【授業】
マサリク大学を選んだ理由の1つに、他学部の授業も履修することができるというのがありました。そのため、メインは教育学部の授業にして、加えて純粋に興味があった、日本語教育、経済学、歴史、チェコ語など幅広く履修をするようにしていました。最初の半年は緊張や不安があり、授業についていくことに必死になることが多くなっていましたが、回数を重ねることで、意識して自分から挙手をして発表したり、質問したりすることができました。特に印象に残っているのは、チェコの小学校を見学した授業です。非英語圏の英語教育がどのようにされているのか、ヨーロッパの人たちはなぜ日本人に比べて英語を使うことができるのかといった、留学で答えを見つけたかった問いの1つに近づくことができました。
【住居】
1年間大学の寮(コマーロフ、スラドケーホ)に住んでいました。最初の半年はルームメイトがいない2人部屋で人に気を遣うことなく自由に生活していました。後半はルームメイトが来たものの、寮の部屋がかなり広いため、収納などはうまく分け合いながら、物理的にも精神的にも適度な距離感で生活をすることができました。私の部屋にはトイレはありませんでしたが、ほとんどの部屋には隣接する1人部屋と2人部屋で共有のトイレがあり、各階に6つほど共有のシャワーと2つのトイレ、1つのキッチンがありました。キッチンが共用ということで、そこで友達ができて料理をシェアする機会もありました。近くにスーパーとドラッグストア、バスで5分ほどの場所にIKEAとそのあたりで1番大きなモールがありました。チェコで1番強い野球チームのホームスタジアムが徒歩10分の場所にあるので、野球好きにもおすすめしたい寮です。
【食事】
節約と健康のために自炊を心がけるようにしていました。スーパーでは野菜や果物が量り売りでかなり安く買うことができました。お肉については、牛肉は特に日本より高く感じました。薄切り肉が無く、薄切り肉を使う料理を諦めるか、塊肉を買ってきて自分で切るかをする必要がありました。チェコで有名なロフリークというパンは、かなり安い上にアレンジも可能なのでお金を切り詰めている留学生の強い味方でした。
週に1〜2回ほど外食をしていました。日本で外食をするよりも量が多く、全ての店で高かったです。しかし、どこの店も食べきれない分は持ち帰り用の箱に入れてくれるので、私は次の食事に回すこともありました。ビールの国なので、味付けはしょっぱめな印象です。
カフェも多くあり、留学前はあまり興味がなかったカフェ文化も楽しむことができました。
【気候】
春:日照時間が徐々に長くなり、1年のうちで1番過ごしやすかったです。スギ花粉の脅威もありませんでした。
夏:6月ごろから急に暑くなり始めます。日本のジメジメした夏とは違い、とにかく強くて痛い日差しでした。日没がかなり遅くなり、7月は夜9時頃になりやっと暗くなるくらいです。
秋:暑い季節から急に寒くなるので秋の存在感はあまり感じませんでした。曇りが増えてかつ日照時間も短くなり始めます。紅葉がとても綺麗です。
冬:最大の敵です。静岡では想像できないような毎日氷点下の中で生きる生活でした。「0℃だから寒くないね」と言い始めます。とにかく日の出が遅く日の入りが早い、常に曇っているという空模様で、私を含め多くの人が毎日疲れや元気のなさを感じていました。12月は月に5回ほど雪が降っていました(この冬は降り始めも遅く、雪の日も少なかったようです)。
【文化の違い】
生活の様々な場面で文化の違いを感じることがありましたが、駅周辺の汚さには驚きましたが、特別大きなショックは基本なかった(それくらい自分が強くなったのかも?)です。良いイメージのショックが多かったです。チェコ国内外の様々な場所で学割が利用でき、交通費やSIM代などは特に安くなっていたように感じました。レストランでも学割のメニューをいくつか見つけることができました。街中にはゴミ箱が多く設置されていて、日本でよくある「食べたもののゴミどうしよう問題」が生じることはありませんでした。しっかりとゴミ回収と清掃もされるのでその周辺がひどく汚いというのもありませんでした。
時間を守る、公共交通機関で子どもや高齢者に席を譲るという特徴は日本人にかなり似ていると思いました。
自分の確認不足で困ったことは、祝日にスーパーを含む多くのお店がお休みになっていたことくらいです。
【現地での生活環境・街並み等】
生活環境はかなり良かったと思います。特に私が住んでいた寮は住宅街の中にあり、常に一定の人が出歩いていたので安心できました。トラムで10分弱の賑やかな街の中心と静かに人々が暮らすエリアのどちらも楽しむことができました。公共交通機関がかなり発達しているので、ブルノ内を移動するのに困ったことはありませんでした。街並みも日本では見ないような建築様式の建物が多く、初日はすべてが高級ホテルに見えて驚きました。寮の近くには運動公園のようなエリアがあり、植物や池などの自然の景色も楽しむことができました。
【今後の課題】
今私は就職活動の真っ只中です。自分が留学先で何の目的で何をして、それが結果として今の私にどう生かされているのか、今後仕事をする上でどのように活躍することができるのかを整理して、言葉にする必要があります。また、今回の留学を通して、更に海外で学んでみたい、働いてみたい、生活してみたいと思うようになりました。そのために必要な英語の学習や常に目的意識をもつことなどを継続していきたいです。