静岡大学国際連携推進機構

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留学プログラム

交換留学

テイラーズ大学(マレーシア)

  • 留学期間:2025年9月~2026年1月
  • 学部等:情報学部

【授業】
授業は全て英語で行われていて、私のときは交換留学生は学年にとらわれず、学部で開講されている授業を自由に選べました。観光マネジメント学部は1学年の人数が少なくて、2、3年生の授業では既にコミュニティができあがっていたので、最初は正直少し緊張しました。でも徐々に授業内で正規の学生と関わる機会が増えて、グループワーク中心の授業を通じて、言語や文化の壁を越えてチームで協力しながら課題を乗り越えることができました。
特に印象に残っているのは「Tourism Integrated Project」という授業です。この授業では、観光プロジェクトにおけるチームマネジメントの方法を、実践を通して学びました。私たちのチームは、Klangという王様が住んでいた歴史ある町を実際に訪れて、360°カメラで撮影し、その映像を編集・公開して観光プロモーションを行いました。プロジェクトを通じて、マネジメントスキルだけでなく、地域課題の発見と解決方法、動画制作、プロモーション活動まで幅広く学ぶことができました。完成した動画は大学内で広く広報して、多くの人に見てもらえたことが大きな達成感につながりました。言語の壁はありましたが、チームメンバーがサポートしてくれたおかげで乗り越えられて、自分でも大きく成長できたなと実感しています。


【住居】
大学の案内で紹介されていた宿泊施設に直接連絡し、3人で一部屋を借りました。マンションの一室をシェアする形で、それぞれ個室が用意されています。私のルームメイトは、同じ交換留学生のスウェーデン人と、インドネシアから近隣の大学に正規留学している学生でした。キッチンやトイレは共同利用のため、文化の違いから戸惑うこともありましたが、お互いを尊重し合える優しいルームメイトに恵まれ、お別れの際は本当に寂しくなりました。
私のマンションには専門のエージェントがおり、やり取りの返信が遅く不安になることもありました。また、私の住んでいたマンションは周辺では高級な部類に入り、プール、ジム、体育館まで完備された綺麗な施設でしたが、住み始めてから周辺相場よりかなり割高だったことに気づきました。結果として相場より多くの家賃を支払うことになりましたが、異文化のルームメイトとの共同生活は、かけがえのない思い出となりました。

【食事】
マレーシアには世界各国の料理が揃っており、多様な食文化を楽しめます。マレーシア料理は私には辛く、飲み物は甘いのがおおかったですが、お店に伝えれば調整してもらえました。自炊もしましたが、円安の影響もあって外食とあまり値段が変わらず、キッチンの衛生面にも不安があったため、ほとんど外食していました。日本食などは高めですが、ローカルフードは非常に安く、予算に応じて柔軟に選択できるのが魅力です。
一人でゆっくり食べることもあれば、大学の友人と学内で食事を楽しむこともありました。また、ドイツからの交換留学生の家を訪ねて、お互いの国の料理を作り合うこともありました。食事を通じて生まれた交流は、どれもおいしい思い出として心に残っています。


【気候】
マレーシアの気候は私にとって過ごしやすい環境でした。年中26〜30度と暖かく、また外にファンが設置されていることも多いため、日陰では汗をかかずに快適に過ごせます。クアラルンプールでは10〜4月が雨季とされており、私が滞在した9〜1月の期間も、特に10〜12月はほぼ毎日雨が降っていました。スコールのように短時間で止むこともあれば、4時間ほど降り続くこともあったため、外出時はほぼ毎日傘を持ち歩いていました。

【文化の違い】
 マレーシアにはマレー系、中華系、インド系の人々が暮らしていて、様々な宗教が共存しています。主にイスラム教、仏教、ヒンドゥー教などがあり、宗教施設では服装の規制が厳しく設けられています。特にモスクでは女性は肌を出さないように言われ、髪を覆うヒジャブの着用を求められることもあります。ただ、街中では観光客や中華系マレーシア人を中心に、比較的カジュアルな服装をしている人も多く見かけました。

【現地での生活環境・街並み等】
私が住んでいたサンウェイは、大手不動産会社サンウェイ・グループによって計画的に開発されたエリアです。街全体が一体的に整備されており、国内でも有数の大規模ショッピングモールや複数の大学が集まっています。高層マンション、大型スーパー、総合病院、さらにはテーマパークまで揃っており、非常に活気のあるエリアでした。日常生活で不便を感じることはほとんどありませんでした。日本の食材を扱う店や、日本初のご飯屋さん、総合病院には日本人カウンターが設置されているのも見かけたので、精神的にも安心して過ごせたと思います。
一方で、慣れるまで戸惑ったのは道路の横断です。マレーシアは日本と比べても自動車への依存度が高く、交通量も多い国です。実際、私の住んでいた家の近くの交差点では歩行者用横断歩道が設置されておらず、車の動きを見ながら自分で判断して渡る必要がありました。また、歩行者信号が青になるまでの待ち時間もとても長いため、信号機がある場所でも、青信号を待たずに車の流れを確認して渡る人が多く見られました。このような経験を通じて、日本とは異なる交通文化や街のあり方を、日常生活の中で実感することができました。

【今後の課題】
今回の留学を通じて、英語でのコミュニケーション能力は大きく向上しました。一方で、専門的な議論や複雑な意見交換においては、まだ成長の余地があると感じています。特にグループワークでは、即座に自分のアイデアを英語で表現することの難しさを実感しましたが、チームメイトのサポートを受けながら、少しずつ自信をつけることができました。今後も英語の表現力を磨き、より高度な議論に積極的に参加できるよう、継続的に学習を続けていきます。
また、異文化理解の重要性を深く学ぶことができました。ルームメイトとの共同生活やクラスメイトとの交流を通じて、文化の違いを尊重することの大切さを実感しました。同時に、何を尊重すべきで、何を率直に相談して良いのか、その境界線を見極める難しさも経験しました。異なる文化的背景を持つ環境で過ごしたことで、多様性の中で生きることの豊かさと、時に生じる困難の両方を肌で感じることができました。
この留学経験は、グローバルな環境で働く際に必要な異文化コミュニケーション能力を高める大きなきっかけとなりました。今後は、より柔軟な視点を持ち、日本においても多文化共生社会の実現に貢献していきたいと考えています。

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