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留学プログラム

春季短期留学

北京華文学院(中国)

  • 留学期間:2015年2月26日~3月18日
  • 学部等:人文社会科学部・教育学部

人文社会科学部 言語文化学科 1年 佐藤由来香

 はじめに、私はこの短期留学に参加して本当に良かったと感じています。私は今まで海外はおろか飛行機に乗ったことさえなかったので、初めての中国に期待も不安もたくさんありましたが、とても良い経験になりました。
 まず渡航前の準備ですが、事前説明会が何度かあり、そこで旅行会社の方にビザをお願いしたり海外保険についての説明を受けたりします。持ち物は「学校の寮の備品リスト」があったので、それを元に準備しました。しかしその備品リストも全部中国語で書いてあったので、自分で辞書を引いたり友達と協力しながら調べて用意しました。結論から言うと、服以外はそんなに荷物は必要なかったです。留学先の学校の寮はホテル並みにきれいで、タオルや歯ブラシや使い捨てのシャンプーなどは備え付けてあり、パジャマとドライヤーがあれば十分かなと思いました。事前に「水に流せるティッシュは大量に持っていった方が良い」と言われていたのですが、部屋に毎日トイレットペーパーが補充されるので、普通にポケットティッシュとして使う分だけあれば大丈夫でした。逆に無くて困ったのがハンガーです。洗濯機はあったのですが乾燥機はなかったので、洗濯物は部屋に干さなければならず、ハンガーはある程度必要です。他にも薬関係はあった方が安心です。みんな慣れない環境で疲れもたまり風邪をひいたので、風邪薬は必要だと思います。
 さて授業についてですが、私たち6人に担当の先生が1人ついてくださって、とても丁寧に授業をしてくれました。基本は全て中国語で、時々英語を交えながら説明してくれます。中国に来たばかりの頃は全く聞き取れなくて何度も何度も聞き返していましたが、それでも先生は私たちに分かるよう簡単な言葉を選んで伝えようとしてくれるので、だんだん相手の言っていることが理解できるようになりました。休み時間には中国で流行っている曲を教えてくれたりと、とても楽しい雰囲気の中で中国語の勉強が出来ました。午前中は中国語の授業で、午後は書道や絵画や工芸、中国の映画鑑賞といった文化面の授業でした。餃子づくり体験もあり、太極拳の授業では体中が痛くなりましたが、それも今となっては良い思い出です。
 他にも万里の長城や故宮やオリンピック公園など、様々な観光名所に行けたのも、とても良い思い出になりました。ただ行くだけではなく、先生がその名所の歴史やエピソードなどを紹介(もちろん中国語で!)してくれるので、ただ感動して終わるだけではなくちゃんと勉強にもなります。自由時間がある日には、自分たちだけでバスに乗り地下鉄に乗って、買い物に出かけたりも出来ます!実際に町に出てみて分かったのは、中国では道路から建物まで、ありとあらゆるもののスケールが大きいという事。これは自分で実際に見てみないと分からない事だと思いました。
 また北京華文学院には外国人の学生が多く、いろんな国の人と友達になれました。放課後みんなで一緒にバレーをしたり、北京ダッグを食べに行きました。タイ人の女の子からは、私たち6人の似顔絵を描いてもらいました。
 私は最初「3週間で語学力が上がる訳ないよな…」と思っていましたが、実際に3週間中国で過ごして、自分の中国語のレベルが上がったと感じています。文法を学んだとか新しい単語を覚えたとかではなく、なんとかして「自分の言いたいことを相手に伝えようとする力」が上がったと思います。事実、最初の自己紹介では名前だけ言って押し黙ってしまった私が、帰りの北京空港では「アイスコーヒーを注文したのに、伝票に書かれてないです」という事を英語と中国語交じりで伝えられるようになっていました。
 もちろん、良い所が全てではないし、日本の方が良い所もたくさんあります。しかしそれは実際に行ってみて体験しないと分からない事だと思います。私は中国語を学べたこと以上に、中国の空気を肌で感じられたことがとても良い経験になったと思っています。

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人文社会科学部 言語文化学科 1年 小池あかり

 私が留学に行きたいと思ったのは、ただ中国語の授業が楽しいからという理由でした。中国語の勉強が楽しく、力を入れていたので、せっかく安価で中国に行けるのだったらこの機会に行ってみたいと思ったからです。観光地にも行けるということから初めての中国を楽しみにしていました。向こうに着いてから数日間は慣れない環境や思うように通じない言葉に疲れが溜まり、早く帰国したいと思うこともありました。しかし宿泊先の寮は想像していたよりも綺麗でストレスを感じることなく体を休めることができました。初めは耳慣れず、聞き取ることができなくて焦ってしまっていた中国語も、先生が繰り返しゆっくり発音してくれることで少しずつ落ち着いて聞くことができるようになりました。向こうの大学の先生がジェスチャー、英語、時には日本語を交え、私たちが理解するまで根気強く説明してくださいました。寮生活の中で他国から私たちと同じように留学に来ている生徒達と知り合い、スポーツや食事を通して交流を深めました。違う文化に触れることができてとても楽しく、興味深かったです。また、楽しみにしていた観光にもたくさん出かけることができました。バスや電車に乗って移動する時には中国の街並みを見ることができ、異なった文化の空気を感じました。日本で当たり前だと思っていたことが中国では違うという文化の差もまた興味深かったです。いくつか訪れた場所で私が一番感慨を覚えたのは万里の長城でした。写真や映像では何度も見た事がありましたが、実際に行ってみなければあの迫力は味わえないと思います。急な段を息を切らせながら登っているうちに、いろいろな国の観光客とすれ違いました。初めて顔を合わせた私たちは声をかけて励ましあい、ともに写真を撮りました。万里の長城を登るという同じ目的の下、国境を越えて通じ合えたのが感じられました。さらに高く登れば人はほとんどいなくなり、黙りこむと風の音以外は聞こえなくなりました。見下ろすと、地上ははるか遠く、小さく見えました。自分の足で登ったからこそ大きな感動を得られたのだと思います。正直なところ、たった三週間では中国語の上達はそんなにしないだろうと思っていました。しかし、分かる単語が日々少しずつ増えていき、会話のようなものができるようになっていきました。伝えたいことが伝わった時の喜びは筆舌に尽くし難いです。名残惜しくもたった三週間で帰国しましたが、短い期間だったものの中国で生活し、中国語でコミュニケーションをとっていたということは私の自信に繋がりました。また、中国語をもっと話せるようになりたいという気持ちも強まり、勉強を続けていく決意が固まりました。今回の経験で実際にその地に訪れることの大切さを学びました。多くの学生が他国へ赴き、国内にはない様々な出来事に出会ってほしいです。

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人文社会科学部 言語文化学科 1年 小林由依

 まず、私がこの中国短期留学に参加することになったきっかけは、初修外国語の中国語の授業で1年間受けていたことである。せっかく1年間学んだのだからさらに中国語のレベルをあげたい、中国の文化に触れてみたいという気持ちから、留学へ行くことを決意した。
 実際に中国へ行ってみると、日本との違いに驚くことが多くあった。バスの乗り方や買い物の仕方など、慣れないことがたくさんあった。しかし、毎日新しい発見があり、とても新鮮だった。授業も先生方は私たちのレベルに合わせて教えてくださり、楽しく学ぶことができた。後半からはタイ人の留学生と一緒に授業を受け、日本やタイの話をすることができた。私たちが滞在した北京華文学院には、様々な国から留学生が来ていて、休み時間や食事の時に交流することができる。仲良くなった人たちと、学校の外にあるお店へ北京ダックも食べに行った。この学校には中国人とだけでなく、オランダ人やブラジル人、フランス人など様々な国の人がいるので、様々な話が聞けてとても有意義な時間を過ごすことができる。授業のない日は、中国の学校の先生と一緒に北京の観光地巡りをした。万里の長城や、天安門、故宮など普段テレビや本でしか見たことのないようなところを観光することができた。実際に行くと景色の美しさや建物の大きさに圧倒されっぱなしだった。他にも餃子づくりを体験したり水墨画を描いたりと、文化体験も充実していた。
 今回の中国短期留学では語学の勉強ももちろんだが、中国の文化や生活に触れることができたという印象も強い。語学勉強は1年生でやってきたもののレベルをさらに上げることができたと思う。文化面では日本のテレビで報道されている中国のイメージが、必ずしも正しいというわけではないということを感じた。中国人は私たちに優しく接してくれ、わからないことも丁寧に教えてくれた。実際に行ってみないとわからないこともあると思う。そして、中国での体験を通してさらに中国語の勉強をしっかりやりたいと思うようになった。中国では自分の言いたいことをうまく相手に伝えることができないということが何回もあった。それは自分にとってとても悔しいことだった。もしまた行く機会があったとしたら、その時には自分が言いたいことは話せるようになっていたい。私の今回の留学は、初めて知ることが多すぎてとても充実していた。日本にいるだけでは知れないこと、中国でしか知れないことを知ることができた。約3週間だったが、有意義な時間を過ごすことができたと思う。

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人文社会科学部 言語文化学科 1年 上野愛美

 私たち、短期留学班は約3週間北京華文学院の学生寮に滞在し、学院で中国語、中国の文化を学んだり、時には北京の名所を見学したり、商店に行ったりといった活動を行ないました。学院での授業は、午前中は主に中国語で中国語を学びます。内容としては、大学の初修外国語で学んだ基本文法や、自己紹介や買い物で使える会話などの日常会話です。初めの数日間は慣れていないため、あまり聞き取れず難しく感じましたが、日に日に現地の先生の仰っていることが分かるようになり、自分の成長が実感でき、楽しく感じられました。午後には文化を学ぶ授業があり、中国画を描いたり習字をしたり、工芸品を作ったり、映画を見たり武術を体験したりします。いずれの授業でも、先生方が大変優しいので気負わずに楽しく活動できます。また、同じ時期に他の国からの学院に留学している方や、食堂などで働いている方などとの交流を通しても中国語のスキルアップが図れるので、華文学院はとてもよい学習環境が揃っているように思います。校外学習では、万里の長城や頤和園、北京オリンピック公園、故宮などの名所を見学し、中国の歴史や文化についても学ぶことができました。わたしの場合は中国の歴史についての事前知識が少なかったので興味を持つきっかけにはなったのですが、もう少し知識があればより有意義な体験になったのではないかとおもいますので、今後行かれる方には予め中国の歴史についての知識を増やしておくことをお勧めします。留学に行く前は中国の食べ物が口や体に合わないのでは、と心配だったのですが華文学院の食堂での食事は私にとってはとてもおいしかったですし、各自でとりたいものをとるセルフ式であり、料理の数も豊富でしたので食事の面で困ることはありませんでした。また、北京では小麦粉料理が多いそうで、日本ではあまり見ないような蒸しパンのようなものが毎食主食としてだされていたり、元宵節という中国のお祝いの日には伝統的にその日に食べる団子がでたりと、毎回の食事を通して中国の食文化についても知ることができたように思います。
 3週間の留学で中国語がペラペラになるかといえば、正直そんなことはないと思います。しかし、実際に現地に行ってみないと授業で習った挨拶の言葉や単語などがどの様に、どんな場面で使われているか知ることができず、せっかく中国語を学んでも相手に伝えるためのツールとして使うことは難しいのではないかと思います。また、中国は空気が汚いとか、中国人は怖いとかマイナスイメージが目につきがちなように思いますが、実際に行ってみると、思っているほど空気が悪いわけではなく、きれいな青空もみることができるし、現地の方は優しく、積極的に話しかけてくれる方が多かったという印象を受けました。
 3週間という短い期間でも、得られることはたくさんありましたし、とても楽しい経験ができました。これからも、中国語を積極的に学んでいこうと思います。

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人文社会科学部 言語文化学科 2年 山田祐莉

 2月26日から3月18日まで、私は北京華文学院での短期留学に参加しました。3週間という短期間ではありましたが、中国語学習面だけでなく文化体験や観光の面でもとても有意義な経験となりました。
 まず、華文学院での生活について、学習と生活全般に分けてお話ししたいと思います。学習面では、水曜日と木曜日を除いた周5日の午前中が中国語の授業に充てられていました。先生が私たちの苦手や疑問に一つ一つ答えながら授業を進めて下さり、とても分かりやすい授業でした。最初は今までの復習にあたる内容から始まり、自己表現の力を伸ばすことのできる授業内容だったと感じます。また、全体的に筆記よりもスピーキングに重点を置く流れで、発音もその都度練習し、改善出来ました。全体を通して、苦手意識を持たず、楽しく中国語能力を高めることが出来たと感じています。
 文化体験の授業は内容がとても豊富でした。餃子作りや書道、国画、手工、武术,映画鑑賞に至るまで幅広い内容を実際に体験できたことはとても貴重な経験だったと思います。特に、皆で餃子を包み、自分たちで包んだ餃子を食べたことは非常に楽しい体験でした。
 生活全体においても宿舎での快適な生活と食堂でのおいしい食事に満足していました。宿舎には1人ずつに机と椅子があったので、自習環境としてもとても快適でした。また、食堂では毎日多彩なメニューが並べられていましたし、食堂の方々がいつも私たちに気配りをして下さり、おいしく楽しく食事を頂くことができました。また、生活での不具合には常に対応して下さって、安心して滞在することができました。
 次に、観光についてですが、短期間で北京を満喫できたと思います。最初の休みには、頤和園と王府井、首都博物館と旧校舎近くの天意を訪れました。歴史と共に巨大で荘厳な建造物や絵画など中国古代の美意識を肌で感じました。また、次の休みには故宮・天安門と天坛,奥林匹克公园を巡り、中国雑技も鑑賞しました。そして、万里の長城に登ることもでき、貴重な体験になりました。また、自由活動の時間を利用して、先生の人脈もあり、北京大学を見学したり、涮肉を御馳走になったりと非常に楽しく有意義な時間を過ごしました。北京の地下鉄を私たちだけで乗り継ぐことができるようになったことは1つの成果だと感じています。そして、短い滞在中に北京烤鸭を2度食べたことはとても印象深く思い出に残っています。
 このように、北京華文学院への短期留学を通して、中国語学習はもちろん、その他にも文化体験や観光等中国の文化に幅広く触れる事ができて、非常に充実した日々を過ごすことができました。華文学院では、たしかに中国人学生と交流する機会にはあまり恵まれていないかもしれません。しかし、先生方やタイ、オーストラリア等の各国の学生さん、留学中の日本人の方々等、本当に様々な人々と知り合い、交流することができて、そこに、この学校ならではの魅力を感じました。
 日本のメディアで見聞きする中国と、実際に自分の目で見た中国はやはり異なるものでしたし、何よりも先生方をはじめ現地の人々の温かさに感動しました。また、中国について理解を深めると同時に日本の良さや特色に改めて気付く機会にもなりました。留学を終えてみると3週間があっという間の出来事でしたが、この短期間に多くのことを学び、多くの大切な出会いがあり、多くのものを実際に見て感じることができたことは、自分にとって大きな糧になったと感じています。今後、華文学院での経験を忘れずに中国語学習を継続し、一層中国に関心を向けていきたいと思います。最後に、華文学院の先生方や一緒に滞在してくださった張先生、北京大学を案内してくださった李先生他多くの方々に本当に感謝しています。

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教育学部 学校教育教員養成課程 4年 澤野友規子

 大学4年生の春休み。来月から企業へ就職、というこの時期に、私がこの短期留学プログラムに参加したのは、単に「卒業旅行として」という理由だけではありません。「今後、一人で中国語の勉強を続けていく上で、自分のモチベーションを上げるきっかけになったら」という気持ちと、「小さいころから憧れていた中国という国を自分の目で見たい」という気持ちがありました。
 当初私たちのクラスは6人で1人の先生がつき、授業をして下さいました。授業内容は、大学で勉強したものに加えて、少し応用した文法が入る程度で、それほど難しいと感じることはありませんでした。先生方も私たちが内容を理解しているかについてとても気を配って下さり、私たちが理解していないと気づくと、違う言葉で表現したり、英語を使ってみたり、絵や写真を使って表現することもありました。途中からタイの留学生と一緒に授業を受けることになりましたが、彼らとも主に英語で話しながらコミュニケーションをとり、楽しく授業を受けられました。文法の授業だけでなく、手工や書道、武術などの授業を受けることができ、日本とは違う授業内容がとても新鮮で、面白かったです。
 また授業だけでなく、校外学習のような、観光地をまわる日も設けられていました。私たちは頤和園や万里の長城、故宮などの観光地を巡ったり、雑技団を鑑賞しました。日本ではテレビや写真で見たことがある程度だったので、間近で見られて本当に感動したのを覚えています。
 生活面について、私たちは学生寮で生活していました。部屋は二人部屋で、寝室やトイレはホテルのように綺麗でした。しかも1日1回部屋を掃除して下さるので、生活面での不自由を感じることはほとんどありませんでした。私はシャンプーや洗濯用洗剤、ティッシュなどの消耗品は持っていかなかったのですが、必要なものは全て近くにあるスーパーマーケットで揃えることができました。
 そして食事の面については、私達は学校内にある食堂で頂いていました。バイキング形式で、料理の種類が多く、どれもとても美味しかったです。食堂のおばさん達も気さくな方で、私たち6人の為にお茶を用意して下さったり、「今日はどこへ行ってきたの?」「(料理が)美味しかったらまた取りに来てね」とよく声をかけてくれました。
 華文学院は外国からの留学生がメインの学校なので、オランダやタイ、フランス、ブラジルなど、多くの国の学生と仲良くなることができました。彼らとバレーボールをしたり、一緒に学校外のレストランへ出かけたりすることもありました。私はリスニングが苦手だったので、何度か聞き返すことが多く、そのたびに勉強不足を痛感しました。しかし、英語と中国語を混ぜて話したり、落書き帳を使って会話したりして、普段とは違ったコミュニケーションを楽しむこともできました。
 今回の留学の成果ですが、自分の言いたいことを思い浮かべてから中国語で話すまでの頭の中で考える時間が格段に短くなったと思います。他の留学生と話す時、「英語で話すよりも中国語の方が言いたいことが言えるのに」と感じることも増えてきました。また、中国語の聞き取りも日本で勉強していた時よりも上達したなと思います。毎日多くの単語が耳に入ってくるため、聞いてから意味を理解するまでの時間が減ったと同時に、語彙も増えたと思います。その他、英語で話すこともあったので、英語の語彙も少し増えたと感じる場面もありました。
 今回の留学で、本やメディアから通してみる中国と実際の中国の違いに大いに驚かされました。日本のテレビでは、北京は1年中靄がかかっていて前も見えないように報道されていましたが、実際は3週間のうち、本当にひどい汚染は4日ほどで、他の日は青空もよく見られました。また反日の人が多いというイメージも持たれがちでしたが、少なくとも私たちの旅行先ではそのような人たちは1人も見かけませんでした。「日本人です」と私が言うと、笑顔で日本語を使いながら「パンダ!可愛い!どう?」と売り込みをしてくれるほどでした。中国語が聞き取れず何度聞き返しても、店員さんは丁寧に対応してくれますし、それでも私が聞き取れないとわざわざ紙に書いて教えてくれる人もいました。「どんなことも話を聞くだけでは分からない、何事も自分の目で確かめることが大切だ」と言うことを学ぶと同時に、自分の中の世界観が大きく広がったように感じました。本当に、中国へ行って良かったと思います。
 来月からは企業に就職してしまいますが、今回の留学を機に、さらに中国語の勉強を頑張ろうと志を新たにすることができました。そしていつかまた中国へ旅行する機会があったら、中国の人ともっとたくさん話せるようになりたいと感じた3週間でした。
 最後に、今回の留学を企画して下さった方々、留学に付き添って下さった張先生、北京でお世話になった多くの先生方、そして一緒に楽しい思い出を共有した友人達、本当に有難う御座いました。

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