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留学プログラム

交換留学

コメニウス大学(スロバキア)

  • 留学期間:2022年9月~2023年7月
  • 学部等:教育学部

【授業】留学当初は、先生の話している内容がほぼ聞き取れない状況でした。そんな状況で、発言を求められたり、周りの生徒との意見交流をしたりと自分の無力さに気付かされる日々が続きました。改善策として、出席した授業を携帯で録音して、寮に戻り次第、ラジオ感覚で授業の復習をしていました。結果として、リスニング力や分からない所は素直に聞けるようになりました。やるべきことから逃げない姿勢が留学を通して一番大きな成長した部分だと思います。

【住居】コメニウス大学の寮は改築中なので、綺麗な部屋もあれば、築60年の部屋があります。また、外国人との共同生活が基本ですが、私の場合は当初、ルームメイトが日本人でした。理由が正当なものであれば、部屋の交換が可能です。私は、「語学力向上のために部屋を変えたい」と管理側に伝えれば、あっさり交換できました。そのため、ルームメイトの心配はし過ぎることはありません。自分の意思をしっかり伝えましょう。

【食事】寮にも食堂があり、比較的に安く食べることができます。一食500円くらいの印象でした。外食をする場合は、1200円は最低でも出費する印象です。他の国に比べると、物価は安く、生活しやすいと思います。日本食が恋しくなれば、寿司屋さんやラーメン屋もあるので、食に関してストレスを感じることは少なかったです。

【気候】一年中乾燥している印象です。冬は雪がすごくて、冬用のブーツを買うことをお勧めします。夏は日本に比べて涼しく、過ごしやすいです。また、夏になるとテラスでビールを飲むスロバキア人が急に増えるので、そんな街の雰囲気もとても良い記憶として残っています。

【文化の違い】文化の違いはそれほど感じませんでしたが、宗教と外見の話をするときは、慎重になるべきだと思います。留学生は世界各国から来ているため、信仰する物も様々です。お互いに認め合う姿勢が大事です。次に外見についてですが、こちらは褒め言葉のつもりで外見について話したつもりが、聞き手は馬鹿にされていると勘違いする場合もあるそうです。

【現地での生活環境・街並み等】

公共交通機関が充実していました。寮から街へは10分に一本のバスが出ているので、移動に苦労したことはありません。またBoltという格安タクシーも充実しているので、移動の時の心配は必要ありません。また、スロバキアの首都であるブラチスラバが都会かどうかについてですが、私は都会だと思います。落ち着いた雰囲気を残しつつ、発展を続けていく町だと思いました。

【今後の課題】

留学を通じて大きく成長した所は二つです。一つ目は、やるべきことから逃げない姿勢。二つ目は、わからない時に「わからない、助けて」と言える素直さです。正直、自分の留学にやり残したことは一つもありませんが、これは自分の力だけはありませんでした。というよりも、出会った友達や先生に助けてもらい続けていました。彼らがいたからこそ、幸せな時間をスロバキアで過ごせたと思っています。それを踏まえて、私の今後の課題は、助けられるだけでなく、助ける側になることです。これからは自分の強みを活用して、どんな場面で助けられる存在になるか模索したいと思っています。

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