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留学プログラム

交換留学

ネブラスカ大学オマハ校(アメリカ)

  • 留学期間:2017年8月~2018年5月
  • 学部等:総合科学技術研究科 工学専攻

私は社会人になる前にどうしても留学を経験したくて、ネブラスカ大学に留学を決めました。こちらでは、多様な文化・人々に触れ自分の視野を広げること、静岡大学にはない分野の授業を受け、自分の研究に活かすことを大きな目的として留学生活を送っています。
 まず学習面について。この留学では留学先の教授からの許可があればどんな授業でも履修することができます。私は秋学期・春学期とも自分の専門分野に関わる講義を2〜3つ、それらの講義に関連したラボでの授業を1つ、リフレッシュ、また単位数合わせを兼ねてアクティビティクラスを2つ履修しています。長期留学は語学留学とは違い、普段日本で受けるような講義を英語で受けるため、今もそうですが留学を始めたばかりの頃は本当に苦労しました。特に専門性の高い授業は使われる単語も難しくなるので、わからないことは授業後に質問したり、友達に助けてもらいながら何とかこなしています。それでも留学生活を送るうちに、自分自身で解決できることは増え、自分の英語力の向上を日々感じています。アクティビティクラスは日本の大学では考えられないほど充実しており、一般的な球技から、ロッククライミング、アイススケーティング、各種ダンスなど様々なものがあります。また、アクティビティクラスは友達を作る良い機会にもなるのでとてもおすすめです。
 こちらでの普段の生活は、留学生だけをみても本当に人それぞれです。授業数が少ない分、自分の好きなように使える時間がたくさんあります。多くは授業の予習・復習に費やすことになりますが、それでも何か自分のやりたいことをするには十分な時間が取れると思います。私の場合は、日本文化の紹介やボランティア活動を行う団体に所属したり、クライミングジムに通ったりしています。今ではジムのスタッフとも話すようになり、チームを組んで大学内の大会にも出場しました。ジムの設備も素晴らしく、体を動かすことが好きな人にとってはとても良い環境です。現在私は寮でアメリカ人のルームメイト二人と共に生活しています。部屋の様子、雰囲気は寮ごとに大きく異なりますが、私の寮の場合は私も含め全員が音楽好きで、リビングルームでは音楽が流れていたり、歌を歌うことが多く、居心地の良い空間になっています。また、ルームメイトとの日常的な会話が英会話能力の向上に非常に役立っています。食事については、お米が大好きなのでほぼ毎日自炊しています。こちらでも日本の調味料を買うことができ、自炊すれば日本で食べるものと同じものを作れるので、日本人に合った健康的な食生活を送ることも十分できます。
 私は他の地域への長期留学を経験したことがないので比較はできませんが、オマハ及びネブラスカ大学の良さと言えば、人がとても親切であることだと思います。私は留学生の中でも英語が得意な方ではありませんでしたが、どこに行ってもさほど困ることはありませんでした。特に大学内では様々な国からの留学生が多く来ているので、留学生への理解があり、伝える意思があれば親身に接してくれます。また、英語に強いアクセントがないのも私にとっては非常に助かりました。オマハは決して都会ではありませんが、初めて長期留学を経験する人にとって住みやすく適した環境だと思います。また、長期留学の良い点としては、短期の語学留学と違い、秋学期と春学期の間に一ヶ月ほどの長期休みがあることです。私にとってはこの期間が語学力や精神面で自分を大きく成長させ、多くのものを吸収できる機会になりました。多くの時間を親しくなった友達と過ごしたので、自然と会話する量も増えました。また、旅行先ではタクシーを利用するたびに現地のドライバーと会話し、楽しい話や興味深い話をたくさんして頂きました。
 私にとってネブラスカ大学への留学は、「行けばどうにかなる!」という多少思い切った決断でしたが、今では本当に来てよかったと生活に満足しています。

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