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留学プログラム

交換留学

ソフィア大学(ブルガリア)

  • 留学期間:2016年10月- 2017年7月
  • 学部等:情報学部

私はブルガリアの首都ソフィアにあるソフィア大学に留学しています。留学生は一応それぞれ学部に所属しているものの、先生との相談次第で違う学部の授業もうけることができます。授業は英語で行う留学生向けのものの他にブルガリア人学生向けだけれど英語で行うものもあるためブルガリア語が分からなくても受けることができます。
ブルガリアの公用語はブルガリア語ですが、ソフィアに住む若い人たちの多くは英語を話すことができます。(年配の方や英語を話さない人たちはロシア語やドイツ語などを話せる場合が多いです。) 学校や生活に必要な手続きはすべてブルガリア語で行われますが、ソフィア大学には日本学科があり、日本学科の学生たちがサポートしてくれたため特に困ることはありませんでした。また、留学前には日本学科の学生たちと連絡をとり現地の様子を教えてもらったり、ブルガリアについた日には空港に迎えに来てくれたりしたためとても助かりました。
 ブルガリアは物価がとても安く、学食は90円程度、街中のきれいなカフェで食べても500円程度で食事をすることができます。ブルガリア料理は肉、豆、ヨーグルト、チーズなどを使ったものが多く味付けは日本人に合いやすい味付けだと思います。また、治安も悪くなく最低限気をつけていれば問題ないため住みやすいと感じています。気候は、夏は暑く冬は寒いです。特に今年の冬はヨーロッパ全体で寒く大雪だったので大変でした。しかし、4月ごろからは暖かくなり日も長くなって(6月現在は夜の9時半ごろまで明るいです。) 公園でピクニックをしたりとのんびりとした時間を過ごすことができます。
 私は他の国ではなくブルガリアに留学してよかったと特に思う点がふたつあります。
ひとつめは、お祭りがとても楽しいことです。日本でも有名なカザンラクのバラ祭りやペルニクのスルバなどに参加しましたが、街全体がお祭りムードとなり活気に溢れています。ブルガリア人はお祭り以外にも行事をとても大切にするようで、春の訪れを祝う日にはマルテニッツアと呼ばれるミサンガのようなものや特別な人形を家族や友達みんなにあげお互いの健康を祝います。また、国際女性デーにはクラスメイトの男の子が女の子みんなにお花をプレゼントしていました。このように行事を通して周りの人たちを思いやるブルガリア人の習慣はとても心が温まります。
ふたつめは、他の国へ旅行がしやすいことです。先ほど述べたようにブルガリアは物価が安いため生活費が少なくてすみその分旅行にお金を使えます。また、ソフィアは小さい街なので中心部からメトロ一本で空港まで行くことができます。さらには、周辺国へ行くのもやすくバルカン半島の国々へはバスまたは電車で行けたり、イタリアやイギリスへは格安航空が飛んでいるため最も安い場合には片道10ユーロ(おおよそ1200円程度)で飛行機に乗りローマやロンドンへ行けたりします。私はこの留学中に20か国以上を旅行しました。何回もの言葉のわからない知らない土地への旅行を通して度胸と自信がつきました。陸続きのヨーロッパでも国が変わると人や街の雰囲気も変わります。それを自分自身の肌で感じることはとてもおもしろくワクワクします。
ブルガリアへ留学している人はほとんど居なく、留学前になぜブルガリアなのと何度も聞かれました。聞かれるたびに私自身もカナダやイギリスなどメジャーな留学先にすればよかったかもと思いましたが、ブルガリア留学は他の人とは違う経験ができます。日本の生活とは大きく違うため、大変なことが何度もありましたがそれを乗り越えるたびに強くなったと思います。留学生活も9か月目となり残り1か月ほどの今、ブルガリアへ留学に来てよかったと思っています。

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