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留学プログラム

交換留学

ブラウンシュバイク工科大学(ドイツ)

  • 留学期間:2016年9月~2017年9月
  • 学部等:総合科学技術研究科工学部

わたしはドイツの中央に位置するブラウンシュバイクと呼ばれる町に留学しています。大学の近くにはRathausと呼ばれる市街地があり、そこでは服や家具、食べ物、電気製品などさまざまなものが売られています。たいてい毎週土曜日になると友達とRathausで買い物をして遊んでいます。しかし、ドイツでは、日曜日になるとほとんどの店が閉まってしまうので土曜日のうちに日曜日の分の食べ物を買い込んでおく必要があります。
 住まいについては、寮かWG(ホームステイのようなもの)があります。当初は寮に住む予定で半年前から事前申請して予約を取っていたにもかかわらず、担当者が違う部署に移ったせいで仕方なくWGを選びました。留学の2週間前にinternational officeからその事実を間接的に知らされましたため、かなり慌てました。WGの家賃は寮と同じで月に350€ですが、私の住んでいるWGは結構広く、ドイツ人の暮らしを直接知ることができるので最終的にWGを選んでよかったと今は考えています。余談ですが、ドイツでは犬を飼っている方をよく見かけます。私の住んでいるWGでも犬を飼っています。犬好きの方には問題ありませんが、アレルギーのある方は事前にその有無を調べておく必要があります。
 交通の便については、学生証を持っていれば市内のトラムは無料、ニーダーザクセン州内ならローカル線のみ無料です。ニーダーザクセン州についてもう少しわかりやすい例えを出すとすれば、ブレーメンやハンブルクまで無料で乗り降りできるということです。気になる生活費についてですが、授業料(雑費)は半年でたったの266€、保険(STEP INではなくTechnical Krankenkassen)は月に89€、食費はスーパーでの買い物であれば日本と大差ないので月に200€です。さらに、授業料がわずかなのにもかかわらず、学内では多くの無料あるいは学生割引のイベント(コンサートや食事会、スポーツ)が開催されます。この理由は、ドイツの税率が約20%近くあり、その多くが学生の教育に充てられるためです。これはほかの国では考えられないことだと思います。また、ドイツはヨーロッパの中央に位置しているため、旅行をする際も勝手がよく、ライアンエアーと呼ばれる航空会社を利用すれば、たとえばイタリアやイングランド、スペインまで、往復で、たったの9.9€で渡航できます。文化交流にはとても環境が良いと思います。
 講義については、英語とドイツ語の語学クラスをそれぞれ2つずつと専門科目を1つ受講しています。専門科目については、英語のみと知らされていたのですが、途中からドイツ語になり、大変な思いをしています。幸いにも一度学んでいる内容がいくつかあったので、親から教科書を送ってもらって照らし合わせながら地道にテストに向けて勉強しています。語学クラスについては初めにパソコンで簡易テストを受け、その結果でクラス分けされます。履修登録はそのクラス分けの後、別で手続きを済ませなければなりません。ほかの留学経験者の方も同じようなことを仰っているかと思いますが、ドイツに限らず、履修登録を早めに済ませておかないと満席により履修ができなくなる可能性があります。
 ドイツ留学は、ドイツへは渡航費が高いものの生活するうえではそれほど大きな負担はかかりません。また、現在日本の文部科学省は海外留学を推奨して、海外留学のための奨学金を充実させています。さらに言えば、今留学すればユーロ安のため、金銭的にかなりお得です。お金の面だけでなく、ドイツにはさまざまな外国人が暮らしているため、文化交流もしやすいと感じています。だから、ドイツ留学に興味がある方はぜひ留学することをお勧めします。

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