静岡大学国際連携推進機構

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留学プログラム

交換留学

マサリク大学(チェコ)

  • 留学期間:2022年9月~2023年6月
  • 学部等:教育学部

【授業】

授業では、英語教育、言語学、異文化理解について学習した。英語教育は具体的にどんな方法を使えば子供にわかりやすいかなどを学び、私の将来に活かせると感じた。また、異文化理解の授業では多くの留学生と交流し、国ごとの違いから生じる問題点やどのように理解しあうことが大切かなどを中心に学んだ。どの授業も私にとって新しいことの連続でとても興味を持って受けることができた。静岡大学での授業でも留学の中で学んだことを踏まえながら受けると自分の学びをもっと深めることができると考えた。

【住居】

マサリク大学の寮に住んだ。2人で1つの部屋を共有し、4人で1つのトイレとシャワーを共有する形だった。私にとって他人と一緒に生活することは初めてのことで最初は生活リズムの違いや清潔保持などからストレスがたまることもあったが、ルームメイトは面白く楽しく生活できた。寮の中のキッチンではほかの部屋の人たちとも交流することができ、多くの友達を作ることができた。清潔度や設備は汚く、使いにくいととても感じたがそれ以上に友達と過ごした生活が楽しく英語を上達させる1番の場となった。

【食事】

基本的に寮内で自炊をして生活した。最初の4か月はお米などの日本食は一切食べなかった。スーパーマーケットに行けばパンやパスタなどが比較的安価に買うことができたので食に困ることは少なかったが、体重はかなり減ってしまった。自分で作ることが面倒に感じることが多かったことが原因だ。外食は時々したが少し高かった。しかし、量は日本の2人前くらいあり満足できた。10ヶ月日本食から離れると改めて日本食がいかに優秀な食事であるかわかった。

【気候】

冬はとても寒かったが、1年を通して空気が乾燥しており過ごしやすかった。しかし、空気が原因で咳や風邪は慣れるまでほぼ毎日していた。1日の中で天気が変わることばかりで天気予報は全くあてにならなかった。しかし、現地の人は雨が降っても傘をさす習慣がなく最初は驚いた。生活に慣れると私も傘を持ち歩かなくなった。静岡と比べると寒く快晴はあまりなかったが晴れると日差しがとても強くサングラスがないと目が開けられないほどだった。

【文化の違い】

マサリク大学は多くの留学生いたため様々な文化に触れることができた。マナーや礼儀はアジアの人ほど重視し、ヨーロッパの人はそれ以上に自分は何をしたかを基に行動しているように感じた。またトイレや水だけでもお金がかかるのも1つの文化の違いだと感じた。1番驚いたのは時間に対する考え方だ。欧州の人ほどルーズで時間通りに来たことは1度もなかった。また、列車やバスも平気で遅れるためその後の予定を立てることが難しかった。授業や本などでよく見た「異文化理解」とは何かやっと理解できた気がする。

【現地での生活環境・街並み等】

大学のあるブルノは小さい町だが、交通も発達しておりとても便利だった。日本と比べるとコンビニがなかったりスーパーマーケットが小さかったり少し不便な部分もあったが生活上で困るようなことはなかった。街並みはいかにもヨーロッパという感じで1つ1つの家屋がカラフルで寮からみる景色は楽しかった。ドイツやスペインなどの先進国と比べると物が古く、家屋も歴史を感じさせてくれるものも多く、夜歩くのは少し怖かったが、これらからも文化の違いを感じることができた。

【今後の課題】

他の国から来た留学生と比べるとすべてが劣っていると感じる。英語に関しては話せる語彙が圧倒的に足りないためこれからも話す練習を日常的に行い身に着けていきたい。また、自分の専門領域に関しても知識はあってもそれをどのように生かすのか全く理解できていないことに気づいた。これからはどんな指導法がわかりやすいか、などより実践的な部分に焦点を当てていきたい。

海外での生活から、日本がどれほど恵まれている国であるか理解できた。逆に欠点となる部分もほかの国と比べることで浮かんできた。自分一人で変えることは不可能だが、それを広め新たな意見を作ることはできると思うので積極的に活動したいと思う。

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