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交換留学

リガ工科大学(ラトビア)

  • 留学期間:2015年9月~2016年6月
  • 学部等:人文社会科学部経済学科

2015年12月16日

【ラトビア留学(リガ工科大)
 現在ラトビア留学している日本人は私を含めて4人です(同じ大学は2人)。そのため、何か困った事があっても前例を聞く事ができず自分で解決するしかありません。正直、最初の頃はとても不安でした。また、単純ですが自分の印象イコール日本人の印象になってしまいます。
リガ工科大学には留学生がとても多く、国際交流がさかんです。そのためさまざまなバックグラウンドを持つ人々と出会う事ができておもしろいです。また、他のヨーロッパに比べて治安が良いので住みやすいです。それから、リガ工科大に留学する事で首都に留学できる事も利点の1つだと思っています。ラトビアは小さい国ですが、首都にはその国の文化が集まります。
 ラトビア留学というと、言葉はどうするの?と驚かれますが、英語で生活しています。大学内、留学生同士、店員さんと話す時やメニューも英語の物が用意されています。たまに英語が話せない人に出会いますが、よく近くにいる人が通訳してくれます。一つ困るのが、スーパーでの食品の表記がラトビア語の物ばかりだという事ですが、私は欲しい物のラトビア語やロシア語を調べてから買い物へ行くようにしています。
【寮について】
 私はリガ工科大学の寮に住んでいます。光熱費込で月153ユーロです。場所は大学や旧市街にもとても近く、目の前には大きなスーパーがあるのでとても便利です。ひとつのフラットに3つの部屋があり1部屋に2人ずつ、合計6人でシャワールーム、トイレ、キッチンを共有しています。ベッドや机はもちろん、キッチン用具もすでに揃っています。寮は新しく、とてもきれいで、電球や箒などが壊れるとレセプションの方が交換してくれます。建物の中に入るためにもカードが必要でとても安全です。暖房もしっかりしていて、寮の中では半そでで過ごす事が多いです。建物は新しく、毎日掃除の方が入るので綺麗です。かなり整った環境だと思います。留学生のほとんどが寮に住んでいるので、友達が作りやすい上、毎日英語を使う機会も与えられます。私のフラットは皆親切な子ばかりで、たまにお互いの国の料理などをつくってパーティーをします。
【授業について】
 授業はすべて英語で行われます。教授たちは聞き取りやすい英語を話します。英語学習のための授業もあります。私は経済の授業も取っています。
(英語学習)English Grammar Course、Functional Communication、Fundamentals of written Speech
(文化)English Speaking Countries、The History of Latvian Culture
(経済)International economic relations、Trade Enterprise Management、Business Communication
これらは私が今期とった授業、来学期取ろうと思っている授業です。これらの授業には留学生とラトビア人の学生が大体半分ずついます。留学生は、韓国.中国.アメリカ.パキスタン.カザフスタン.ウズベキスタン.タジキスタン.ロシア.ウクライナ.トルコ.アゼルバイジャン.ジョージア.モルドバ.イタリア.フランス.チェコ.スロバキア.スペイン.ドイツ.ベルギー.オランダ.メキシコ.ベラルーシ.リビア.ブラジル.マレーシア.インド.アルゼンチン.モンゴル.などなど、本当にいろいろな国から来ています。そのため、授業である国の事が話題に上ると、これは本当なのか?とその場でその国出身の留学生に確かめられるので面白いです。
【授業以外について】
 ESN(Erasmus Students Network)がエラスムス(留学生)向けのイベントをたくさん企画してくれるのでそれによく参加しています。ラトビアの郊外への小旅行や、パーティーなどがあり、留学生やラトビア人の友達をつくる良い機会です。また、私は毎週CEP(Culture Exchange Program)に参加していました。毎回テーマにそってゲームやプレゼンをし、チームで競い合います。国際交流のためのイベントがなにかしら週に2.3あるので、勉強と両立しつつもできるだけ参加しています。
【感じた事】
 1学期が終わり、留学も折り返し地点に立ちました。ラトビアに来た頃から、自分で考え、行動する力がついていると思います。精神的に成長したと感じる半面、もっと積極的になれたなと思う場面もあったので、留学生活後半に生かしていきたいと思います。
 留学には様々な種類があります。語学留学や交換留学、博士課程での海外進学、インターンやワーキングホリデー。私は現地の大学生と同じように授業を受けて勉強がしたかったので、交換留学を選びました。また私がラトビアを留学先として選んだ理由は簡単に3つ。1つ目は日本人の少なさ(マイナーな国)、2つ目は様々な人に会える可能性(ヨーロッパ、留学生の多さ)3つ目は首都であることです。留学においてどの形、どの国を選ぶかはその人の目的次第だと思います。

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