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交換留学

テイラーズ大学(マレーシア)

  • 留学期間:2019/10~
  • 学部等:人文社会科学部

 マレーシアテイラーズ大学に留学して現在4か月目に差し掛かっています。テイラーズ大学に派遣された学生は私が初めてということなので、ここでの留学がどういうものなのか、私なりに紹介したいと思います。

【マレーシアでの暮らしについて】
 マレーシアは多民族国家であるため、街を歩けばモスク、寺院などの様々な宗教関連の建物はもちろん、行き交う人々の肌の色や服装、言語も本当に様々です。また日本人の移住先としても人気であるように、ファミリーマートやイオン、伊勢丹やダイソーなど、身近な日系企業の進出も多いため、旅行として訪れるだけでなく暮らすうえでも過ごしやすい国だと思います。また生活するうえでの物価も日本に比べて基本的に安く、普通の食堂なら300円あれば確実に満腹になれますし、費用を理由に留学をためらっている方にお勧めできる国です。

【テイラーズ大学、授業について】
 テイラーズ大学は看板となっている観光学部からビジネス学部など、幅広い学問を学ぶことのできるマレーシアでもトップの私立の総合大学です。留学の提携校も多く、キャンパスでは世界中から集まった学生がきれいなキャンパスでともに学んでいます。マレーシアの中でも、これだけの違ったバックグランドを持った人とコミュニケーションを英語でとることのできる大学はなかなかないのではないかと思います。留学生は大学から送られてくるモジュールの中から留学前に時間割を決定し渡航しますが、履修できないクラスもあるので大学とよく相談し決めていく形になります。4月~7月、8~12月の長期セメスターと、1~3月短期セメスターという制度をとっており、交換留学生は長期セメスターのみ授業があるので短期セメスターは休暇、ということになります。1授業120分で、4~5クラス履修し、講義とチュートリアルの授業があるので、4クラスとった場合1週間に120分×4クラス×2(講義、チュートリアル)で計8クラスに出席することとなります。チュートリアルは授業内容の復習や課題内容の説明など、バックアップのような役割を果たしています。授業ごとに課題があり、システムに慣れたり、授業の予復習をしている間にあっという間に時間が過ぎていきます。忙しいですが、学生、教授はみな優しく、勉学に打ち込む環境も整っているため、留学には最適な場所だと思います。日本人の交換留学生の数は少ないですが、観光学部には正規で留学している日本人が多くいるので、必要であれば助けを求めることもできます。

【おわりに~マレーシア留学の勧め~】
 最後に、私が感じたマレーシア留学の魅力をいくつかあげたいと思います。最大の魅力としてあげられるのは、まさに今発展しているマレーシアの様子をしっかりと肌で感じることができる、ということです。特にクアラルンプールでは次々と建てられる高層ビルや高級外車を見てかつての日本もそうだったのかと勢いにワクワクする場面と、毎日自らの障害をアピールして物乞いをする場面が同じ空間に日常として当たり前に存在しており、ありきたりな表現にはなってしまいますが、自分の価値観や今までの経験について考え直しました。おそらくこうした日常も数年後には全く変わっていることが予想されるため、ぜひ皆さんにもこの独特の不便さや人の温かさ、何とも言えない雰囲気を味わえるうちに体験していただきたいと思います。
 まだ全期間の半分も終わっていませんが、今のところマレーシアに留学してみてデメリットよりメリットを感じることのほうが多いです。欧米諸国への留学もきっと素晴らしいとは思いますが、これを読んだ方にはぜひテイラーズ大学への留学も検討していただけたらとても嬉しいです。

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