【授業】
経済学部に属しているため、経済にまつわる授業であることは確かだが、留学生も英語で受講できる、という特徴もあってか、最終的には文化の違いを語ることが多いと感じる。ディスカッションの時間が設けられており、自分の考えを共有する、また、他者の考えを受け入れる、という雰囲気がある。
【住居】
多くの留学生が入居する、いわゆる国際寮に入寮した。自分専用の部屋などはなく、3人で一つの部屋を共有する、という形をとっており、キッチンはワンフロアに一つある。プライベートな空間はなく、特にキッチンの使い方が寮全体の問題として挙げられることもあった、というのが正直なところだが、必然的に寮で友人ができやすい環境であり、共有スペースで多様な友人と話すことが楽しみの一つだった。
【食事】
外食は高く、任意という建前はあるが多くの場合、半強制的ともいえるチップを払う必要がある。だが、食材自体、特に果物や野菜は安く、自炊をしやすい環境でもあった。また、大学の食堂を利用している友人も多かった。
【気候】
日本と基本的には変わらないが、湿度が低い(特に夏)ので、過ごしやすいと感じた。冬は雪が降り、とても寒かったが、一度建物に入ってしまえば半袖の人もいるほど、室内はとても暖かかった。私が入居していた寮はエアコンがついていなかったため、特に暑い日はほとんどの人が外に出て日陰で過ごしていた印象を受けたが、日傘をさしている人は一人もおらず、不思議だった。
【文化の違い】
ルーマニア人と文化の違いを感じ、戸惑った、という経験は正直なく、その多くは他のヨーロッパから来ている人々との間で感じた。共有スペースをわが物のように使う、衛生観念の違い等、日本で育った身としてはありえないことが少なくなかった。だが、面白いことも多く、特に宗教に対しての意識の違いは大きく感じた。同世代の友人が宗教を身近に感じていることも興味深く、また、多国籍な環境だったため、特定の考え方だけでなく、複数の考え方に触れることが出来たのも面白いと感じた理由の一つである。
【現地での生活環境・街並み等】
街の中心部は東欧の街並み、といったところできれいで歴史がある建物が多く、散歩するだけでも十分に楽しかった。路面電車やバスなども十分にあるので基本的にしないであればどこでも気軽に行けるような環境だった。また、治安という面でもいい国だと感じた。私はスマホをなくしてしまう、というアクシデントもあったが、すぐに戻ってきた。多様性、という観点から言えば、有色人種が極端に少なく、居心地の悪さを感じる人もいるかもしれないが、困っていたら助けてくれる温かい人が多いため、過ごしやすい環境だと思う。
【今後の課題】
ほぼ四六時中使っていた英語を使わずに維持する、というのはとても難しいことだと思うが、勉強や現地で出来た友人との連絡を通じて英語を使う機会を作っていきたい。私は進路として就職を予定している。今回の経験を活かし、日本と世界をいろんな形でつなぐ、橋渡し的な役割を担うことを目指している。