静岡大学国際連携推進機構

在学生
の方へ

留学プログラム

交換留学

ブラウンシュヴァイク工科大学(ドイツ)

  • 留学期間:2025年10月~2026年7月
  • 学部等:工学部

【授業】
ブラウンシュヴァイク工科大学の授業で特に日本と大きな違いを感じたのは、その時間割についてです。時間割は静岡大学の場合1コマから7コマまでそれぞれ、何時から何時までと決められており、間には少なくとも10分間の猶予があります。一方で当該大学では各授業ごとに時間が記載されており、気を付けてとらないと直前の授業の終了時間が来る前に次の授業の始業時間が来てしまうことがありました。
また、普通の授業と同じようにとれる場所に工場見学や遠足といったイベントが用意されていることも興味深く思いました。

【住居】
私は日本を発つ前にブラウンシュヴァイク工科大学のページから寮に申し込んではいたのですが、待機リストに入っている者に定期的に送られてくるリマインドを返し忘れてしまったためか、ドイツ到着時点で住む場所が決まっていませんでした。到着して数日の間はホテルに宿泊し、その期間に民間のシェアハウスを探すことのできるサイトWG Gesuchtで住む場所を見つけました。
当初私は寮の一人部屋を申し込んでいたため、一抹の不安を抱えていましたが結果的にはWGのルームメイトたちも大家さんも気のいい人たちで、ドイツでの生活や授業のことなど遠慮なく聞いたり、ルームメイトたちは色々な国から来ていたため出身国の料理をふるまったり、誕生日を互いに祝ったりと親睦を深めることができました。

【食事】
物価の差以上にドイツでの外食費用は非常に高額でした。野菜、果物やお酒、一部のパスタ、パスタソースは日本よりも安価で購入できますが、自炊をしないとなると痛い出費となってしまいます。
日本にまだおり、大学近くで下宿していたころは一人だったとしても月に3回ほど外食に出かけていましたが、ドイツにいる間は旅行に行ったとき以外は一人での外食に1度しか行きませんでした。
幸い、WGには共有のものとして調理器具や食器が多くそろえられていました。アジアンマーケットも、semester ticketを利用すればバスに無料で乗車して気軽にアクセスできるため、基本はパスタやジャガイモで安価に済ませながら、日本の味が恋しくなったときやルームメイトにふるまうときは日本食を自炊で作りました。

【気候】
ドイツの気候は基本的に一年を通して日本より気温が低いです。私がドイツに到着したのは10月でしたが、空港を出た時点ですでに寒さを感じ、日本から持ってきた上着をすぐに取り出しました。
私はこれまで愛知や静岡といった比較的温暖な地域で生活してきたため、特にドイツの冬の寒さには驚きました。日本では小学生のころ以来手袋を使うことがほとんどなく、冬でも手袋なしで生活していましたが、ドイツでは手袋をせずに外を歩いていると手が痛くなってくるほど寒く、外出する際には手袋が欠かせませんでした。また、冬は日が出ている時間も日本と比べてかなり短く、朝になってもなかなか明るくならない一方で、夕方にはすぐに暗くなってしまうことも印象に残っています。
一方で夏は日本ほど湿度が高くなく、日陰では過ごしやすい日も多かったです。しかし、私の住んでいたWGの部屋は最上階であり、屋根のすぐ下かつ窓も1つしかなかったため、2週間に5日程度のペースでやってくる30度前後の日は、エアコンが置かれていないこともあり、非常に暑くなってしまいました。
飲食店、バスや電車などの公共交通機関の中、教室などもエアコンが置いてあることが大半ではあるものの、日本と比べて効きが悪いと感じました。

【文化の違い】
ドイツで生活していて感じた文化の違いの一つは、人との接し方についてです。私が接した範囲では、ドイツでは車いすに乗っている人、杖をついた高齢者、ベビーカーを伴った親子などを積極的に助けようとする人が日本よりも多いように感じました。一方で、時間については日本人の方がより厳密に守ろうとする意識が強いように感じることもありました。
また、私が生活していたWGにいたルームメイトや、ブラウンシュヴァイク工科大学で開かれた留学生向けのイベントで知り合った友人たちのおかげで、ドイツ以外にも様々な国の生活習慣や考え方の違いを垣間見ることができました。最初は共同生活に不安もありましたが、実際には英語を使いながら気軽に話をしたり、それぞれの出身国の料理を振舞ったり、誕生日を互いに祝ったりすることができました。10か月間の生活を通じて、自分にとって当たり前だと思っていた習慣や考え方が、必ずしもほかの国の人にとっても当たり前ではないのだと実感できました。

 

【現地での生活環境・街並み等】
ドイツの街並みでまず印象に残ったのは、日本と比べて道路や歩道が広く、電動の自転車やスクーターが多く走っていることでした。脇の小道以外は基本的に自転車用の道が歩道の中に色分けされています。私は利用しませんでしたが、学生であれば時間制限があるものの短時間電動自転車を借りられるそうです。また、市内を走るバスや路面電車や、都市間の移動に使う電車も鈍行であれば学生は無料で利用できます。日本の新幹線にあたる機関や航空券も目を光らせていれば安くなっていることもありますが、少し離れたところから通う友人らと出かけたりするのに無料で移動できる手段があったため、自転車や車を持っていなくてもあまり困ることはありませんでした。

【今後の課題】
この10か月間の留学を通じて、私は多くの貴重な経験を積むことができました。海外に行ったこともなかった私にとって、言葉も文化も異なる環境で10か月間生活したこと自体が非常に新鮮でした。
留学中は授業だけでなく、ドイツに到着した時点で住居が決まっていなかったことや、日々の買い物、公共交通機関の利用、各種手続きなど、日本にいれば特に意識することなくできていたことでも自分で調べたり、人に尋ねたりしながら解決しなければならない場面が多くありました。そのような経験を繰り返したことで、わからないことがあってもまずは自分で行動してみることの大切さを学ぶことができたと考えます。
一方で、英語やドイツ語については、日常生活を送る中で実際に使用する機会を多く得ることができましたが、自分の考えていることを細かい部分まで正確に伝えることができず、もどかしく感じることもありました。帰国後も語学の勉強を続けるとともに、留学中に身に着けた、自分から行動して問題を解決する姿勢を今後の大学生活や社会に出た後も生かしていきます。

ページの先頭へ