静岡大学国際連携推進機構

在学生
の方へ

留学プログラム

交換留学

ネブラスカ大学オマハ校(アメリカ)

  • 留学期間:2024年8月~2025年5月
  • 学部等:農学部

【授業】
私は、自分の学部の授業はもちろんですが、それ以外にも自分が興味のあった分野の授業を選択しました。秋学期、春学期共にコミュニケーションの授業を選択しました。これは、私が語学学習に関して1番学びたいと感じていた分野だからです。しかし、このコミュニケーションの授業は、ただ単に自分が話す立場として参加するだけではなく、聞く分野としても非常に面白い授業でした。他の人たちの意見や考え方、辛かった経験などを聞く中で、自分は何に共感することができて、何に関して知識がなく、何に対して疑問を持って他人を否定してしまうのか、考えることができました。この授業を取っていたから、自分が日本人である、というアイデンティティを、授業を通して考え直すきっかけになったと感じています。

【住居】
私はUniversity Village (UV)という寮に住んでいました。他にもMavlick Village (MV)やScott Campusという寮もあるのですが、MVは1年以上通う学生用、Scott Campusはよく授業のあるキャンパスから離れているので、寮は基本的にUVの一択です。1番安い寮費の寮がUVです。
寮は4人1ユニットで構成されております。ユニットバスが2つついているため、2人共用で使用します。ルームメイトは事前にマッチングアプリのようなものを使用して決めます。自分の生活スタイル(清潔度や寝る時間、友達を招く頻度など)を事前に登録し、それに似たような相手を提案してくれるシステムになっているので、真面目に登録とマッチングを行えば、1年程度はストレスがないくらいにやっていけます。どうしても馬が合わない場合は1セメスターが終了する前くらいに申し出ると、新しい部屋を提案してくれ、移動できることもあります。入寮して1ヶ月以内にルームメイト同士でのルール決めがあります。
日本人を意図的に選ぶことも、選ばないこともできます。私は選ばずに、他の3人の子はネブラスカ、アイオワの出身の子でした。静岡と愛知で食文化が異なるように、ネブラスカとアイオワにも食文化や、生活文化の違いがあるようで、どちらもさっぱりな私は、夕食の時にそんな話をしていると少し気まずい気持ちになることもありました。それでも、夕食を一緒に囲む時間や、ドーナツをテイクアウトしてきてくれる時間は楽しいものでした。

【食事】
学食のような制度はありますが、キャンパスが寮から離れているため申し込む必要はないかな、と思います。キャンパス内にスターバックスや、chick-fill-A、QUDOBAなどがあるのでそこで食べる学生もいますが、ほとんど自炊です。電車が通ってなく、バスしか通っていません。寮から1番近いバス停までは、歩いて15分弱かかり、そこからバスに乗ってスーパーに行くとなると骨が折れる作業でした。アジアスーパーもバスで行くことのできる距離があり、ほしいものは基本的になんでも手に入ります。むしろ手に入らないものの方が少ないくらいです。
キャンパスを出ると基本的にメキシカンから中華料理までなんでもあるので食べに行くこともよくありました。寿司やラーメンなどの日本食ももちろん割高でしたがありました。いつもはそんなに食べないのに、向こうにいるとどうしても食べたくなってしまい、毎日通ってしまいそうになっていました。しかし、郷に入っては郷に従え、ということであまり行きすぎないように自制していました。おかげで、帰国する頃にはチポレというメキシコ料理のチェーン店が大好きになりました。日本に展開がなく、日本に持ち込めるソースのようなものの販売もないので、最後に泣く泣く大盛りで食べ納めをしてきました。

【気候】
暑く、寒いところでした。
私が渡米した八月は灼熱でした。それでも日本のように湿度が高いわけではないので、汗を掻くことは少なかったです。ただ、ジリジリと焼けるような、という表現が本当にぴったりくるような、焼き付ける太陽が本当に痛いです。そして眩しくて仕方がないです。現地のサングラスは私たちの顔にあまりフィットしないので、持っていくことをお勧めします。
冬には大学が休みになるくらいの雪が降ります。二、三回休校になりました。ブリザードが来るときは本当に外に出ないように、と警報が鳴ります。

【文化の違い】
私が1番感じた文化の違いは宗教です。それ以外のことはきっと出国前にネットで読むようなことと同じで、意外とショックは受けないのではないかな、と思っています。食材や売っているものが大きいとか、アイコンタクトの重視、時間感覚、食生活と食習慣、個人主義、年功序列、チップなどのレストランでのマナーなどは、インターネットで出回っている情報が非常に多いおかげで現地に行ってびっくりしすぎてショックを受ける、ということは、私はありませんでした。
事前にネットでたくさん調べて行っても、それを上回る価値観が存在している、と感じたのが宗教でした。私は、日本で生まれ育ち、無宗教です。ですが、せっかくキリスト教の国に行くので、キリスト教を信じることはできなくても、その宗教の仕組みや、どうして人々がそれを信念にしているのかは感じることができたらいいな、と思い、キリスト教主催の勉強会や、グローバルの集まりに頻繁に参加していました。しかし、そのような集まりに参加して、キリスト教の成り立ちや信念、実際に進行している人たちの声を聞けば聞くほど、私はそれを受け入れられない、という思いが強くなりました。どうしても理解できないことがある、ということが私にとっては衝撃でした。
私にとって、言葉以上の価値観を感じたものは宗教でしたが、それが食文化である人、時間感覚である人、会話である人、さまざまだと思います。だからこそ、私は、その人が留学に行く意味があるのだと思っています。

【現地での生活環境・街並み等】
私の留学したオマハという市は、アメリカでも田舎の方でのんびり過ごすことができる街です。物価が高すぎることはなく、最低賃金はなぜか高めの市で、お金が特段かかる市だという印象はありません。もしも、正規でアメリカ留学を行うと、1セメスターの授業料だけで13,000ドル程度払わなくてはいけません。交換留学は、1番のチャンスだと思っているので、少しでもアメリカ留学に興味があるのなら、多少苦しい思いをしてお金を工面してでも、選んでほしい選択肢だと考えています。

【今後の課題】
今後の課題は、より英語力を磨いていくことです。身につけた能力を継続させるだけではなく、さらに上を目指して勉強したいと思っています。
また、留学を通して、いかに多くの人の支えを受けているのか実感しました。それは日本からもそうですし、現地の学生、教員、事務員など、私に関わってくれた全ての人です。今の時代、ネットで探せば情報なんていくらでも出てきますが、本当に知りたいことは案外載っていなかったりします。また、自分自身でも何が疑問なのかわかっていない時も多いと思います。私も、初めてビザを取得しての留学だったので、本当に何から始めていいのか、何がわからないのかもわかりませんでした。この体験記を読んでいる人が一年生なのか、二年生なのか、学年によっても私が言いたいことは異なりますし、もちろん、学部や立場によっても異なります。そのため、なるべく私の体験が多くの人の、第一歩につながるようなものであればいいな、と思っています。何か、困ったこと、わからないことがあったら、積極的にお話を聞こうと思っているので、ぜひ積極的に連絡してほしいと思っています。

ページの先頭へ