静岡大学国際連携推進機構

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留学プログラム

交換留学

ソフィア大学(ブルガリア)

  • 留学期間:2015年10月~2016年7月
  • 学部等:教育学部

2016年1月 24日

 こちらに来て、4か月がたちました。最近はぐっと寒くなり、あたりは雪で真っ白です。しかし、雪になじみのない地方出身の私にとっては、この雪もとても貴重な体験となっています。エラスムスと呼ばれるヨーロッパの留学生たちと一緒になって、ブルガリアの学生と寮の前で雪合戦をしたり、生まれて初めて雪にダイブしてみたり。寮の中や、建物の中は暖房器具があり、温かいので安心してください。私の住んでいる寮は着実に変化しているようで、私が来る1,2か月前に無料で使用できる洗濯機が導入され、また、11月ごろには玄関わきにコンビニのようなお店もできました。街でも英語の掲示板の導入や、押しボタン式の信号の出現など、ブルガリアが発展途上にあるのだということが感じられてとても面白いです。ブルガリアは決して裕福ではない国です。しかし、だからこそなのか、人の温かみを強く感じます。ブルガリア人がシャイだということは留学へ来る前から耳にしていましたが、仲良くなると、本当に親身になってくれます。また、日本に対しても好意的なイメージを持っている方が多いように感じます。道を歩いていると、「こんにちは!」と少し緊張したような、はにかんだ笑顔で声をかけられることもしばしばあり、とても嬉しくなります。ソフィア大学には日本語学科という日本のことについて学んでいる学科があるため、日本人はブルガリアの人とも仲良くなりやすいと思います。
 私はソフィア大学でも教育学について学んでいるのですが、教育学部には留学生が少ないため、マンツーマンでの授業がほとんどでした。英語に自信のなかった私にとっては、自分に合わせて進めていただける授業が本当にありがたかったです。また、教育系の授業の中で唯一クラスメイトを持つことができた授業では、ブルガリア語と英語の同時進行、とのことでしたが、実際にそれを行うことは教授にとってとても難しいことで、ほとんどがブルガリア語で行われ、なかなかに苦戦しました。しかし、翻訳してくれる子や手伝ってくれる子の存在や、助教授の方からのサポートのおかげで、無事に学ぶことができました。教育学部は事務の方からもサポートしていただけるので、困った時にも頼りになる存在がいて心強いです。
 ブルガリアと言えば、ヨーグルトのイメージが強いと思います。実は残念ながら特別おいしい!というわけではありません。ブルガリアのヨーグルト、と言えば、本来しょっぱいことが基本となるので、日本人にとっては未知なる領域なのではと思います。日本でいう“飲むヨーグルト”に塩をおもむろに入れる光景には驚きを隠せませんでした。しかし賛否両論はありますが、私はブルガリア料理、大好きです!特に、カヴァルマというブルガリアの伝統的な器に入れられた煮込み料理が絶品です。ぜひ。
 ブルガリアはイベントも盛りだくさんで、文化も根強く残っているので一年間を通して様々な体験ができることがこれからも本当に楽しみです。日本ではまだあまり知られていないそれらを、どんどん体験していきたいです。

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