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[語学留学]ILUNOプログラム

2015年8月末~10月末 教育学部学生

  • 留学期間:8月末~10月末
  • 学部等:教育学部

2015 年 11月 9 日

 私は2015年の8月末から10月末までの約2か月間、静岡大学の短期語学留学プログラムILUNO(Intensive Language Program at the University of Nebraska at Omaha)を利用し、アメリカのネブラスカ大学オマハ校に留学しました。これまでのことを振り返り、以下の四点について御報告させて頂きます。

【オマハでの生活】
 オマハは、アメリカの中西部ネブラスカ州の都市です。 ダウンタウンや大学周辺はレストランや買い物ができるところがたくさんあります。バスでだいたいどこにでも行くことができます。ただ、遊べるような場所が少ないので、少し退屈に感じる方もいるかもしれません。そして、オマハは1日の中での気温差が大きいです。8月末でさえ朝晩は肌寒く、上着が必要でした。昼間は日差しがとても強く暑かったです。9月後半からは昼間も寒くなり、長袖のパーカーなどを着て過ごしました。

【ホームステイ】
 オマハで生活を始める際に大学の寮かホームステイを選択することができるのですが、私はホームステイにしました。アメリカの生活スタイルを感じてみたい、常に英語を使わなければいけない状況に自分を置きたいと考えたからです。私は、ホストマザーと女の子のルームメイトとの三人で生活することになりました。始めの1週間はとても疲れました。時差ボケが続くこと、初対面の人たちと同じ家で暮らすこと、英語で上手くコミュニケーションがとれないこと、生活スタイルが違うことなどに疲れました。心を落ち着かせる時間と場所がありませんでした。しかし、マザーとルームメイトはとても優しい方たちで、ご飯はどんなものが好きか、困っていることはないかなどよく私に聞いてくれました。私も、分からないことはそのままにせず、何度も表現を変えながらなんとか伝えようと努力しました。そのおかげか、お互いのことをよく知るようになり、早い段階で打ち解け合うことができました。三人で毎日の出来事やお互いの文化や考え方などを話し合う時間がとても楽しく、留学の中で一番大切な思い出になりました。

【授業について】
 ひとつのセッションでとる授業は全部で三つあります。RWG(Reading, Writing and Grammar)とL&S(Listening and Speaking)の二つのクラスは全員がとります。そしてもう一つは、いくつかの英語の授業の中から自分で選択することができます(私はService Learningという、学校外に出てボランティアや社会科見学を行う授業をとりました)。最初に行ったプレイスメントテストの結果、私は五つあるレベルの中の上から二番目のクラスになりました。先生方の話すスピードは速いですが、分かりやすい単語とはっきりとした口調で話してくださるので、聞き取り易いと思います。授業の内容として、RWGのクラスではテキストの長文読解や、宿題で読んできた小説の感想の発表などを行いました。エッセイの書き方を詳しく学べたことが一番良かった点です。L&Sのクラスではテキストの長文を読んだあとにクラスメイトと意見交換をしたり、スピーチを聴いてメモをとって要点をまとめて発表したり、プレゼンを行ったりと、とにかく英語を話す機会が多かったです。良い・悪いプレゼンの仕方を学べたことが良かったと思います。Service Learningのクラスでは、ホームレスの方々のための家を建てる活動をする団体や、野良犬や野良猫の飼い主を見つける活動をする団体のお話を現場で聞いたり、実際に活動をお手伝いしたりしました。活動の振り返りやプレゼンも行いました。アメリカの社会問題を自分の目で見て学べたこと、それらのために活動し、少しでも貢献できたことがとても良い経験になりました。

【留学を振り返って】
 留学生活は本当にあっという間に過ぎていきました。アメリカで出会った人みんなが心温かい人たちばかりで、人に恵まれたことに感謝した二か月間でした。世界中の国から集まった留学生と共に授業を受けたり遊びに行ったりすることで、アメリカの文化だけでなく、様々な国の人々の考え方や文化を知ることができました。また、日本の文化や言葉に興味を持っている学生も多く、それがきっかけで話がたくさんできたことも嬉しかったです。英語の能力に関しては、リスニング力がだいぶ向上し、始めは理解するのに時間がかかったマザーの英語も、最後にはほとんどすぐに理解できるようになりました。この二か月間の経験をこれからの将来に活かしていきたいと思います。

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