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留学プログラム

[語学留学]ILUNOプログラム

2015年4月~6月 数理システム工学専攻学生

  • 留学期間:4月~6月
  • 学部等:数理システム工学専攻

2015年6月20日

◇ 授業
 授業は、大学到着後、最初に行われる簡単なテストによってクラス分けされます。私の場合、月曜日・水曜日は8:00-9:50、10:00-11:50の2クラス、火曜日・木曜日は8:00-9:50、10:00-11:50、13:30-14:45の3クラス、金曜日は8:00-9:50の1クラスの授業がありました。午前の授業はReading&Writing&Grammer(RWG)のクラス(月-金)とListening&Speaking(LS)のクラス(月-木)があり、午後の授業(火・木)は選択授業となっています。
 どの授業も各授業の教科書に合わせた内容となっています。RWGは日本の英語の授業に近く、英文を読み、問いに答えたり、英語でエッセイを書いたり、文法を学んだりしました。LSは授業名の通り、リスニング・スピーキングに重点が置かれています。具体的には、英文を読み、クラスメートと問いについて話し合ったり、スピーチをクラスメートの前で行ったり、スライドで発表を行ったり、アカデミックな英語の言い回しを学び、実際にディスカッションをクラスで行ったりしました。
 宿題は教科書の内容やエッセイを書くこと、スピーチやスライド発表の準備等があり、すべてが英語であるため、少し時間がかかる宿題もありました。ただ、授業は午前または午後のはじめには終わり、自由な時間が多いため、十分に宿題を行う時間があると思います。

◇ 住居
 私はCapitol Courtに住んでいました。Capitol Courtはキャンパスから歩いて約10-15分の距離にあり、部屋は個室で地下に共有のキッチンがある建物です。部屋にはユニットバスがあり、冷蔵庫や収納スペースも多少あり、大学の寮より部屋は広いです。キッチンは地下にあり、共有設備となっています。また、調理器具は自分で用意する必要があります。
 大学までのアクセスに関してですが、5月の半ばくらいからネブラスカ大学が休みに入り、シャトルバスがなくなったため、歩いてキャンパスまで行く必要がありました。授業開始が朝8時なので、その点は少し大変かもしれません。

◇ 気候
 オマハに来て、最初のほうはとても乾燥していると感じました。天気に関してはこちらの人が1時間ごとに天気が変わるというくらい不安定な天気です。雨が降ったりやんだりするので折り畳み傘は持ってきたほうがいいです。また、こちらの人は傘をささない人も割と多いので、パーカーのようなフードのある服を着るのも良いと思います。この時期、6月くらいまでは昼は暖かいですが朝方は寒いことが多いです。私がオマハに着いたのは4月の終わりでしたが朝夜はとても寒かったことを覚えています。一方で6月になると暑い日も出てくるので、服装はどちらにも対応できるものをもって来るといいと思います。また、こちらでもサイズに注意をすれば購入することは可能なので、そこまで心配する必要はないです。

◇ 文化
 私がこちらに来る前にイメージしていたアメリカ人はコミュニケーション時の距離が近いという点はほとんど感じませんでした。一方で、ILUNOには様々な国の人たちがおり、特に日本人の女性に対してコミュニケーション時の距離が近く、ボディタッチが多い人も中にはいるので、その点が気になる人は注意が必要です。また英語だからかもしれませんが、お互い年齢を気にすることなく話すことができ、多くの人と仲良くなることができると思います。

◇ 街
 ここオマハは車がないととても不便な街です。スーパーへは大学の寮から歩いて約15分から20分、ダウンタウンへは車で20分ほどかかります。バスを利用して、ダウンタウンやモールまで行くことはできますが、買い物をして荷物が多い場合、バスでは困ることもあると思います。こちらに住んでいる方たちは車を持っている方多いので、そういう人と友達になって、一緒に買い物に行ったり、出かけたりすることをおすすめします。

◇ その他
 食事に関してですが、日本に比べると食事の選択肢が少ないです。おそらく多くの人が日本食や日本で食べることができる食事を恋しく思うと思います。ただ、オマハにはアジアンマーケットというスーパーがあり、日本の調味料等を販売しているので食材を買ってきて作ることは可能です。アメリカの食事を毎日取っていると太る可能性もありますが、ここオマハのネブラスカ大学にはジムがあり、学生は無料で利用可能なので十分に活用するといいと思います。

◇ 感想
 オマハで私が出会った人は親切な人ばかりでした。ILUNOという英語を学ぶ同じ環境にいるからという理由もあるとは思いますが、それを踏まえても多くの人がフレンドリーで私自身とても助けられたと思っています。私の場合、約2か月という短い期間でしたが、様々な国の人たちと英語を通してコミュニケーションを取ることで、自分に今足りないものに気づくことができ、さらに英語を学びたいと思いました。私はネブラスカ大学に来て、英語を学ぶことができ、とてもよかったです。ただし、今後ネブラスカ大学オマハ校に英語を学習する目的で来ることを希望する人に対しての注意としては、これからさらに日本人の留学生が増えてくる可能性が高いと思われます。私と同じセッションでは静岡大学以外の大学の学生もいました。その人たちはそれぞれ大学を通さず、個人で留学斡旋によりこちらに来ているようです。また、私がいたセッションの次のセッションでは10人くらい日本人が来ており、ますます日本人の割合が高くなるようでした。そのため、英語を身に着けることが目的の人は、この点を踏まえて、ILUNOに参加するかどうか考えるべきだと思います。最後に、この留学報告書が、留学を考えている人、これから留学をする人の参考になることを願っています。

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