静岡大学国際連携推進機構

在学生
の方へ

留学プログラム

交換留学

リガ工科大学(ラトビア)

  • 留学期間:2016年8月~2017年6月
  • 学部等:工学部

[ラトビアについて]
 私はラトビアの首都リガにあるリガ工科大学に留学しています。ラトビアはバルト三国の真ん中に位置し、またバルト海を挟んでフィンランドやスウェーデンのような国々があり冬にはたくさん雪が降ります。冬はとても寒いですが、夏は日本の夏より過ごしやすい気温です。歴史的背景もあり決して経済的に裕福な国ではない様ですが、EU加盟・通過導入がされていますし、生活する上で困るような事はありません。ヨーロッパは物価が高いというイメージがありますが、ラトビアは物価が安いです。そして、ヨーロッパ内では比較的治安が良い国です。大学の近くに旧市街地があり中世ヨーロッパの街並みが残っており世界遺産に登録されています。またリガ郊外は自然が豊かで、夏には観光客が集まる有名なビーチなどもあります。

[大学生活]
リガ工科大学にはヨーロッパ、南米、中央アジアやアフリカなど様々な国から留学生が来ています。私は大学推薦の寮に住んでいます。多くの学生が寮に住んでいるので一緒に料理したり、話をしたりと楽しく過ごしています。様々なバックグラウンド(宗教であったり、社会人学生であったり…)を持った学生がいるので日本ではあまり出来ない経験が出来ます。また、Facebookなどで頻繁に学生向けのイベントが告知されており、大学生活とは別に観光やボランティア活動、インターンシップなど様々な体験が出来ます。私は友達とスポーツイベントに参加したり、旅行ツアーに参加したりして様々な国々の人と交流する事が出来ました。他のヨーロッパの国々への移動も容易で長期休暇を利用して色々な所に行きました。
留学生が受講する授業は全て英語で開講されています。また、授業は柔軟に取得する事が出来ます。制限はありますが、例えば他学部の授業を取れたり、院生は学部生の授業が取れたり出来ます。リガ工科大学は名前から理系の大学と思われがちですが、経済学部や経営学部、翻訳学部などもあります。そのため、自分の専門科目以外に興味のある授業があればそれを取得する事も出来ます。ラトビア語を学ぶ授業もあります。工学部の多くの授業は座学と実験がセットとなっていて、授業で理論を学んでそれを実験で確かめるという形態を取っています。実験ではグループで問題解決しなければいけないので、色々な国々の人と討論するので良い勉強になります。日本の大学では修士の学生は研究室に所属しつつ授業を履修します。しかし、こちらの修士の学生は授業が中心であると感じました。中には研究室に所属している人もいますが、授業の一環として短期的に所属している学生が多いと感じました。留学で来ている修士の学生は授業のみ履修している状況です。私は留学前にリガ工科大学の教授の方を紹介して頂き研究室に所属させてもらっています。紹介がなくても自分で研究室を探してコンタクト取れば受け入れてくれる先生もいるように感じました。これは協定校に基づく交換留学のメリットであると感じました。
前期、後期ともに同じ数の授業を履修しています。研究においては3月末に国際学会に参加する事が出来ました。留学行く前はどれだけ研究出来るのかと未知な部分が大きかったのですが、こちらの先生方がとても助けてくれるおかげで多くの事を学ぶ事が出来ています。そのため、自分が想像していた事以上の事が出来ています。留学中は日本で出来る事とはまた異なった体験出来ます。どれをするのか、どのように生活を送るのかは自分で決められます。それによって起こった事は全て自己責任になる訳ですが、国際交流という面で貴重な体験が出来、多くの可能性があると感じています。

ページの先頭へ