静岡大学国際連携推進機構

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留学プログラム

交換留学

リガ工科大学(ラトビア)

  • 留学期間:2018年9月~2019年2月
  • 学部等:工学部

私は現在北欧のラトビアという国に留学しています。まずはラトビアという国について紹介します。北欧というだけあって冬はとにかく寒いです。一月二月には気温がマイナス二十度まで下がることもあります。また冬の時期は日照時間が日本と比べるととても短いです。ですがこれらを除けばとても生活しやすく快適な国です。私は首都のリガという町に住んでいますが食事に関して困ることはまずありません。街中には日本食のレストランもあります。物価は日本よりやや安いぐらいです。また公共交通機関の料金が日本と比べるととても安いです。住居にかかる費用も同様です。町の治安は日本と同じぐらい良いように感じます。私事ですが落とした財布がそのまま戻ってくるほどです。経済面では日本と比べると発展しているとは言えませんが、生活していくうえで不自由なことはなく、ヨーロッパ独特の建物に囲まれながら快適な生活を送ることができます。また、この町には毎年多くの留学生が来ているため町全体が留学生に対してとても親切です。

 次に大学関係について紹介します。私が留学している大学には毎年数十か国から留学生が来ています。そのため本当に様々な国の人たちと交流することができます。またこの町にある別の大学にも同様に多くの留学生がいるため街中でも多くの留学生と会うことができます。私は現在留学生のみの授業と現地の学生とともに受ける授業の二種類の授業をとっています。どちらもほとんどの授業で生徒の人数が二十人以下なので積極的に内容に参加することができます。先生も親切です。私たちの理解に合わせて授業を進めてくれます。レッスンメイトもとてもフレンドリーです。特に現地の学生は日本に対して大きな興味をもってくれています。授業間の休憩時間にいつも日本の話をするのですが、話が尽きることがありません。彼らの日本に対する関心にはいつも驚かされます。特に日本のアニメーションは絶大な人気です。知らない人はいません。アニメ好きで今後留学を考えている人には、本当におすすめできる国だと私は思います。

 次に日常生活について紹介します。私は現在寮に住んでいます。ルームメイト含め寮にいる友達は全員が違うナショナリティーをもっていて、いろんな文化を共有しながら生活しています。様々な国の人とともに生活していると、多くの発見があります。本当に有意義な時間です。休日などは寮の友達、レッスンメイトと何かしたり、出かけたりしています。リガ市内やその周りには何でもそろっているため、遊びに困ることもありません。

 次は留学中における成果、課題、感じたことについてです。まず一番に感じることは全く違った文化、ナショナリティーをもった人と一緒に何かをする楽しさです。日本にいるだけでは見つけることのできない発見、言葉では言い表せられないような感情が彼らとの交流から得られました。これは実際に留学してみないとわからないことだと思います。また、多くの国の人と交流しているなかで他の国から見た日本を知ることができました。個人的に留学に来る前より日本について詳しくなったように感じます。これは大きな成果だと思います。課題はやはり言語です。あのときもっと英語を喋れていたらと思う経験がとても多くあります。ですが英語が使えるようになるにつれて自分の世界が広がっていくのを日々実感しています。言語能力はやはり使わなければ発達しないことを身に染みて感じました。

 最後に今後ラトビアへ留学することを考えている方へ、この国は留学生に対して本当にあたたかい国です。また日本に対して興味をもってくれている多くの人達と出会うことができます。私は心からこの国への留学をお勧めできます。

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