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トビタテ留学JAPAN! 地域人材コース「ふじのくにグローバル人材育成事業」でドイツ短期留学

  • 留学期間:2017年8月~2017年10月
  • 学部等:人文社会科学部言語文化学科

留学のきっかけは、静岡大学で行われている「留学フェア」という留学説明会でした。先輩の留学体験談の発表を聞いて、初めて「トビタテ!留学JAPAN」という奨学金制度について知りました。海外でのインターンやボランティアなどの研修活動をサポートしてもらえる制度に魅力を感じました。私の留学先のドイツの慈善団体「ディ・アルヒェ(箱舟)」は、親の世話を満足に受けられない子どもたちのために、毎日無料で食事を提供しています。私はトビタテ留学JAPAN! 地域人材コース「ふじのくにグローバル人材育成事業」の支援を受けて、大学2年の夏休みの期間、フランクフルトの「箱舟」の施設でボランティア活動を行いました。「箱舟」では、子どもたちとは主に、一緒にご飯を食べたり、英語の宿題を手伝ってあげたり、ボードゲームで遊んだりしました。自らすすんで、スタッフの方々や子どもたちと積極的に関わるように心がけました。また、自分で企画・準備をして、折り紙や書道などを紹介する日本文化体験ワークショップも開きました。
フランクフルトは、ドイツのなかでも特に移民が多い都市です。「箱舟」にやってくる子どもたちの多くはモロッコやシリア、アフガニスタン、ロシアなどのバックグラウンドを持っていて、ドイツの社会はとても世界に開かれているのだと改めて実感しました。箱舟では、子ども達が、宗教や人種が異なろうと、一人ひとりがかけがえのない存在であるという自信をつけ、のびのびと育っていけるように、援助を行っていました。短い留学期間でしたが、ドイツのコミュニティや支援活動の実態を自分の目で見ることが出来たのは、貴重な経験でした。
留学中は、ゲーテ・インスティトゥートという語学学校にも通い、ドイツ語を鍛えてきました。多国籍のクラスメイト達と、授業時間以外にもカフェテリアや寮での共同生活はドイツ語で会話を交わし、毎週の試験に向けて夜まで一緒に勉強することもあり、とても良い思い出になりました。
私は留学を通して、新しく出会う状況や人々にオープンな姿勢で接することを学びました。いつもの生活と全く文化の違う国、言葉が通じにくい環境に自分の身を置くことで、日本でなんとなく受動的に生きてきた自分を大きく成長させることができます。大学の夏休みは期間が長く、海外に出て有意義なことにチャレンジできる良い機会だと思います。あなたも、勇気を出してトビタってみませんか?

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