静岡大学国際連携推進機構

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留学プログラム

交換留学

ヴッパタール大学(ドイツ)

  • 留学期間:2025年10月~2026年7月
  • 学部等:情報学部

【授業】
 私は、初めの学期にドイツ語コースと心理学の授業の二つ、次の学期に英語史、技術英語、英語コースの三つを取りました。ドイツ語コースはレベルによって授業の頻度は異なりますが、私の参加していたA2は、朝8時から12時前まで、週四日の一コマ約三時間半でした。授業内はすべてドイツ語のためとても大変ではありましたが、ドイツで暮らし始めた他国の学生も多く、年齢や国を越えた幅広い交流ができ、とてもよい経験になりました。他の英語で開講されている講義については、日本と似た雰囲気はありましたが、現地の学生の気分を味わうことができ、新鮮で面白かったです。英語は第二言語とは言え、授業内で話すスピードは速いため、よいリスニングの練習にもなります。

【住居】
 私の寮は大学の目の前にあり、多くの学生が出歩くのを目にします。大学から近いため、通学で困ることはなく、非常に便利です。スーパーは近くに三つもあるため、買い出しの際も困ることはありません。部屋は非常に簡素で、玄関のすぐ前にキッチン、キッチンを背にしてバスルーム、奥に行くとベッドや机があるメインルームになっています。天井が高いため閉塞感はなく、ゆとりをもって生活することができます。私の部屋だけはなぜか暖房の電源を落としても暑いままでしたが、他の部屋は窓を開けたら快適に過ごせると思います。運が良いと電子レンジやオーブンといった家電が寮の物置のような場所に置いてあり、好きに持って行くことができるため、すべての家電を買う必要はなく、寮生活が始めやすいと感じました。

【食事】
 基本的にはスーパーで買い出しして自炊していました。パスタやパン以外にも、日本米に似たミルヒライスというものがあり、安く購入することができるため主食に困ることはありません。ただし、調味料に関して醤油以外は近場で買うことはできないため、日本からだしや味噌、みりんといったものを持ってくることをお勧めします。デュッセルドルフで日本の食品を購入することは可能ですが、高価なため調味料類の他カレーのルーや鍋のもとなども持参するとよいと思います。
ドイツではドゥナーというケバブサンドが非常に人気で至るとことで目にします。ヴッパ―タールの駅前にも多くのケバブ屋があり、何度か食べにいくことがありました。

【気候】
ドイツに到着して10月の末までの一か月間は晴れの日もあり、寒すぎず過ごしやすい気候でした。11月から4月までは曇りの日が非常に多く気温も低いため、気分が落ち込みやすく、外出する気分にならず、部屋に籠ることが多かったです。四月の末から段々と日が伸び始めているのを感じ、六月ごろには夜の十時まで外が明るくなります。日が昇り始めるのも早く朝の四時半ごろから次第に明るくなります。冬の時期は曇りの日が多く、日が沈むのが早いため、昼間にできるだけ外出することをお勧めします。逆に夏に近づくと、日が長すぎて体感時間と実際に時間にずれができるため、早寝を心がけるとよいと感じました。

     クリスマスマーケットの様子

【文化の違い】
 ドイツ語のコースを受講していて、言語の学び方に大きな違いを感じました。受講生はドイツ人ではありませんが、トルコからの学生や他のヨーロッパの学生は、文法や語彙が正しくなくても、分からない部分があれば、失敗を恐れずドイツ語でその場で質問し、非常に積極的に学んでいました。とにかくその言語を使ってみるという前向きな姿勢が重要だと改めて思いました。
 日常生活では、電車の乗り方や、スーパーでの買い物の仕方に大きな違いを感じました。ドイツでは電車に乗る際、改札やスキャナーのようなものはなく、車内で乗組員の人にチケットを見せるという方式です。そのため、最初は改札を通らず、そのまま乗車することに違和感を覚えました。また、スーパーについては、例えばバナナを一本だけ購入する場合は房からちぎることができ、重さによって会計が変わります。水のペットボトルを一本だけ買いたい場合も袋を開けて取り出すようにします。カゴがない場合には、持参したバッグに商品を詰めて会計の時に取り出すということもでき、日本の感覚とは全く異なると思いました。

サッカーの試合の様子

【現地での生活環境・街並み等】
 大学は山の上に位置しているため、寮からでも坂や階段を上る必要があります。大学の校舎はどこも見た目が似ており構造も入り組んでいるため、慣れるまで少し時間がかかります。
 寮から駅までは徒歩で約15分、バスで5分ほどです。バスは十分間隔で通っています。ちなみにドイツランドチケットという公共交通機関の乗り放題チケットが学期料に含まれており、大学から配布されるため、ドイツ国内の電車、バス、地下鉄は基本的に乗り放題です。また、ヴッパ―タールではシュエヴェバーンというモノレールが走っており、ドイツ国内でも有名な鉄道ですが、これもドイツランドチケットに含まれているため乗ることができます。駅前には薬局やアパレル、雑貨屋と日用品の購入には困りません。駅から少し歩くと古い建物が残されている場所があり、おすすめの散歩エリアです。近場に植物園もあり、とてもきれいで落ち着けるため、私はよくここで散歩していました。

ヴッパ―タール市内の植物園

【今後の課題】
 今回のドイツでの10か月間の留学生活における、多様な価値観、文化との接触、初めての一人暮らしといった経験は、自分の成長に大きくつながったと感じています。今後の課題は、こういった経験をどのように日本へ持ち帰り、活かしていくかだと考えています。留学生活で得た知見を自分一人の中で完結させるのではなく、周囲と共有したり、これからの日本での生活に取り入れて変えたりすることで、次の新しい学びにつなげたいと思います。帰国後も就職や研究とあり、学生生活はまだ続くので、留学をただの思い出とせず、ステップアップの土台として今後も成長していきたいです。

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