静岡大学国際連携推進機構

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留学プログラム

交換留学

コメニウス大学(スロバキア)

  • 留学期間:2025 年9 月~2026 年6 月
  • 学部等:人文社会科学部

【授業】コメニウス大学では教育学部の授業を英語で履修し、言語学や英文学を中心に学びまし
た。専門科目を英語で学ぶことは想像以上に難しく、授業内容だけでなく課題や試験問題を理解
することにも苦労しました。特に文学の授業では、自分の考えを英語で発表する機会が多く、最
初は積極的に発言することができませんでした。しかし、周囲の学生が活発に意見交換をする姿
に刺激を受け、自分も少しずつ発言するようになりました。試験期間には図書館で長時間勉強を
続け、大学受験以来と思うほど学習に集中しました。専門的な内容を海外で学んだ経験は、帰国
後の学びや卒業研究にもつながる大変貴重な経験となりました。

【住居】留学中は学生寮で生活しました。正直なところ、設備は決して新しいとは言えず、共用
のトイレやシャワー、キッチンはいずれも最低限の設備でした。日本との生活環境の違いに驚き
ました。さらに、夏は冷房設備がないため、夜も暑さで眠れない日があり、体調管理に苦労する
こともありました。このような環境で生活したことで、どのような環境にも適応する力や、自分
で工夫しながら生活する力、精神的なたくましさを身につけることができたと感じています。ま
た、寮費はブラチスラバにしては非常に安く、生活費を抑えながら留学生活を送ることができま
した。さらに、同じ寮に住む世界各国の留学生やルームメイトとの交流の機会が多く、日常生活
の中で異文化理解を深めることができたことは、学生寮ならではの大きな魅力でした。

【食事】普段は自炊を中心に生活し、現地のスーパーマーケットで食材を購入していました。日
本より物価が安い食品も多く、現地の食文化を楽しみながら生活することができました。一方で、
日本食が恋しくなることもあり、自分で和食を作ることもありました。また、ワーキングホリデ
ービザを利用して日本食ラーメン店でアルバイトをしていたため、日本食を現地の方へ提供する
経験もできました。お客様から日本食について質問されることも多く、日本文化や食文化を英語
で説明する機会が数多くありました。食を通して異文化交流ができたことは、とても印象に残っ
ています。

【気候】スロバキアも割と四季がはっきりしており、冬は非常に寒く雪が積もる日も多くあ
した。気温が氷点下になることも珍しくなく、防寒対策は欠かせませんでした。一方で、夏は日
本ほど湿度が高くありませんでしたが、記録的な猛暑だったため非常に苦労しました。建物が暑
い夏を想定して作られていないため建物の中にいても暑く夏バテ、寝不足に苦しみました。日本
ではあまり経験しない本格的な冬を体験できたことも、留学ならではの思い出です。季節によっ
て街並みの雰囲気も大きく変わります。紅葉や春には桜のようなピンク色の花も咲いていました。
【文化の違い】留学中は、日本とスロバキアの文化や価値観の違いを数多く体験しました。特に
印象的だったのは接客文化です。現地では、お客様を待たせないことを重視し、注文や会計も素
早く対応することが一般的でした。また、チップ文化も日本にはない習慣であり、お客様から直
接感謝の気持ちを受け取ることに新鮮さを感じました。さらに、建国記念日の式典への参加や教
会でのミサ、現地家庭での生活体験を通して、宗教や歴史が人々の暮らしに深く根付いているこ
とを学びました。一方で、日本文化について質問される機会も多く、日本を客観的に見つめ直す
きっかけにもなりました

【現地での生活環境・街並み等】留学先のブラチスラバは歴史ある街並みと近代的な施設が共存
する美しい都市でした。旧市街には歴史的な建物や教会、美術館が多くあり、休日には散策を楽
しみながらヨーロッパの文化を身近に感じることができました。公共交通機関も充実しており、
トラムやバスを利用して通学や買い物をしていました。また、周辺国へのアクセスも良く、週末
には近隣諸国を訪れる機会もありました。日常生活では英語だけでなくスロバキア語を使う場面
もあり、簡単な挨拶や接客で使う表現を覚えながら生活しました。
【今後の課題】今回の留学を通して、英語でコミュニケーションを取ることへの抵抗は大きく減
りましたが、語彙力や表現力にはまだ課題があると感じています。今後はTOEIC などの資格取得
を目指し、さらに英語力を向上させたいと考えています。また、留学中に実施した日本文化ワー
クショップを通して、美術館教育や異文化交流への関心がより深まりました。帰国後は大学での
学びや卒業研究に留学経験を活かし、将来は博物館教育に携わる学芸員として、日本文化や地域
の魅力を国内外へ発信できる人材を目指して努力していきたいと考えています。
スロバキアは留学先としては比較的マイナーな国であるため、「英語で授業を受けられるのか」
「どのような国なのか」といった情報が少なく、不安を感じる方も多いと思います。実際、日常
生活ではスロバキア語が必要になる場面もありますが、大学では英語で授業を受けることができ、
留学生として安心して学ぶことができました。
また、ブラチスラバは比較的治安が良く、公共交通機関も充実しているため、生活しやすい環
境でした。さらに、オーストリアやハンガリー、チェコなど周辺国へのアクセスも良く、ヨーロ
ッパ各国を訪れる機会にも恵まれました。街自体はコンパクトですが、その分移動がしやすく、
生活するにはちょうど良い規模だと感じました。
ヨーロッパでの生活を経験してみたい方や、英語を学びながら異文化に触れたい方には、スロ
バキアは非常におすすめできる留学先だと思います。

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