静岡大学国際連携推進機構

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留学プログラム

交換留学

慶北大学校(韓国)

  • 留学期間:2015年3月~2015年12月(10か月)
  • 学部等:理学部化学科

2016 年 1 月 3 日

 韓国、大邱にある慶北大学校に10か月間留学させていただきました。
 まずは、大学生活について紹介したいです。はじめて慶北大学に到着した時は大学の大きさに驚き、学期が始まってからは教育システムのよさを感じました。外国人留学生の受け入れ態勢もしっかりしています。交換留学生一人一人に、バディーと呼ばれる外国語が堪能な韓国人学生がつき、韓国での生活をサポートしてくれます。わたしも日本語が上手なバディーがおり、大邱初日には東大邱駅という電車の駅までバディーがお迎えに来てくれました。日本人には日本語が上手なバディーがつくようです。バディーとはすぐ仲良くなり授業登録、生活用品の買い物など韓国生活に慣れるまでたくさん助けてもらい、それだけでなく友達として、旅行や、市内に遊びにも行きました。最初は日本語で話をしていたのですが、わたしが韓国語を学び、半年後には全部韓国語で話せるようになり嬉しかったことを覚えています。日本に帰ってきた今でも、たまに連絡を取り合っています。
 慶北大学にはいろいろな国からの留学生がおり、多くの国の友達ができます。左下の写真は、そんな留学生の友達、韓国人の友達と一緒に釜山に旅行に行った時の物です。釜山の有名な観光地、ヘウンデビーチで撮ったものです。

 また、インターンシップ制度もあり交換留学生は申請すれば、韓国でインターンシップの経験ができます。わたしは、1学期にゲストハウスでインターンシップをしました。下の写真はインターン先のゲストハウスで、日本パーティを開いた時のものです。子供たちも来てくれ、日本の福笑を紹介しました。
 他にも、自分のやりたいことに応じて一年の間に多くの経験ができると思います。わたしは、サークル活動、Language exchangeなどを行っていました。受講しなかったのですが、英語で開講される授業も多岐な分野にわたってあり、自分の専門科目を深めることもできると思います。
 もう少し広い視点で、大邱について紹介します。大邱は、ソウル、釜山に次ぐ都市で、日本でいえば名古屋よりやや小さいぐらいでしょうか。住んでみれば、非常に居心地がよいと思います。交通費が安く、市内に出ればショッピング、映画、カラオケが楽しめます。市内まで行かなくても、大学の周りは栄えているため、大学にいるだけで十分に楽しいです。気候は、大邱が内陸に位置しているため、夏は暑いです。大邱の人たちが、何度も夏が暑いという話をしていました。デグがアフリカ(韓国語でアプリカ)のようだという意味で、デプリカという言葉もたびたび耳にしました。私は、岐阜県出身で、岐阜の方が暑く、大したことないのでは、と思ったのですが。
 食事は、個人的に辛い物が好きだという理由もありますが、本当においしいです。辛くない食べ物も多いです。イタリアンや日本食のお店も多いです。サムギョプサル(焼き肉)は日本でも有名かと思います。基本的には大学の寮の食堂で食べられるのですが、友達と外に食べに行くと楽しいと思います。
 以上が、韓国での留学生活の紹介です。以下はわたし個人として、自分の留学生活を振り返りたいと思います。課題も残りますが、自分が留学中にやりたかったことを全力でやりきったと思っています。また、自分から積極的に行動できたことが成果だと思います。Language exchangeも友達にやり方を聞き、学校のホームページにある掲示板を使って募集をかけたところ、何人もの韓国人の学生から連絡をもらえました。また、語学がある程度上達した2学期には、専門科目の授業を韓国の学生とともに受講しました。韓国語で化学を学ぶのは難しかったですが、海外で自分の専門を学ぶという経験は新鮮でした。10か月経ち、日本に帰るときに、本当に多くの友達が連絡をくれました。
 わたしは、春から静岡大学で4年生がスタートしますが、韓国の経験は必ず生きてくると思います。韓国で、仲良くなった友達やお世話になった先生方、また留学に行くときにご協力いただいた静岡大学の先生方やご両親に感謝しながら、また、この先の目標に向けて進んでいきたいです。

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