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留学プログラム

[語学留学]ILUNOプログラム

2016年8月~10月 教育学部学生

  • 留学期間:2016年8月~10月
  • 学部等:教育学部

オマハでの2か月間はとても充実したものでした。このILUNOでの渡米が私にとって初めてのアメリカ滞在だったので、何もわからず初日はとても緊張していたのを覚えています。しかしホストファミリーの方々が温かく迎えてくださり、その緊張はすぐに解けました。
 まずオマハの気候についてですが、私が今回滞在した8月から10月は暑い日よりも寒い日が多かったように感じます。日本から持って行った半袖の夏服の出番はあまりなく、現地で買ったパーカーやニットを着る機会が多かったので、次回から行かれる方は冬服を多めに準備したほうがいいと思いました。また、日本に比べて乾燥しているので気になる方は対策していくことをお勧めします。
 大学はとても広く、設備も整っていて快適に生活することができました。図書館は夜12時まで空いているので寮に住むことになればいい学習場所になると思います。広いカフェテリアでは様々な国の料理を食べることができます。またお昼時が過ぎれば混みすぎることもないので、勉強にも適している場所です。また運動が好きな人はジムで毎日スポーツをしたり、体を鍛えたりすることもできます。
ILUNOはオールイングリッシュで授業が行われますが、先生方は皆とても優しくユーモアあふれる方ばかりなので、英語があまりできなくても委縮せずに授業に参加できると思います。と同時に先生方は的確な指摘をしてくれるので英語力も伸びると思います。クラスメイト達の国籍も様々で、初めはアクセントや訛りに苦労するかもしれませんがそれを乗り越えて仲良くなることも楽しみの一つです。
一日の授業はスピーキングを80分、次にライティングとリーディング、グラマーを中心に110分という形式でした。私のレベルは課題が他に比べて多いといわれていて、毎日何かしらの課題が出て大変でしたが、その分の英語力はついたと思います。スピーキングではプレゼンテーションを行う機会が多く、パワーポイントの組み立て方やいかにわかりやすく話すかなど、日本で行っていたものよりもより詳しい部分まで意識して取り組むことが求められました。ライティングではエッセイやサマリーを書く機会が多かったです。これらは今までの英語学習の中で取り組んだことがなかった活動でした。そのため難しい部分も多かったのですが、回を重ねるうちに書くコツを覚えることができました。今後日本に帰った後も大いに生かせるスキルを身に着けることができたと思います。
またこれらの授業のほかに週に2回午後に授業を受けました。受ける授業は様々で私はOral Fluencyという科目を受けていたのですが、楽しく英語を学ぶことができました。午後の授業は科目ごとに内容が様々なので、自分の興味にあったクラスを選ぶとより興味を持って学習できると思います。
私は寮ではなくホームステイで2か月過ごしました。ホストファミリーはヒスパニック系の家族だったので、アメリカの文化というよりもメキシコやコロンビアなど中南米の文化に触れる機会が多くありました。食事もメキシカン料理が多く、パーティーでもスペイン語が多く飛び交っていました。メキシカン料理は日本人の私でもおいしく食べることができたので、食事が口に合わなかったりすることは特にありませんでした。またホストファミリーから英語だけではなくスペイン語の単語を教えてもらうこともありました。
また、ここを訪れる前は車が運転できないと不便ではないかと思っていましたがUberをつかえば生きたところに行くことができるので不便は感じませんでした。これは日本でいうタクシーのようなサービスです。アプリで気軽に使うことができます。私はこれを使って友達と買い物に行ったり観光をしたりしました。
私はアメリカのほかの都市を訪れたことがないためきちんとした比較にはならないかもしれませんが、オマハは外国人にとっても住みやすい場所だと思います。人々は綺麗なイントネーションで話すため英語を学ぶという点でもいい場所です。そして治安がよく、また外国人という理由で嫌な思いもすることもなく、無事に留学を終えることができました。終わってみればはじめは長いと思っていた2か月はとても早く過ぎ、充実した日々でした。

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