静岡大学国際連携推進機構

在学生
の方へ

留学プログラム

交換留学

ネブラスカ大学オマハ校(アメリカ)

  • 留学期間:2021年8月~2022年5月
  • 学部等:人文社会科学部

【授業】

秋学期はソーシャルワーク、老年学、心理学、危機管理学の4つの授業を履修しています。このうち3つの授業は入門レベルであるため、毎週のコメントペーパーなどの課題が課され、予習も大切です。授業のレベルが上がると、日頃の課題は少なくなりますが、レポート課題やグループプロジェクトを課されることが多いです。学期初めは、教授やクラスメイトの話すスピードが速く聞き取れないことがありました。しかし、授業を録音し、後ほど聞き返すことを繰り返し、自分なりの工夫をすることで、少しずつ慣れていくことができました。基本的に平日の授業後は課題や予習をすることに時間を割いています。授業中は、自由に発言する雰囲気があります。グループディスカッションでは、頻繁に意見を求められ、発言しなければ、同意していると理解される文化があることを学びました。

また、レポート課題がある際には、学内のライティングセンターを活用し、レポートの書き方や文法、単語の使い方などを教わりました。ここでは、一対一でサポートを受けることができるため、とても便利です。

【住居】

大学構内の寮は、授業へのアクセスは良く、寮から一番遠い教室へも徒歩10分で行けます。寮にもいくつかの種類がありますが、私は4人部屋で、キッチン、リビング、バスルームを共有しています。食器や調理器具はルームメイトに借りていますが、自分で購入したものもあります。個別の部屋は5畳程で、ベッド、机、椅子、収納棚が備え付けられています。ベッドは、マットレスのみのため、枕やリネンは購入する必要があります。学期初めには、部屋の使い方や共有物、掃除についてルームメイトと話し合う機会があります。私の部屋では、掃除をこまめにすることや、部屋にゲストが来る際は、事前に連絡するなどのルールを決めました。クラブハウスと呼ばれる、住居の事務所やフリースペースが完備されている建物では、郵便物の受け取りや洗濯が無料でできます。

【食事】

基本的に自炊することが多く、週に一度程、外食をします。昼食は大学内のカフェテリアで取ることもできますが、比較的割高であることや、メニューがハンバーガーやサンドイッチ、フライドチキンといった種類が限定されているため、私の場合は寮に戻り昼食を済ませます。自炊する際は、日本から持参した箸や卵焼き器が重宝しています。普段は大学近くのスーパーで買い物をすることが多いですが、大学から車で5分ほどのアジアンマーケットに行くこともあります。

外食する際は、チップの支払いがある点や、残り物は持ち帰ることができる点に日本との違いを感じています。また、オマハ市内で様々な国や地域の食事が楽しめるのも魅力的です。日本食レストランはもちろんのこと、中華や韓国料理、東南アジア系、さらにはアフリカや地中海地方、中東など多くの食文化を学べます。

【気候】

静岡と比較して、一年を通して乾燥しており、夏は涼しく、冬は雪が多く寒いです。夏場は日差しが強く、サングラスや日焼け止めなどの対策が必要です。9月までは、半袖でも過ごしやすい日々が続いていましたが、10月になると肌寒い日が増え、コートが必需品となります。オマハの冬は長く、10月中旬から3月中旬までです。例年であれば、10月下旬には初雪となり、11月には雪の日も多くなるのですが、今年は例年に比べて穏やかです。最高気温が5℃に満たない日もありますが、室内の温度管理が徹底されているため、寮や大学内では薄手のニットやパーカーで過ごすことができます。オマハの冬を越すためには、厚手のコートを準備することが必須で、現地で購入することをおすすめします。

【文化の違い】

一つ目は、現地の人はパーティーが大好きなことに驚きました。特に感謝祭やクリスマスのシーズンになると、頻繁にパーティーが開催されます。数人で行われる小規模のものから、100人ほどの大規模のものまで様々です。小規模のものであると、ポットラックと呼ばれる持ち寄りのパーティーが行われます。私は焼きそばや寿司、お好み焼きなどの日本食を作り、毎回好評をいただいています。様々なパーティーに参加することで、学外の人と交流することができ、人脈を広げる良い機会となります。

また、世間話はどこに行っても大切で、コミュニケーションの第一歩であることを感じています。 レストランのウェイターやスーパーのレジ、順番待ちで列に並んでいる時など様々なシーンで初対面の人と会話する機会があります。たった数分の会話でも、互いの共通の話題で盛り上がることもあります。

【現地での生活環境・街並み等】

静岡大学とは異なり、平坦で比較的小規模のキャンパスです。大学の図書館は平日深夜0時まで利用可能で、学習スペースが多く確保されています。図書館にはスターバックスやシアタールームがあり、一眼レフカメラやボードゲーム、テレビゲームなどの貸し出し、3Dプリンターの利用など、設備が充実しています。

また、大学内のイベントも豊富です。学期初めには、新入生歓迎のイベントが1週間を通して行われます。この期間に限らず、定期的にイベントは開催され、学生の交流の場となっています。さらに、学内で行われるアイスホッケーやバスケットボールなどの試合は、無料で観戦することができます。このようなイベントは、大学のSNSで情報を得ることができます。

オマハでの生活は車社会のため、買い物に出かける際は車があると便利です。車を持っている人と仲良くなることが、快適な生活を送るポイントです。しかし、学生証を持っていれば無料でバスに乗ることができるため、近くのスーパーでの買い物には困りません。また、オマハのダウンタウン(大学から車で10分ほど)にはレストランやお店が軒並み揃う、煉瓦造りの街並みが広がっています。冬になると、夜間はライトアップされ、とても綺麗です。

【今後の課題】

1月から始まる春学期では、学期を通してのグループプロジェクトやプレゼンテーションをすることが増えます。この機会に、英語で自分の意見を明確に伝えることを得意としたいです。また生活面では、コンフォートゾーンから抜け出し、交流の輪をさらに広めていきたいです。現在は、他国からの留学生と時間を過ごすことが多いため、ルームメイトやクラスメイトさらに、今までパーティーで出会った、現地の人と友好関係を築きたいです。



ページの先頭へ