドー、韓服を着て韓国の伝統的な結婚式体験、伝統的な音楽、踊り、ゲーム、料理法など色々だった。その中の一番気に入ったのを選んでと言われたら困るぐらい全部がよかったのである。韓国の料理法を学ぶことで、自炊している私には、自分でできそうなおかずの種類が増えたので嬉しかった。テコンドーや踊りは体を動かすことで気持ちよく過ごせて楽しかった。日曜日の自由時間もあったため、お土産を買うための時間もたっぷりあった。ボランティアの学生たちのおかげで、光州市市内の食堂や市場なども見回れてよかったである。
 韓国語の授業は私にとって難しかったが、先生が優しくて友達みんなが支えてくれたため最後まで受講できた。ハングル文字さえ読めなかった私は韓国能力試験3級レベルのテキストで教えられるためビビッていたが、なんとハングル文字が読めるようにはなった。ただ簡単な言葉さえ覚えればいいと思っていたことが、ハングル文字まで読めるようになってうれしかったである。
 勉強や文化体験で楽しかったこと以外に、また楽しかったことはホームステイのことだった。私がホームステイすることになったところは学生の家ではなくインターンのお姉さんの家だった。その家に振り分けられたのは、私ともう一人の日本人学生と一緒だった。その家にはインターンのお姉さんの兄弟4人と、お父さんとお母さんで全員6人家族が暮らしている。お父さんもお母さんも優しくて、お姉さんを通訳者にし話を交わってくれた。お兄さん2人と妹さんも言葉が通じないにもかかわらず、韓国語~日本語アプリを通じて夜3時まで飲み会をして、色々な話をしてくれた。家族と一緒にボーリングもしたのである。私はボーリングが初めてだったが、昔プロだったあのお父さんに教えてもらって、ボーリングが楽しく、うまく遊べた。2番目のお兄さんはテストがあったためボーリングや食事は一緒にできなかったが、他の全員は一緒にしてくれた。一生忘れられないひと時だった。
 帰りは2泊2日間ソールで遊んできた。ソールでもまた色々見回って、美味しいものをいろいろ食べた。その時その時の韓国語でのプチ会話もできて楽しかった。南大門市場でお土産を買い、爆発しそうなスーツケースを持って日本に戻ってきた。
 短い3週間だったが、とても充実な留学だった。勿論、個人的にいろいろ心配することもあったが、何をしても積極的に参加できたので楽しく過ごせた。一緒に旅した及び留学した仲間にも支えられてありがたく思っている。そして、引率の先生と、静岡大学国際化の方々や韓国の先生方、ボランティアの学生たちみんなに感謝している。今後も時間とお金に相談して、またチャンスがあれば参加したいとも考える。

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情報学部 情報社会学科 2年 氏名 鳴海幸那

8月7日から25日までの約3週間、朝鮮大学校のサマースクールに参加しました。様々な経験をし、とても充実した濃い時間を過ごすことができました。
第二外国語で韓国語を履修していて、韓国語を勉強することが楽しく、授業の延長としてもっと韓国語を学びたいと思い、参加を決めました。また、私は食べることが好きなので、韓国料理も楽しみの一つでした。
朝鮮大学校のキャンパスはとても広くて綺麗でした。キャンパス内はバスが走っていて、広い芝生やバラ園もありました。図書館は建物の1階から7階まであり、図書が充実していました。
プログラムの内容は基本、午前中は韓国語の授業を受けて、午後からはみんなで観光地に行ったり文化体験をしたりしました。毎日新しいことを経験できて、楽しかったです。夜や土日にはフリータイムもあるので、自由に買い物に行ったりできます。大学の周りにも繁華街にも化粧品屋さんが多くて、さすが美容大国だなと思いました。
授業は、3時間のうち2時間はみんなで同じ授業を受けました。教科書の文法を1日2つずつやりました。教科書は中級者用で、全てハングルで書いてあり、貰ったときは焦りました。さらに静大での授業では習わない文法ばかりでしたが、先生が韓国語と日本語を混ぜて説明してくれたので、分かりやすく、ついていくことができました。静大での授業では習わない文法ばかりでしたが、最後の1時間は能力別でした。“初心者orそれ以外”という感じでした。事前にクラス分けテストがあり、私はギリギリ後者のほうに入りました。そこでは、3~4人の日本人+1人の韓国人のボランティア学生で班を作り、教科書に載っている会話文で発音練習をしたり、訳したり、自分で文を考えたりしました。授業は日本のように机が列になってみんな前を向いた固い感じではなく、3~4人でグループ学習のように机をくっつけてやりました。先生の話を聞くだけでなく、相手の目を見て会話練習もしました。韓国では幼稚園のころからこういう学習(授業)スタイルが多いそうです。
午後からの文化体験では、テコンドー、民族舞踊、チャプチェ作り、映画鑑賞などをしました。私が特に印象に残っているのは、サムルノリと韓服体験です。サムルノリとは韓国の伝統的な楽器を使った現代音楽です。今回の体験では、「チャング」という太鼓を演奏しました。右側はバチで、左側は平手で叩きます。独特のリズムに合わせて、バチだけ・手だけ・両方を叩きます。リズムを覚えたら、先生が歌を歌いながら私たちが演奏しました。韓服体験ではチマチョゴリを着ました。チマチョゴリはシルエットがふわっとしていてかわいいです!目上の人に対してのお辞儀の仕方を習ったり、昔の結婚式の再現をしたりして、とても良い経験になりました。
授業にも文化体験にもなんでも、韓国人ボランティアの学生がついてくれて、移動を誘導してくれたり、食べ方を教えてくれたりして私たちをサポートしてくれました。ボランティアは朝鮮大学校の日本語学科の学生さんなので、日本語がとても上手です。私たちの意向を優先して考えてくれました。
しかし、昨年やおととしの体験談をきくと、マンツーマンでボランティアの学生がついていたそうなのですが、今年はそういうパートナー制はありませんでした。私は、パートナーといろいろ回ったり、マンツーマンで会話練習したり……というのを期待し楽しみにしていたので、残念でした。
韓国にいた3週間、韓国料理を満喫することができました。キムチ、ジャジャン麺、パッピンス(かき氷)、チキン、冷麺、プルコギ、ビビンバ、タッカルビ、チヂミ、キンパ、カムジャタン……。大学の周りには食堂が多くて、いろいろなものを食べることができます。どれも美味しくて、しかも日本より安いです。個人的に、タッカルビとパッピンスがオススメです。韓国の食堂では、メインの料理の前に、キムチやサラダなどの小鉢がいくつか出てきます。料理は「大皿(鍋)を3~4人でシェアして食べる」形式のものが多かったです。食べ残しても、マナー違反にはなりません。食事の文化の違いなのだなと感じました。私は学食で食べることも多かったのですが、学食はバイキング形式で、自分の好きな量を取って食べることができます。外食に比べると味は劣るところがありますが、1食3000ウォン(300円くらい)で食べられました。学食も毎食キムチがあります。いやがおうにも毎日辛いものを食べることになると思います(笑)
買い物をしたりタクシーに乗ったりと、現地の人とコミュニケーションを取る中で、ネイティブの会話は早くてあまり理解できませんでした。このプログラムを通して、自分はまだまだ韓国語は分からないことだらけだなと分かり、これからもっと韓国語の勉強を頑張りたいと思いました。でも、耳が鍛えられ、少しだけど話すこともできたので、留学に行く前よりは確実に韓国語の能力はあがったと感じています。海外で生活して、自分に少し自信を持つことができました。また韓国に行きたいです。授業だけじゃなく、観光も食事も生活の何もかもが学びの場となります。韓国に少しでも興味があれば、ぜひ行ってみてほしいです。思い出に残る3週間となりました。ありがとうございました。

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