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留学プログラム

交換留学

マサリク大学(チェコ)

  • 留学期間:2015年9月〜2016年6月
  • 学部等:教育学部 英語科

2016年1月15日

 チェコのマサリク大学への留学を始めてから4ヶ月が経ちました。チェコという国や留学先であるマサリク大学、これまでの留学生活を通して感じたことなどについて報告させていただきます。
【チェコを選んだ理由】
 留学というと、アメリカやカナダといった英語圏を考える人が多いと思います。ですが、僕は今回、チェコへの留学を決めました。理由は主に二つあります。
 まず、非英語圏における外国語としての英語教育を学びたかったためです。チェコをはじめとするヨーロッパ諸国では、以前から小学校で英語教育が行われています。日本で、小学校における英語教育を本格化しようという動きがある今、大学の授業を通して、ヨーロッパの英語教育について学び、自分が興味をもっている「早期英語教育」についての知識を身につけたいと思いました。
 次に、ヨーロッパを旅行してみたいという思いがあったためです。ヨーロッパは自分にとって憧れの地域で、いつか旅行をしたいと思っていました。留学前の説明会で、チェコに留学された先輩から様々な国の友達といろいろな国に旅行をしたと聞き、他国の留学生と旅行をするという貴重な経験を自分もしてみたいと思いました。
【チェコについて】
 チェコ共和国はヨーロッパの中心部に位置しています。そのため、バスや飛行機などを用いて近隣国へ非常に安い値段で旅行をすることが可能です。週末を利用して行ける国、数千円で行ける国も多いです。大学の学生団体によるツアーも数多く催行されています。
 大学があるブルノという都市は、プラハに次ぐチェコ第二の都市です。市民のほとんどはチェコ人です。若い人には英語の通じる人が多いですが、中年以上の歳の人は学校教育で英語を習っていないそうで、基本的に英語は通じません。スーパーで働くおばさんには全く英語が通じないため、生活に慣れるまでは苦労しました。
 チェコの物価は、食品全般に関しては日本よりも安く、とても生活しやすい国だと思います。衣料品や生活用品は日本と同じくらいです。
 食事はじゃがいもを使った料理や肉料理が多いです。千円弱で楽しめるレストランやパブも多くあります。魚料理は少なく、スーパーに魚はほとんどありません。
また、チェコは国民一人あたりのビール消費量が世界一の国です。日本よりも飲みやすく、種類も豊富です。「水よりビールが安い国」と言われており、スーパーでは瓶ビールが50円から売られており、パブでも150円くらいから楽しむことができます。
 治安は、比較的よいと思います。もちろん、日本よりは注意が必要ですが、気をつけていれば財布などを掏られることはないように思います。暴行事件などを見かけたこともありません。
【マサリク大学について】
 交換留学先であるマサリク大学について紹介します。マサリク大学は毎年、非常に多くの留学生を受け入れている大学です。今学期は500人以上の留学生が来たそうです。そのため、いろいろな国の友達を作るチャンスがあります。
また、たくさんの留学生向けの授業が英語で開講されています。チェコの教育システムについて講義を受けた後、それを自分の国のものと比べ、プレゼンテーションをする授業や、実際にチェコの学校園に観察実習に行く授業もありました。幼稚園の英語クラス、小・中・高校の英語の授業を観察することは大いに勉強になりました。
自分が興味のある分野を学ぶことができることが、交換留学のよい点だと感じています。
【最後に】
 留学では、外国人と関わったり、日本とは異なる文化をもつ国で生活をしたりと、ストレスを感じることも多いです。しかし、留学をしなかったら決して経験することのできない貴重なことがたくさんあり、多様な価値観に気付き、見聞を広めることができると思います。
 残りの留学生活も充実したものになるように、様々なことに挑戦していきたいです。

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