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留学プログラム

交換留学

慶北大学校(韓国)

  • 留学期間:2017年3月~12月
  • 学部等:人文社会科学部

私は現在、韓国、大邱広域市にある慶北大学校に留学させていただいております。大邱はソウル、釜山に次いで韓国で3番目に大きい都市であり、大邱国際空港へは日本の主要な空港から直行便が運航されているため、日本からのアクセスがとても優れています。私は大学の寮に住んでいるのですが、寮の中にコンビニエンスストアがありますし、授業が行われる教室へ5分ほどで行くことができ、大学の周りには学生向けの食堂がたくさんあるため、とても生活しやすい環境だと思います。バスに乗って駅前まで行くとデパートなどが立ち並んでおり、ショッピングを楽しむこともできます。
 慶北大学校へは世界各国からの留学生が集まります。中国からの留学生が多いのは想像していたのですが、フランスからの留学生も非常に多く、大きなコミュニティを形成しています。留学の目的は人それぞれで、私達日本人は韓国語を学びたくて来た、という学生が多い印象で、中国やイタリアの学生は大学での専門が韓国語という人が多いです。一方、韓国語にはそれほど興味はないがアジアの生活や文化を経験してみたい、という人や、工学やビジネスなどの自分の専門分野を韓国で学びたい、という人もいます。
 私は留学当初、韓国語が話せない状態だったのですが、様々な手続きや他の学生とのコミュニケーションなど、英語に助けられた場面が非常に多く、英語を学んでおいてよかったと感じるとともに英語が世界の共通言語であるということを改めて感じさせられました。政府の英語教育に対する方針や学生の英語に対する意識は日本とすごく似ていると感じます。学生でしたら英語がよく通じますし、英語を学びたいという学生も多くいます。英語のクセも日本人のものと非常に似ており、日本人にとっては理解しやすいです。英語を流暢に話す学生は日本より多いように感じました。そういった学生は帰国子女だったり、高校で留学経験があったりするそうです。
 交換留学も折り返し地点となり、残り半分の留学は韓国語をより勉強したい、というところなのですが、なかなか現地の学生との繋がりが少ないのが悩みです。あまり想像していなかったのですが、留学生という立場になると、授業を一緒に受講するのは留学生です。正直韓国語が話せなくても生活できることに気づいてしまいましたし、自国ではなく現地で言語を学ぶメリットとは何なのだろうかと考えてしまうのですが、少ないとはいえ、現地の人と話す機会はやはり留学のほうが多いです、多いはずです。他の留学生と接して英語を話す機会が増え、英語でのコミュニケーションに慣れたことは良いことだと思うのですが、私は韓国語を学びたいという気持ちの方が少々強いので、後期はアクティブに、現地の学生と交流したいです。

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