静岡大学国際連携推進機構

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交換留学

プトラ大学(マレーシア)

 UPMに行きたい、UPMも選択肢には入ってるんだよなー、マレーシア気になるけど知識ないんだよなーなんて人の助けになったら幸いです。

1. マレーシアについて 実際のところマレーシア人は何語使うの?
 とにかく英語はほぼ全員喋れる!でも、マレーシア人はマレーシア人って括りづらいんです。それは民族だとか宗教だとかの日本人にとっては馴染みのないことが関係しています。言語の場合だと民族が関係してきます。マレーシアには大きく分けてマレー系、中華系、インド系がいます。また民族間のミックスがいたりと複雑化している時もありますが、だいたい3つのコミュニティーに分かれています。それで言語でいうと、民族間では民族の言葉を使います。マレー系はマレー語、中華系は中国語、インド系はタミル語という感じで。それに加えて、全部の民族の人がマレー語と英語を話せます。そして僕が半年で関わった中でだいたい90%の人が英語を話せます。というわけで、僕たちとのコミュニケーションは英語です。ただ第二言語なので、ネイティブと比べると、という感じではあります。

2. UPMについて
①授業はどんな感じなの?
 1セメスター目は専門科目を2つと英語のクラスを3つ、マレーシアのクラスを1つ取りました。これはスーパーバイザーと相談して決めました。2セメスター目では専門科目を3つと英語のクラス、マレー語のクラスを取る予定で
 日本と異なっている点は1つのクラスでも1週間に数回あったり、授業が4時間あったりすることです。またクラスはほとんどの場合(多分9割くらい)が英語で行われています。たまにマレー語で開講されている授業があったりするのでスーパーバイザーとしっかりと相談して決めるのが良いと思います。
 評価は中間テストに向けたプレテストまたは課題、中間テスト、期末テストに向けたプレテストもしくは課題、期末テストの4つと出席で評価されることが多いと思います。中間テストの後には1週間の期間があります。ローカルの生徒は地元に帰ることが多いようです。
 教科書があったり、PDFが配布されたりします。また僕がとっている専門科目では実験もあります。授業後に出る宿題はあったりなかったり、多かったり少なかったりとクラスによって異なるようです。

②人との出会い
 出会いを築けるのはゲストハウス、留学生同士の交流、クラスでの現地生との交流、知り合いの知り合いの場合が多いと思います。僕の場合もっとも深いつながりを築けたのは宿泊しているゲストハウスです。ルームメイトはトルコ人2人と日本人1人、また上の階にはタイ人と日本人がいました。タイ人の友達とは休み期間にタイの地元を案内してもらったり、トルコ人とはイスラム教について夜まで語り合ったり、一緒に遊びに出かけたりしました。他にもクラスの友達もできます。留学生同士の交流もありインドネシアやオランダの知り合いもできました。また、マレーシアで会った日本人もしっかりと考えを持った人が多く、自分の中の考え方の変化や視野も広がりました。ただ、日本人の留学生も外国からの留学生も含めて、多くの留学生が半年で帰ってしまいます。
 UPMにはインターナショナルセンターがあり、留学生に親身になって相談に乗ってくれます。また、仲良くなれば個人的な遊びを誘ってくれたりと、いい意味で公私に渡ってサポートしてくれます。また留学生同士の交流会も企画してくれるのでいろいろな人と出会うことができます。 

③授業以外は何をしているの?
 授業以外の事は留学においてとても大切なことであると思います。課題が多く出ている時は課題をしたり、英語の勉強したりと勉強している事もあります。ただ、もちろん勉強する事はわかっていると思うので楽しいことについて今回は紹介したいと思います。大学からクアラルンプールまで電車で2.5リンギット、0.5~1hで行けるのでクアラルンプールで遊ぶこともよくあります。またクアラルンプール以外の地方観光地にもバスでとても安い値段で行けるので、みんなで観光に行ったりもします。長期休みには近くの国に旅行したりもします。僕は中間休みにタイのクラビーに旅行に行きました。この時はクラビー出身のタイ人と一緒に観光したので、ローカルな場所にもたくさん行けて楽しかったです。また学期間の休みにはタイ・カンボジアを2週間位でバックパックをしようと考えています。

3.成長
①なんでマレーシアにきたの?
 僕がマレーシアに留学を決めた理由は英語を学べることと英語で専門科目を学べることと自分の世界を広げることでした。UPMは前身が農科大学であり、生物系や農学系の中でも細かく分類分けされています。そのためより細かいことが学べるようになって

②なんで世界は広がるの?
 端的に言うと静岡大学ではなかなか出会えないような人に会えるからです。これはもちろん日本での自分の行動力のなさによるものかもしれませんが、ただ留学をするだけでも間違いなく世界が広がりました。それにはもちろんイスラム教や仏教、キリスト教などといった日本ではあまり語ることのできない宗教観であったり、考え方を実感することができました。また、宗教だけではなく、宗教に根付いた文化の違いや同じ部分を気づくこともできました。実際留学に行く前は外国人との交流による視野の広がりを見据えていましたが、日本人同士での高め合いもありました。特に日本人同士で感じることができたのは、行動力や積極性の重要さです。

③知らないことを学ぶ楽しさを思い出した。
 留学に来ると知らないことばかりなんです。例えば、東南アジアが発展しだしたのは本当に最近であることだったり、そんな国が今まで何をしていたのか、マレーシアが人種差別撤廃に賛成してなかったりとちょっと調べただけでもいろいろなことが知れることを思い出しました。幼い時には何にでも興味を持っていたと思います。大学生になってからは専門的なこと、狭い範囲で過ごしていましたが、改めて視野を広くすることの大切さを感じさせられました。興味なくても知っていけば興味を持つこともありました。これは今の環境に似た人ばかりではなく、様々な方向に興味がある人が集まったからだと思うし、自分より先にそれを知っていた人に出会えたからだと思います。そして、僕はカンボジアの歴史について興味を持つことができたので、今度カンボジアに行ってきます。  やっぱりこれも人との出会いなのかもしれません。

【滞在費】 10 か月間(2019年 9月~2020年3月の報告に基づく想定金額)
・往復の航空運賃: 100,000円 
・教科書・授業諸費用(1学期間): 6,000円(3,000×2)
・食費(月) :200,000円(20,000×10)
・住居費(月):150,000円(15,000×10)
・通信費(月):7,500~10,000円(750~1,000×10)
・現地保険料(月): -
・現地交通費(月): 12,500円(1,250×10)
・その他必要経費: 交際費(趣味費)30,000円(3,000×10)
合計:508,500円(最低)


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