静岡大学国際連携推進機構

在学生
の方へ

留学プログラム

交換留学

ネブラスカ大学オマハ校(アメリカ)

  • 留学期間:1年
  • 学部等:人文社会科学部

2016年 1月 11日

留学が始まってから3.4か月が経ち、最初のような漠然とした不安や侘しさはなくなってきました。前期のファイナル試験期間はなかなか大変で、内容はそこまで難しくないことは分かっていても(最初は簡単な一年生向け、留学生向けのものを取っていたからです)ちょっとした、日本語なら取るに足らないようなこと全てにおいて壁にぶつかるので、ものすごく消耗します。思ったよりも英語は難しく本当に悔しいことばかりですが、たまに進歩を実感するとかなり嬉しいです。前期が終わってみると、こんな私でも英語だけで学校に通えていたのだと妙な自信がつきました。オマハの人々は皆優しくて機嫌が良く(ミドルアメリカの人々が優しいことは周知のステレオタイプだそうです)すごく親身になって助けてくれるので、言語の壁を越えてとても温かい気持ちになります。大学の寮は過ごしやすく、キャンパス内にあるのでとても便利です。日本とは違い本当に色々な人がいて、アメリカは毎日が刺激でいっぱいです。歌から楽器からなんでもこなすべらぼうに明るい人や、涼しい顔をしながら5つくらいの言語を話す人、本当に日本では出会えないような興味深い人たちにたくさん会うことができます。それに比べ自分はなんて凡庸でつまらない人間なんだろうと落ち込むこともありますが、視野が広がっていくのを身に沁みて実感することができます。エルニーニョのおかげで比較的暖かくオマハでのファイナル期間を終え、冬休みは知人を訪ねてニューヨークとカルフォルニアへ行きました。幸運なことに私はアメリカ国内に私を温かく迎えてくれるような知人が何人か居たので、本当に良い思いをさせてもらいました。少しでも頼れそうな繋がりには臆せずどんどん働きかけていくといいと思います。今はものすごく円安なので物価が安いとされるオマハでもかなり高く、日本からの留学生はとても苦労しています。ましてや旅行中はびっくりするくらいすべてが高く(アメリカと言えば、というような観光地は大体物価が高いです)円高の時に留学できる方々が非常にうらやましいです。私の12月は半分試験、半分ニューヨークで瞬く間に終わりました。すごくつらいことから夢みたいに楽しいことまで、ふり幅がとても大きい月でした。まだまだ折り返し地点ですが、私はかけがえのないものを既にたくさん手にしています。勇気を出して外に飛び出してみるものだなと、留学に向けて必死で勉強していたあの頃の自分を褒めてあげたいような気持です。

ページの先頭へ