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留学プログラム

交換留学

ネブラスカ大学オマハ校(アメリカ)

  • 留学期間:2017年8月~2018年5月
  • 学部等:人文社会科学部

僕は、アメリカのネブラスカ大学オマハ校(UNO)に留学に来ています。UNOは留学プログラムがしっかりしているため、世界中から多くの留学生が集まります。そのためサポートも充実しており、学期初めのオリエンテーションではアメリカでの生活のいろはが書かれた冊子をもらえたり、留学生同士の交流イベントで動物園に行ったりと、楽しく留学生活をスタートできると思います。
 寮での生活は、買い物から始まります。部屋には必要最低限以外のものは何もないので、マットレス以外の寝具一式、キッチン用品一式、バス用品一式、その他生活雑貨を買いに行かなければ生活ができませんでした。ですが、空港からUNOまで送り届けてくれるInternational Diplomatという人たちがスーパーまで送り迎えしてくれたり、バスでの送迎も最初のうちはあるので、それらを利用すれば必要品は揃えられます。オリエンテーションで貰える冊子に何が必要なのかが書かれているので、僕はそれを参考に買い物をしました。留学生の入寮は他の正規学生と比べ少し早めなので、寮に入り3-4日もすれば他のルームメイトたちも続々と入ってきて賑やかになります。
 食事は、初めのうちはパンなどを食べていたのですが、途中からどうしても耐えられなくなってお米を食べるようになりました。スーパーで炊飯器が比較的安く買えるので、僕はそれを買いました。中には電子レンジで炊ける1合炊きのものを持ってきている人もいました。お米は、アジアンマーケットというお店で買うことができます。そこでは、他にも割高ですが日本の食品を色々と買うことができ、味噌なども買えるので重宝しています。オマハには日本食レストランも数多くあるので、日本食が恋しくなったらそういったレストトランに行けばお腹も心も満たすことができると思います。
 今年のオマハの気候は、現地の人から見てもとてもトリッキーで、12月半ばまでとても暖かかったのにも関わらず、クリスマスあたりで一気に気温が下がり、−20℃以下まで下がる日もありました。風が寒いというレベルを超えて、痛いと感じるほどの寒さです。オマハでは、気温はだんだんと下がっていくのではなく、ある日突然京劇に下がってしまうので、暖かいからといって油断をしていると大変な目にあうなと感じました。
 交換留学生は、認められさえすればどんな授業でも取ることができるのでまさにより取り見取りです。僕は、自分の専門である言語学の授業を取ろうとしたのですが、UNOには言語学の授業はないので、代わりに宗教学や政治学の授業を中心に取りました。多くの先生は授業の資料をウェブ上にアップロードしてくれたので、授業で見逃したり聞き逃したことも後で確認することができ、予習復習はなんとかこなすことができました。僕が秋学期に取った授業は比較的簡単なものばかりだったので、春学期には2年生向け科目を中心に履修登録をしました。2年生向けの科目は専門性も格段に高くなってくるため、かなり大変な思いをしています。しかし、秋学期と比べて学ぶということに対して更に意欲的になれたので、難しい授業にチャレンジすることに後悔はしていません。
 オマハの良いところは、やはり人です。困っていると見知らぬ人でも優しく手を差し伸べて助けてくれます。僕が切手を買うために、とある女性に郵便局の場所を聞いたら、「もう郵便局は閉まっているから私のを上げるよ」といって切手をくれたことがありました。見ず知らずの人にもとても温かく接してくれるのがオマハの人々です。決して都会ではありませんが、都会ではない分人も優しく自然が豊かで、英語にも強いアクセントはないため非常に聞き取りやすく、留学でオマハに来ることは大正解だと僕は思います。

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