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交換留学

マサリク大学(チェコ)

  • 留学期間:2019/09~2020/03
  • 学部等:教育学部

 マサリク大学での留学を始めて約3ヶ月が経ちました。留学を始めたばかりの頃は右も左も分からず、苦しい思いをすることもありましたが、3ヶ月が経ち、ブルノでの生活にも慣れ、充実した日々を過ごすことが出来ています。ここでは、チェコという国、マサリク大学、私の留学生活について報告させていただきます。

《チェコ共和国》
 チェコ共和国は中央ヨーロッパに位置しており、首都はプラハです。プラハは街全体が世界遺産に登録されており、訪れるとまるでディズニーランドのような景色を楽しむことができます。一方で、私の通うマサリク大学はブルノにあります。プラハは観光地として毎日観光客で賑わっていますが、ブルノはとても落ち着いており、夜道に一人で歩けるほど平和です。ホームレスや地元の人たちが道にいることはありますが、話しかけてきたり、物乞いされたりすることは滅多にありません。また、チェコは驚くほど物価が安いです。お昼にしっかりしたご飯とビールとデザートをとっても1000円程で済ませることができます。果物や乳製品もとても安く、価格の安さには今でも驚かされます。また、中央ヨーロッパに位置しているのも魅力の1つです。ヨーロッパの様々な国へバスや電車を使って簡単に安く行くことが出来ます。国境をまたぐ感動すら忘れてしまう程です。旅行を通して今まで知らなかった事実を知ったり、様々な国の方と関わることができたり、知見が増えているのを感じています。

《マサリク大学》
 マサリク大学には9つの学部があり、留学生がとても多くいます。ヨーロッパの大学生が多くを占めますが、中にはアジアや英語圏、アフリカ等の学生もおり、世界中から多くの学生が集まっているのが特徴です。また、留学生向けのイベントが毎週用意されており、参加することでたくさんの国の学生と触れ合い、文化を共有することが出来ます。
学習面に関しては、英語で開講されている授業が多くあり、日本で学ばなかったヨーロッパの教育や文化、歴史を英語で学ぶことが出来ます。また交換留学生はどこの学部の授業でも受講することが出来るため、私は教育学部ですが教養学部の英語の授業や、社会学部の歴史の授業を受講しています。英語での授業なので苦労することもありますが、世界の学生の意見に触れ、自分とは違った価値観、文化を多く知ることができ、とても刺激的な学校生活を送ることが出来ています。また日本での講義形式の授業とは違って、教師と学生の掛け合いや、学生同士でのディスカッションの授業が多く、主体的に学ぶことができていると感じます。

《留学生活》
➀寮について
 マサリク大学は留学生向けに3つの寮を用意しています。私の住んでいる寮は2人部屋でトイレとシャワーを4人で共有、キッチンは1フロアに1つという感じです。キッチンが少し部屋から遠く不便を感じることがありますが、清潔で立地も良く、その他の点では全く不自由を感じることがありません。私はルームメイトに恵まれ、快適な日々を過ごしていますが、一人でほっとくつろげる時間が限られていたり、ルームメイトの生活に気を配らなければならなかったりするデメリットもあります。他の寮では一人部屋も用意されているので、一人の時間を大切にしたい方にはそちらをおすすめします。
②感じたこと
 留学に来て、周りの英語力に圧倒されました。周りの学生同士がまるでネイティブのように英語を話していて、自分がその中に混ざると話題について行くのに精一杯という状況です。また、ヨーロッパの学生には英語を喋ることは基本で、他に何カ国語か話すことが出来る人も多くいます。一方で私は、自分に話題を振られても上手く喋ることができなかったり、自分の言いたいことが言葉にできなかったり、上手くコミュニケーションがとれなかったりと悔しい思いをすることが多くあります。始めはその環境にいるのがとても辛かったですが、この悔しさも日本での生活では感じることができない貴重な体験だと今は思えています。日本では英語の必要性を全くと言っていい程感じない生活でしたが、今は生きるために、友達をつくるために、英語が絶対に必要だという素晴らしい環境にいます。この環境を生かすためにパーティーやイベントに参加して外国人と関わったり、積極的に外国人の輪に入っていったりするように心がけています。こちらに来て思うことは、留学に来ても自分が動かなければ意味がないということです。いかに積極的に動くかで、自分の留学の価値が変わるのではないかと感じました。また、留学にきて世界中に友達ができていくことがとても嬉しいです。留学生はとても温かく、私のつたない英語でもくみ取ろうとしてくれたり、サポートしてくれたりします。
 他にも、留学が日本にいるときには考えもしなかったことを考えるきっかけや、自分を見直す機会、日本での恵まれた生活へ感謝する機会にもなっていると感じます。残りの7ヶ月、日々後悔しないように生活していきたいと思っています。

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