静岡大学国際連携推進機構

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留学プログラム

交換留学

コメニウス大学(スロバキア)

  • 留学期間:2017年9月~2018年7月
  • 学部等:教育学部

スロバキアに来てから約3カ月が経ちました。私はヨーロッパへ来るのが初めてだったので、日本との文化や、人間性・価値観がどう違うのかとても楽しみでした。スロバキアの公用語は英語ではなくスロバキア語です。街中では基本的にスロバキア語が飛び交っていますが、英語もしっかり通じるので日常生活(スーパー、レストラン、図書館など)は思っていたよりも苦労しませんでした。公的機関(警察署・病院)では英語があまり通じない印象があります。留学が始まって1カ月が経った頃、左腕を骨折してしまい、夜間に救急車で運ばれ手術を経て入院をした際に、ドクターやナースとコミュニケーションをとる際に英語が通じずものすごく大変でした。その後も通院やリハビリを繰り返しました。コメニウス大学の友人に色々教えてもらい、同じ留学生の仲間の手伝いもあり、何とか病院に通い続けることもでき、腕の調子も回復してきています。
大学の授業では、英語で開講されている授業も多く、日本と比べると積極的に発言をしたり、分からないことはしっかり教授に質問するというような姿が多くみられ、自分ももっと頑張らないといけないという気持ちになることができ、勉強面のモチベーションはとても上がります。英語で授業を受けたという経験があまりないので、最初はついていくので精一杯でしたが、先生方も気にかけてくれるので、分からないところなど質問しやすく、授業を受けるのがとても楽しくなりました。テストは日本と比べると量や範囲がものすごいですが、やりがいはあります。
また、英語が学べるのは学校だけではありません。留学生はほとんど寮に住むと思います。この寮でもたくさんの英語に触れることができます。共同のキッチンもあり、料理をしていると他の留学生も料理をしに来るので、交流を持つことができます。トルコ人の友人に食べさせてもらったトルコの伝統料理はとてもおいしかったです。英語を第2言語として使う人とのコミュニケーションをする際に、地域によって発音やアクセントの違いがあり、時々自分の言葉が通じなかったり、相手の言っていることが分からなかったりします。しかし、自分的にはとても良い環境にいると思っています。英語を話す人はネイティブだけに限らないので、ネイティブがしゃべらないような英語に触れることで自分の中にある「ネイティブの話す英語が絶対」という概念を変えることができました。スペイン・トルコ・台湾・スロバキア・インド・イタリアスロベニア人など、様々な国の友達ができ、楽しく寮生活を送っています。
スロバキアは物価が安いので、日本と比べると生活費が比較的安く済みます。また、スロバキアはヨーロッパの東に位置しています。周辺にはオーストリア、ポーランド、ハンガリーなど多くの国もあり、旅行をするには最適な場所であると感じています。交通・金額面において安く簡単に旅行ができるということもスロバキアへ来ることの利点であると思います。(オーストリアのウィーンまでバスで片道1時間5€でいくことも可能です)
まだまだ吸収できること、自分の英語を試すこと、やってないことがたくさんあると思います。後悔しないように、この1年が自分の将来の糧となるように残りの時間を過ごしていきたいと思います。

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