静岡大学国際連携推進機構

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留学プログラム

夏季短期留学

アルバータ大学(カナダ)

  • 留学期間:2015年8月6日~28日
  • 学部等:人文社会科学部・教育学部・理学部・農学部・情報学部・工学部

人文社会科学部 経済学科 1年 青山駿介

 この夏の3週間は決して忘れることのない、本当に素敵なものでした。僕が一番印象に残っていること、感動したことはカナダの美しい自然と現地の人々のあたたかさです。

 カナダの自然には本当に驚かされました。美しく広がる青い空と新鮮な空気。カナダは湿度が低く乾燥しているので、カラッとした天気でとても過ごしやすかったです。また、見渡す限り緑で、広大な土地の中での生活は自然と心が晴れやかになりました。
 しかし、日常での美しい景色以上に感動したものがロッキー山脈ツアーです。前日に雪が降ったこともあり、てっぺんが雪で覆われたロッキー山脈は絶景でした。水色に輝く湖の中をカヌーしたことは最高の思い出です!360度緑に囲まれた街で一緒に留学した友達とたくさん写真を撮ったり、一緒に買い物をしたことは忘れられません。

 僕のホームステイ先は、とても優しい両親2人で今までに何度もホームステイを受け入れているベテランのファミリーでした。最初は簡単なあいさつや、自分の紹介ができただけで嬉しかったり、楽しかったりしたけど、だんだんそれだけでは満足できなくなり、もっと英語を話したい!聞き取りたい!と思うようになりました。また、家に帰ると、「What did you do today?」と聞かれ、そこから会話が続くのが日課でした。そのため家に帰るバスの中で、今日何をしたか、どうだったかを、毎日考えていました。
 ホストマザーは料理が上手で、夕飯は毎日美味しいものばかりでした。デザートまで作ってくれて、家に帰るのが楽しみでした。ファザーはいつも面白い冗談を言って僕を笑わせてくれました。

 また、バスを降りるときに皆が運転手に「Thank you!」と言ったり、道案内やトイレの場所を親切に教えてくれたり、買い物の際にレジの店員さんが、どこから来たの?どのくらい滞在するの?と聞いてくれたりと、カナダの人は心が広いなと感じました。

 この3週間、数え切れないほど思い出ができました。今でもカナダでの出来事を思い出す度に、楽しかったな、と感じています。思い切って、留学しようと決意したことを本当に良かったと思っています。このプログラムにお金を出してくれた親や、一緒に行った静大の友達と、先生、カナダで英語の授業をしてくださった先生など、いろいろな方々に感謝しています。
 本当に最高の夏休みでした!

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人文社会科学部 経済学科 2年 宮崎希

 私は英語が苦手で、TOEICも400点いかないくらい出来ません。そんな私が短期留学に行くと言い始めた時、ただでさえ英語が出来ない私が、ホームスティをして、英語の授業を受けるなど無謀だと思う人が多かったと思います。
 私は英語への苦手意識が強く、英語は出来ないと思い込んでいました。その意識を払拭する為に今回の短期留学へ参加しました。今回の短期留学の結果、苦手意識はなくなりました。それ以上に、英語への関心が出てきました。
 カナダについてから、2.3日はホームシックでした。私はホームスティ先が1人だったので、家での会話は英語が基本だったという事も原因の一つだったと思います。また、ホームスティ先から学校まで1人で通学をしなければいけないという不安もありました。しかし、この不安はすぐに消えました。カナダの人はとてもとても親切です。拙い英語で話していると一生懸命聞き取ろうとしてくれ、助けてくれます。また、私のように英語が苦手な人でも、頑張って単語を繋げて、話しているとある程度理解してくれます。私の語彙力でも、意志疎通は出来ました。留学というと、英語がしっかり話せて、得意な人が行くものだと思っている人もいると思いますが、私のような英語が苦手な人も行くべきだと思います。積極的に話しかけて、一生懸命伝えようとする事で、英語が出来なくても大丈夫だと気付くことが出来ました。日本の英語の授業では机上の勉強が多く、会話が少ないですが、カナダへ来てみると机上の勉強ではなく、会話することが一番大切だという事を身に染みて感じます。
 午前中の授業や、午後のConversation clubでは日常的なコミュニケーションを取りながら英語を学ぶという感じで、毎回楽しい授業内容でした。また、午後は他にもEdmonton Mallへ行ったり、Edmonton Parkへ行ったりと課外学習のようなものもありました。また、Rocky Tripでは2泊3日でBanffへ行きました。 Rocky Tripでは基本的に日本人との会話が多くなってしまいますが、お店の人や町の人との会話はもちろん英語なので、短い海外旅行という感覚でした。 Rocky Tripでは静大のメンバーが一致団結したように思えます。普段の英語のクラスは2つに分かれていたので、全員で一緒に3日間行動する事でとても仲良くなりました。
 土日はホームスティ先によって過ごし方が違います。私のホームスティ先は土日の片方はどこかへ連れて行ってくれるという形だったので、もう1日は友達といろいろな所へ行きました。大学近くで、ライオンキングをしていたので観に行ったり、友達と町でお買い物をしたり充実した日々を過ごしました。友達とお昼を食べるときにメニューを見て注文するという事ですら大変で、一番人気を店員さんに聞いてみたりと日々成長出来ました。
 このように、日本で英語を勉強するのとは違い、日常生活で必要になってくると自然と勉強し、覚えようとしたり、向上心が持てました。この3週間は毎日が成長でした。とてもいい経験で、今までの英語への苦手意識も払拭出来たので、今後も海外へ行きたいと思っています。

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人文社会科学部 言語文化学科 2年 松澤千晶

 カナダでの3週間を振り返ってみると、どれも楽しい思い出ばかりです。まず、とても強く印象に残っていることは、カナダの自然や街並みなどの景色が、とても美しかったということです。ホームステイ先の住宅街には、緑であふれた公園、噴水、広い道路が多くありました。これらは、私が今住んでいる静岡市ではあまり見ることができない景色です。穏やかに生活したり、子どもたちを育てる場所として最適な環境だと感じました。また、Canadian Rockies Tripでは日本では見られないような雄大で美しい自然に触れることができました。ツアー中に行ったLake Louise、Moraine Lake、Lake Minnewankaは、湖の色がエメラルドブルーやエメラルドグリーンで、とても感動しました。また、それらを囲む険しいロッキー山脈も、雄大で素晴らしかったです。
 次に、現地の人々の心の温かさが印象的でした。朝、バスに乗ると運転手さんが毎日“Good morning!”と挨拶してくれて、バスから降りる時も“Thank you.”とお礼を言うと、“You’re welcome!”と明るく返してくれました。また、街中で道に迷ったときに、通りすがりの人々に尋ねると、どの人も優しく丁寧に道を教えてくれました。そして、一番感激したことがTim Hortons(カフェチェーン店)で、その日初めて出会った人が、ホットチョコレートをおごってくれたことです。日本では見知らぬ人に何かをおごるという光景を見たり、経験したりするということはありませんでした。そのため、とても嬉しく、温かい気持ちになりました。これらの経験を通して、現地の人々の心の温かさや豊かさに触れることができました。
 また、平日の午後にショッピングモールに買い物をしに行ったり、休日に友達と遊びに行ったりしたことも、もちろん楽しかったのですが、私にとって一番楽しく、自分自身のためになったと感じたのは、平日の午前中に受けた英語の授業でした。将来的に英語の教師を目指していることもあり、海外の英語教育に興味があったため、授業では自分自身の英語学習の他にも、カナダでは英語教育をどのように行うのかということにも注目して受けていました。今回の短期留学中の英語の授業では、日本と同じように教科書を使った英語学習も行ったのですが、二人組のペアを作り、紙に書かれた質問に対して1分間しゃべり続ける練習をしたり、実際に街中に出て、現地の人々に店の名前や場所を尋ねてクイズを解くというアウトプットを中心としたアクティビティを多く行いました。そのため、積極的にコミュニケーションをしたいと目標にしていた私にとって、とても嬉しい授業内容でした。
 このカナダでの3週間は、私の人生の中でとても貴重な経験になったと思います。そして、今まで日本の中でしかなかった自分自身の世界観が、この短期留学を通して広げることができたと感じています。今後は、この短期留学で得たことを糧に、次の長期留学という目標に向かって、英語学習に励んでいきたいと思います。
 最後に、この短期留学に参加するにあたって全力でサポートしてくれた家族、楽しい時間を共に共有してくれた静岡大学のメンバー、そしてカナダで充実した生活を送れるようにサポートしてくれた引率の逢坂先生、持川さん、アルバータ大学の先生方やモニターの学生の方々、ホストファミリーに心から感謝します。本当にありがとうございました。

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人文社会科学部 社会学科 2年 宮城瑞基

 今回の短期留学を振り返って、特に印象的なことは、カナダの雄大な自然とカナダ人の親切な対応です。初めて大学で授業がある日、どこのバス停で降りるのか不安だったときに、隣に座っていた人に尋ねたら、丁寧に教えてくださいました。また、私のホストファミリーは両親のみでしたが、彼らも家に帰ったときや、夕食の際に、色々と今日会った出来事などを質問してくれて、楽しく会話ができるような雰囲気を作ってくれました。しかし、相手の言っていることが聞き取れなかったり、自分の発音が上手くなく、自分の言いたいことが伝わらなかったりすることもありました。それでも、話すスピードを遅くしてくれたり、何度も私の英語を聞き取ろうとしてくれたりと、親切な方が多かったです。加えて、ロッキーツアーで目の当りにした景色をはじめ、大きな川や広い空といった美しい景色だけではなく、ダウンタウンのきれいな建物が並ぶ街並みも印象的で、私が滞在していたエドモントンは素晴らしい町でした。

 そして、大学にいる際には、静大のメンバーと一緒なので日本語が飛び交う時間が多かったのですが、バスや電車の中や一人でのショッピング中は外国人に囲まれた環境で過ごしていることを強く実感し、良い刺激になっていました。また、私は一人でホームステイしていましたが、そこの家には、別の外国の留学生の方が2人ホームステイしていて、彼らと会話するときも、もちろん英語で話していて、大学までの行き方や、家でのことを教えてくれたり、物を借りたりもしました。英語に触れる時間が長く、私には全てを理解することは困難でしたが、とても有意義な時間だったと思います。

 大学での授業は、主にスピーキングを重視していて、アクティブな授業でとても楽しかったです。先生は時々、ジョークを言ってくれる明るい方で、クラスの雰囲気は良かったと思います。また、プレゼンを何回か行いました。皆の前に立ち、アイコンタクトをしながら、発表する機会は静大の授業ではそれほど多くないので、良い経験でしたし、楽しかったです。さらに、英語だけではなく、カナダの文化や政治のことまでも教えてくれたり、学外に出て、アクティビティを行ったりと様々なことを体験できました。

 休日は割と自由に過ごしていました。留学していた時期は様々なフェスティバルが行われていて、中にはアルバータ大学の近くで開催されていたものもあり、授業が終わった後に、友達とフェスティバルを見に出かけたり、私のホストファミリーが家に帰ってくるのは何時でもいいよと言ってくれたので、ショッピングをしたり、友達と夕食を食べたりと自由に休日を過ごし、非常に充実していました。それ故に、カナダで過ごした3週間が本当にあっという間でした。

 今回の留学を通して、英語力の向上はもちろん、これからも英語を学ぶ上で、たった3週間ではありますが、海外で生活したことは一つの自信になると思います。そして、英語力の向上のためには、たくさんの失敗が必要だと学びました。自分の英語が正しいかどうかは不安だとしても、積極的に話しかけることで、どうしたら上手く伝わるのかと自分の中で試行錯誤し、スピーキングの能力が向上するのだと思いました。また、今回の留学で、特にヒアリングの能力は少なからず上達したと自負しています。少しでも意味を理解しようと必死に耳を傾けていて、最初の方に比べて、聞き取れるようになりました。さらに、英語力の向上だけではなく、積極的に物事に取り組むようになれたと思います。大学での授業はアクティブでしたので、前に出ることに慣れてそれほど恐れることもなくなりました。

 そして、一緒に留学に参加した静大のメンバーや引率してくれた先生方には、とても感謝しています。一緒に過ごしていた時間は、ずっと笑いあっていた印象があります。先輩も後輩も関係なく、皆仲良くカナダで楽しい思い出を作ることができ、本当にこの留学に参加して良かったと思います。
 最高の夏休みになりました。

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人文社会科学部 法学科 2年 田渕比紗子

 私は今まで海外旅行すら行ったことがなく、パスポートを作るところから始めました。初めての海外での生活に最初は緊張しましたが、ホストファミリーはとてもいい人たちで、カナダに着いた次の日にはもう楽しくなっていました。私たちが聞き取れず、聞き直したときも分かりやすく伝えようとしてくれたり、ホストマザーの両親や息子・娘・孫・友達・近所の人など、3週間という短い期間にもかかわらず多くの人々に出会わせてくれました。また、ホストファミリーは、私たちが学校から帰ると毎日「今日はどうだった?」と声をかけてくれ、少しでも多く英語を話す機会を作ってくれました。毎日夕飯を作ってくれたり、最後の日にはレストランに連れて行ってくれたり、ホストファミリーとの思い出は数え切れません。とても感謝しています。
 アルバータ大学の授業では主にプレゼンをしました。宿題も出て、大変ではありましたが先生はとてもユニークでハイテンションな人だったので授業は楽しかったです。平日の朝は毎日6時ごろに起きなければならず、最初は寝坊もしましたが、だんだん体が慣れてきて自然と目が覚めるようになり、とてもいい習慣が身につきました。予定がない日の午後や休日は友達と買い物に出かけたりカフェでお茶をしたりして過ごしました。一緒にホームステイをしていた友達と、家の近所の川沿いを散歩したりもしました。学校にはバスで通っていたのですが、初めて自分たちだけで学校から帰るとき、乗り継ぎが分からなくて困っていたときも次のバスまで案内してくれるなど、カナダの人たちは優しい人が多かったです。また、気さくな人が多く、授業の一環で、街に出てお店の人にインタビューをする課題が出たときも、たどたどしい英語で話す私たちに丁寧に対応してくれました。
 この3週間の中で私が最も印象に残っているのが、ロッキーツアーです。1日目は天候が悪かったので予定が変更されてしまいましたが、2日目3日目は天気も良く、カナダの美しい大自然を見ることができ、湖の上でカヌーに乗ったり、野生のリスと遭遇したり、貴重な経験をたくさんしました。Banffの街は美しく、賑やかで、美味しいレストランやバー、お土産屋さん、ショップがたくさんありました。背景にロッキー山脈の山々が見え、歩いているだけでも楽しいところでした。
 一度海外に行ってみたい、夏の蒸し暑い時期をカナダの涼しいところで過ごしたいという単純な気持ちから参加した今回の留学ですが、日本では絶対に経験できないことを経験することができ、とても充実した3週間になりました。一緒に留学に行ったメンバーともとても仲良くなることができ、別れるのが寂しいくらいでした。一日一日が本当に濃く、あっという間の3週間でした。初めは行こうか悩んだ短期留学でしたが、今では参加して本当に良かったと自信を持って言うことができます。機会があればまたカナダに行きたいです。

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人文社会科学部 法学科 2年 畠中吉乃

3週間という短い間でしたが、とてもよい経験になりました。リスニングに関してはたった3週間ではあったけれども、ほとんど英語が飛び交っている環境のため、自分でも向上したのではないかと思います。英語が話せるというところまではいかなかったが、授業などでネイティブの方とコミュニケーションをとらなければならない課題が出ることが多かったので、そこで拙い英語ではあったものの以前よりはよくなったのではないかと自分では感じることができました。留学生活は基本、午前は学校で授業をし、午後は何も予定がない日は各々好きなように行動していました。エドモントンの市街地に行くなど、休日もカナダを楽しめました。また、2泊3日のロッキーツアーでは日本では見ることのできない大自然に触れることができ、有意義な留学にすることができました。

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教育学部 2年 稲葉智咲

 私はこの留学をして自分の英語力を実際に痛感しました。日本で過ごす分には、英語を実際に使う機会はとても少なく、自己紹介、自分の身の回りの出来事、(昨日あったことなど)を話せる英語力があれば大学の英語の授業も問題ありませんでした。また、日本人同士で会話しているため、だいたいの英単語は聞き取ってもらえました。しかし、カナダのホームステイ先、ショップで英会話をする中で、私の、発音、イントネーションでは通じない英単語がとても多いことに気付きました。ホームステイ先では、何回発音しても通じない英単語は携帯の辞書で調べてスペルを見せて対処することもできましたが、ショップで通じないときは本当に困りました。ショップの看板に出ている英単語のスペルを発音しても聞き返されてしまう時は、自分の発音に自信を無くしました。また、自分の発音だけでなく、向こうの人が話すスピードも速くて聞き取れないことは常にありました。大学の英語の先生やボランティアの生徒は聞き取りやすくゆっくりはっきり話してくれることが多かったのですが、ホームステイ先の家族、お店の人の話しているスピードはとても速く、聞き取れないことが多々ありました。また、聞き取れたとしても、聞き取れた内容が本当にその内容であってるのか自信が持てないことが多かったです。
 また、留学をして実感したこととして、私は早くて聞き取れなかったことも多いのですが、全く知らない英単語が出てくることが多く会話の内容が全く分からなくなってしまうことも多かったです。今まで中高と習ってきた、英単語は受験用の英単語が多く、日常会話で使う英単語とは全く違うことを実感しました。

 ホームステイ先での生活でも学ぶことはとても多かったです。学んだこととして、日本との生活の違いがやはり大きいなと思いました。私のホストファミリーは、ホストファザー、ホストマザー、の2人でした。娘と息子もいましたが、二人とももう20歳を超えており、エドモントン市内の別の家で暮らしていました。そのため、私はホストマザー、ホストファザーと過ごすことが多かったです。しかし、娘・息子が家に帰ってきていることも多く一緒に食事をしたりする機械も多くありました。ホストマザーは仕事をしていましたが、5時には家に帰ってきていることが多く、仕事の後にジムに行ったり、夕飯を友達と食べたり、夕食後、庭のベンチで近所の地友達と焚火をしたりと、日本人の生活とは全く違いました。休日は、グランドファザーの家に連れてってもらい、BBQをしたり、馬に乗せてもらったりと様々な体験をさせてくれました。グランドファザーの家では親戚が多く集まっており、こっちでは、家族の団らんをとても大切にしているなと思いました。家の構造も日本とは全く違い、2つのゲストルームがあり、家の中には3つのバスルームがありました。私のホームステイ中にホストマザーの友達が家に泊まりに来ており、友人ぐるみでとても家族が仲良いように感じました。

 アルバータ大学での授業はとても楽しかったです。先生が授業をおもしろくしようととても考えてくださっていて、コミュニケーションを主とした活動が多かったです。授業の時間を利用して大学の外に出てショッピングモールに行ったり、議事堂に行く活動も含まれており、実際の外国人と話す機会が多く組み込まれた授業でした。また授業の中では、アルバータ州の気候、生活などに触れる内容も多く様々な知識を教えてくれました。

 3週間の中で組み込まれていたアクティビティはどれもとても楽しかったです。特にロッキーツアーはとても楽しかったです。このようなアクティビティを通して静大のメンバーとも仲良くなることができてとても充実した3週間でした。

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教育学部 2年 大島安紀子

 3週間という短い時間ではあったが、留学をしたことで英語に対する考え方が変わった。それは毎日の授業を受けた中で変わっていった。授業を行ってくれた先生は間違いを恐れず、何でもいいから話して伝えることが大事だと毎日のように話した。日本での英語学習では文法を学び正しい英語を学ぶことが中心である。しかしコミュニケーションにおいてはとにかく話そうとする意志やどんどん使って慣れることが大事だと思った。またホームステイ先のホストファミリーとの会話や会話クラブでの現地の学生との会話を通して、英語が通じるといううれしさや反対に自分の伝えたいことが表現できないというもどかしさを感じた。これからもっともっと英語を勉強していろんな人と会話ができるようにしたいと思った。この留学でリスニングの能力はついたが、他は正直そんなに英語力はつけることができなかった。しかし英語を使ってみてもっと学びたいもっと話したいと心から思えたのがこの留学での一番の成果であった。
 また、この短期留学では英語の授業や会話クラブを通して英語を学ぶだけでなく、ロッキー旅行や乗馬等の観光を通してカナダの大自然にもたくさん触れることができた。日本では見ることができないきれいな湖や山など多くの自然に触れ、もっといろんな国に行って自然に触れたいと思うようになった。自分の人生を日本だけで過ごすのはもったいないと感じられるほどすばらしい景色をたくさん見ることができた。本当に価値のある3週間だった。この経験を忘れずにこれからの英語学習や将来に活かしていきたいと思う。

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教育学部 2年 飯田千織

 初めての海外、初めてのホームステイ、すべてが初めてで不安なことだらけでした。英語は通じるのだろうか、ホストファミリーはどんな人だろうか、日本は安全だけど外国は怖いのではないだろうかとかいろいろ考えていました。
 私のホストファミリーはお母さんとお父さん12歳のミカと9歳のドミニコの4人家族でした。実際にはお父さんが単身赴任で海外に行っているため、会えませんでした。最初にファミリーに会ったとき、お母さんは気さくに話しかけてくれましたが、子供たちは少し緊張していました。話しかけたいのに英語がうまく出てこなくて、会話で沈黙してしまう場面がありました。しかし一緒に遊ぶ中で、沈黙もなくなっていきました。子供たちとはたくさんの遊びをしました。日本の折り紙で手裏剣を作ると、とても喜んでくれました。その他にも鬼ごっこや氷鬼、だるまさんが転んだ、ボール遊び、卓球、バトミントン等たくさんの遊びをしました。日本の遊びを教えたり、カナダの遊びを教えてもらったりしました。日本の遊びを子供たちが喜んでくれた時にはうれしかったし、カナダの遊びもとても楽しかったです。中には、お互いやるのが難しい遊びもありましたが、そこは助け合いながらやることができました。ホストマザーは毎日私たちが帰るとWhat did you do today?などと話しかけてくれ、夕飯の時もたくさんお話をしてくれました。マザーは様々な国の料理を作ることができて、日本の白米やみそ汁、カレーなどを作ってもらいました。どれもおいしくてついつい食べ過ぎてしまう程でした。生活する中で日本との生活習慣の違いを感じることはありましたが、それを受け入れ、慣れることができました。
 クラスの先生は明るくユーモア溢れる方でした。プレゼンテーションが3回あり、人前で立つのが苦手で大変でしたが、先生がコツを教えてくれたので、以前よりも人前が嫌ではなくなりました。その他にもお店のある通りに連れて行ってくれました。ただ座っている授業ではなく、いい意味で自由な授業でした。
 また、3週間でたくさんの人と出会い、たくさんの所へ行くことができました。友達のホストファミリーの夫婦に連れていってもらったエドモントンの街、違う友達のホストファザーに連れて行ってもらったビールのおいしいお店、学生ボランティアのみんなと行ったボーリング、全体で行ったバンフの街、カヌー体験、美しい湖、乗馬体験、美術館、エドモントンパーク。どれも忘れることのできない素敵な思い出でです。バス通学をしていましたが、バスの中でも日本語を高校で学んだというお兄さんが話しかけてくれて盛り上がりました。カナダの人はとても気さくで、親切な人が多かったです。そしてカナダは自然が多く、自分の悩みがちっぽけに感じるくらいに広大でした。今まで日本でしか暮らしたことのない私にとって、カナダで見るものがすべて新鮮でした。
 この3週間、様々な人種や国籍の人がいる中で暮らせたことはとても貴重な経験になりました。宗教も違えば、言語も違います。バスに乗っても、いろいろな国の人がいました。出会った人にどこ出身かを聞いても、いろいろな国の名前が出てきました。私は初めて外国人としての経験をしたわけですが、変な目で見られるわけでもなく、普通に過ごせました。この経験を通して、寛容な心を持つこと、異文化理解の大切さを感じました。日本でも異文化理解の大切さを大学で学びましたが、実際に感じるのとではまた違いました。そしてその中で、友達を作れたことや、たくさんの出会いを持てたことは本当に良かったです。日本に帰った今でもSNSなどでつながれていることをうれしく思っています。
 カナダでは毎日が充実していて、退屈な時間がありませんでした。日本に帰りたいと思う暇もありませんでした。そんな留学ができたのも、常に一緒に行動してくれた学生ボランティアのジャスティス、引率の先生方、一緒に行った留学の仲間がいてこそだと思います。日本に帰って写真を見返すと、笑顔の写真ばかりです。本当に恵まれた環境で留学できたんだなと思います。
 そして、今回の留学で大変お世話になった国際交流課の皆さま、留学を応援して英会話にお通わせてくれた家族、留学を応援してくれた友達にも感謝でいっぱいです。
 あの時、勇気を出してカナダに行こうと思って良かったです。私にとって一生忘れることのない8月になりました。自分の世界を大きく広げてくれた、あっという間の3週間でした。

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教育学部 2年 稲垣貴晴

 いきなり問題が起きました。離陸前に飛行機のエンジントラブルが発生したのです。出発が約1時間遅れ、その影響で途中のカルガリー空港では乗り継ぎがうまくいかず約6時間待つことになりました。あまりにも早すぎるハプニングでしたが、離陸前に問題が発覚して良かったです。
 カナダでの初めての食事はカルガリー空港でのホットドックでした。日本のホットドックよりも多少味が濃く、マスタードも多めでしたがおいしかったです。購入する時、大きなお金を崩したかったので100ドル札を出しましたが受け取ってくれませんでした。後々調べたら日本とは違い、小さなお店は20ドル以下しか受け取ってくれないということだったので、そこに文化の違いを感じました。
エドモントンへ着き、説明会に参加した後ホストファミリーと面会しました。私の家は大学から車で15分、バスと電車で30分くらいの場所でした。一軒家が連なり、近くには大きなショッピングセンターがありました。家の中はとても広く、地下にはサウナやビリヤード台があり、また、ホストペアレンツで車を6台所有していました。ホストマザーの趣味はガーデニングだったため、家の周りは、様々な色の花で囲まれていました。また、ホストマザーはフィリピン出身だったので、カナダ料理の他に、フィリピン料理やスペイン料理も作ってくれました。さらには日本食までも出してくれました。
 エドモントンに着いた翌日には、スカベンジャーハントということで、大学内を回りました。回っている最中にエドモントでは欠かせないETSのマンスリーパスを購入しました。89ドルで高いなと思いましたが、これさえあれば電車やバスが乗り放題で、それを毎日使ったので、結局はものすごく安く済みました。
 最初の週末、私はCariwest festivalへ行きました。これがあることを知ったのは前日の朝でした。集合時間よりも早く着いたので、その近くのHUBで散歩をしているといきなり「おはようございます」と声をかけられました。もちろん日本人ではなく、日本語もほとんど話せない人でしたが、訪ねてみるとそこの店の人で、オープン前で朝食を食べていたということでした。たまたま出会ったその人と1時間弱、日本のことやエドモントンのことを話しました。いきなりネイティブの人と英語で話したので、なかなか聞き取ることができませんでしたが、すごく良い経験をさせてもらいました。
 日曜日はホストファミリーと家から60㎞離れたところにあるVegrevilleという場所に行きました。出発する前、家から20分くらいの場所だという雰囲気だったので、まさかの60㎞もあり驚きました。そこにはピサンカがありました。そしてその周りには豊かな自然が広がり、カナダの雄大さを感じることができました。夕方には近くの公園へ赴き、ノースサスカチェワン川が夕日に照らされている幻想的な光景を見ました。ホストファザーが犬のリードを外し、広大な大地で犬を遊ばせていることにもカナダ感を感じました。
 月曜日からは授業が始まりました。私はRidhaのクラスでした。リスニング、リーディング、スピーキング、ライティングすべての力を高めることができたと思います。Ridhaはカナダの州や選挙問題ついても色々と教えてくれました。楽しさがあふれる授業で、終始ワクワクできました。午後は、待ちに待ったウエストエドモントンモールへ行きました。プール以外にも遊園地やアシカショーなどがあり、その大きさに驚かされました。
 水曜日の午後に行われた歓迎パーティでは他大学に行った高校の時の友達と会いました。日本から遠く離れたカナダの地で会うことに、日本のグローバル化を感じました。いざ壇上であいさつをしているネイティブスピーカーの英語を聞き取ろうとしてもなかなか聞き取れませんでした。まだまだ自分の英語力は未熟であると痛感しました。
 授業の後に4日間だけ行われたカンバセ―ションクラスでは、積極的に話しかけていくことを心がけました。本当に簡単な質問ばかりをしてしまいましたが、そこからどんどんと会話が進んでいき、あっという間の1時間半でした。積極的に話しかければたとえ簡単な英語でも、会話を楽しむことができ、とても貴重な時間を過ごせるのだと思いました。何人かとは連絡先を交換し、日本に帰ってからも英語で会話をしています。
 なんといってもロッキーが楽しかったです。まさかの一日目は雨。そして山の上は雪でした。本当はハイキングをする予定だったということですが、雪のためバスで上りました。しかし、ここでもハプニングが起こりました。バスで坂を上り始めるといきなりエンジンが停止したのです。両側には川が流れており、その上側面にガードレールはありませんでした。幸いにも出発した直後だったのでバックでなんとか戻ることができましたが、バックで戻る途中も、道路ぎりぎりでいつでも川に落ちてもいいような感じでした。最近の中で一番ドキドキするような事件だったと思います。ともあれ、無事に着いて良かったです。二日目はルイーズ湖でカヌーを体験しました。カヌーに乗ったことがなかったので少し恐怖感がありました。三人乗りの真ん中に乗りましたが、自分が漕ぐ方にカヌーが傾いてしまい、力不足を感じました。それでも広大で美しい湖でカヌーができたのでとても良い経験でした。夜にはバンフでの買い物タイムがありました。ウエストエドモントンモールよりもお土産が売っていて、今までお土産を買っていなかった分、そこでバカ買いをしてしまいました。日本人の経営しているお店もあったので、入ってみましたが、やっぱり日本語は安心感があるなと思いました。今度は家族でロッキーに来てみたいです。
 一生忘れないだろう貴重な3週間を過ごすことができました。こんな夢のような時間を過ごせた自分は幸せです。でもそれだけで終わってはいけないのだろうなとも思います。この3週間で見つけた欠点はたくさんありました。これから歩んでいく人生に今回の経験が活かせるよう、欠点を克服し、英語力をもっと上げていきたいです。

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教育学部 2年 江間留美子

初めての留学、初めてのカナダ、初めての渡航、初めてのホームステイ。今年の夏は「初めて」がたくさんありました。それと同時に、学んだことや貴重な出会いもたくさんありました。3週間という、短くも充実した日々をまとめることは容易ではありません。

 そんな3週間を振り返って、学んだことが主に2つあります。「出会いを大事にすること」と、「語学力も大事だが、それ以前にコミュニケーション能力が重要であること」です。

 まず1つ目の「出会い」について。この3週間、私はいろいろな人に出会いました。ホストファミリーや、たまたま同じ日に同じホームステイ先に滞在し始めた人、ホストファミリーの友達や同僚、大学の先生、モニターさん、教室の下の階にあったスターバックスのおばさん、バスの運転手さん、ホテルのおじさん等。ここには書ききれませんが、みんないい人でした。カナダの人は心が広い、優しい人が多い、と聞いていましたが、予想以上でした。私は人との出会いに恵まれているのだなあ、としみじみと感じました。
 同じステイ先に(今も)滞在しているTさんとホストファミリーに出会えたことは、一生の思い出でです。いろいろなことに気を遣ってくれて今でも連絡を取り合っているホストマザーや、冗談を言って場を盛り上げてくれた、何でもできるホストファザー、自分のこともやりたい時期だと思うのに、一緒に遊んだり話をしてくれたりした娘さんと息子さん。毎週末、どこかへ出かけたり、一緒に何かをしたりと、休む時間がないくらいでした! また、Tさんと出会えたことで私はとても心強かったです。困った時には助けてもらったり、流暢な英語を聞きながら「ここではこう言えばいいのか!」と勉強させてもらったり。Tさんがいなかったら、私の英語は上達しなかったかもしれません。
 もう1点、意外な人から出会いを大切にすることのよさを学びました。私たちが授業を受けていた教室がある建物には、1階にスターバックスがありました。そこで働くおばさんとの出会いを大事にしてよかったなあ、と今でも思っています。初めてそのお店に行ったとき、私はまだ硬貨の見分けがつかず、支払いにとても時間がかかってしまいました。その時、そのおばさんに、早くしろよという目で見られているようでとても怖い印象を受けました。あそこの店はなるべく使わないようにしよう、と思っていました。しかし、水筒を持ってきていない、朝ご飯を食べる時間がなかった、などの理由で、結局授業の合間や始業前に、毎日そのお店に足しげく通いました。そんなことを続けるうちに、おばさんも私のことを覚えてくれました。大きなマフィンができた時には、とてもうれしそうに見せてくれました。少しではありますが、会話もするようになりました。あの時、あのおばさんは怖そうだから、と出会いを捨ててしまっていたら、ここまで仲良くなることはできなかったと思います。

 次に、「コミュニケーション能力」について。周りは英語を話す人がほとんどですから、英語が話せなければ自分の気持ちは通じません。しかし、黙って何もしなければ何も伝わりません。完璧な英語が話せなくても、相槌を打ったり、ジェスチャーをしたり、簡単な英語表現で反応したりする。そうすることで、相手もこちらが話せるまで待ってくれたり、わかりやすく言い直してくれたり、例を挙げてくれたりします。
 そのことを実感したのは授業後のアクティビティでのことです。授業後のアクティビティの1つに、アルバータ大学の学生と会話ができる時間がありました。初回では、学生の言っていることを聞き取って理解するだけで精一杯でした。他の静岡大学の学生も同じような状況で、みんなで「こういうことを聞いているんだよね?」と確認しながら返事をしていました。ただ、これでは相手に失礼になる上に、ちゃんとした会話になっていないと思い、相手が普通に話しているときにも相槌を打ちながら聞いていました。すると、アルバータ大学の学生は初めよりも楽しそうに話しかけてくれて、その後の会話も弾むようになりました。
 違う言語を話していても、相手は人間です。確かに、ちゃんとした英語が話せることは大事ですが、自分の心の中に「話したい!」という気持ちがあることも重要だと思います。「話したい!」という思いは、基本的なコミュニケーション能力(相槌など)につながります。さらに、コミュニケーション能力は会話を弾ませる、あるいは成立させることにもつながるのです。

 ここで挙げたこと以外にも、たくさんの出来事がありました。大変だったことも楽しかったことも、これから勉強したり、生活したりしていくうえできっと役に立つと思います。留学前から知ってはいたものの、実感がわかなかった「英語を話せることの重要性」も痛いほどわかりました。私の英語力がもっと高ければ、ホストファミリーとももっと楽しく会話ができたのだろうな・・・、と思います。簡単な表現のものばかりでつまらなかっただろうなと思うと同時に、自分が言いたいことを言えない悔しさも感じました。

 あっという間の3週間の留学でしたが、留学は行って帰ってくるだけでは完結しません。日本に帰ってきた今から何をするのかが、その留学がよかったのか、そうでもなかったのかを決めると思います。これからも、語学学習を続けるとともに、内向き志向ではなく外向き志向で生活していきたいです。

 有意義で感動してばかりの3週間を楽しく、そして無事に過ごせたのは、静岡大学の(引率の先生方を含めた)メンバーのおかげでもあります!ほとんどの人が初めて会った人たちでしたが、今ではそれが嘘のようです。すぐに打ち解けて、いろいろなところに出かけたり、引率の先生方も一緒になっていろいろな話ができたり。この留学に参加しなければ赤の他人だったのかもしれないと思うと、またしても「出会いは大切」なのだと感じます。

 長くなりましたが、最後に。留学をするか否か迷っていた時に後押ししてくれた両親、どんな小さな質問にも答えてくれたサークルの先輩や先生方、国際交流課のみなさん、忙しい中引率をしてくださった逢坂先生と持川さん、いろんなことを教えてくれたTさん、ホストファミリー、カナダでお世話になったみなさん。ここには書ききれない、この留学にかかわっているすべての人に、心から感謝しています。ありがとうございました!

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教育学部 3年 山本奈穂

 私はこの留学に参加しようか直前まで迷っていたのですが、今では「カナダに帰りたい!」と思ってしまうくらい最高な3週間でした。広大で美しく、最先端なキャンパスでの授業や会話クラブ、巨大ショッピングモールでの買い物、ホストファミリーとの素敵な時間、雄大な自然を堪能できるロッキーツアー。平日は友達の家に遊びに行ったり、自分の家に呼んでパーティーをしたり、週末はファミリーとキャンプに出かけたりと、毎日が1日24時間では足りないくらい充実した日々を送ることが出来ました。カナダの人はとてもフレンドリーで、どこに行っても英会話の練習ができる環境にあったのがとても魅力的で、時には新人のバス運転手さんにルート案内をしたこともありました(笑)とにかく毎日が刺激的で、一緒に行った仲間がいたからこそより多くの人々との繋がりを得ることが出来たのだと思います。私のように迷っている人がいれば、是非このプログラムに参加してみてほしいです!きっと世界が変わります!
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理学部 2年 中村和貴

 留学初日、まず僕が感じたのはカナダがとても寒かったことです。日本とカナダとでは夏場の気候がかけ離れているので防寒対策はしっかりしておいてよかったと思いました。空港から大学へ移動しホームステイ先の方に会いました。会話のネタはいくつか考えていましたが緊張と言葉の違いから最初はうまく話せませんでした。

 最初の休日、僕はエドモントンの散策とCariwest Festivalに行きました。エドモントン散策では美しい自然を楽しむことができました。特にHigh Level Bridge から見た North Saskatchwen River は最高でした。フェスティバルでは多くの国が参加しているパレードを見ました。パレードはとても迫力があり素晴らしいものでした。また多くの国が参加していることから、カナダでは多様な人種の人々が生活していることを再認識しました。

 最初の休日が終わると、いよいよ授業が始まりました。僕の担任の先生はChris でした。彼はユーモアあふれる優しい先生で、僕たちが積極的に英語を話せる環境を作ってくださいました。それでも授業開始当初は委縮してしまい、思うように発言できませんでした。そんな僕たちに彼は“mistake is required”と声をかけてくれました。そのおかげで以後積極的に思ったことを言うことができるようになりました。具体的な授業内容は簡単な文法の復習のようなものであり、日本にいれば難なく解けるようなものでしたが、授業すべてが英語で行われるので先生の説明についていくのが少し大変でした。しかしそのおかげでリスニングの力が向上し、先生との会話だけでなくホームステイファミリーとの会話も楽しめるようになりました。宿題はもう一つのクラスよりもやや多かったようですが、まったく問題ではありませんでした。むしろ宿題の一つである”Photo Journal“は僕の一生の宝物になりました。

 平日の午後は基本的にフリータイムで、みんなそれぞれ好きなことをしていました。いろいろやった中で特に印象に残っているのは“Conversation Club”とWest Edomonton Mall散策、“horse riding”です。まず”Conversation Club”ですが、これはネイティブスピーカー1人を含む5~6人のグループに分かれていろいろな話題について英語で議論するというものでした。議論といってもトピックは出身地に関することや専攻に関することなどで、誰もが会話に参加できるものでした。僕はそこで自分の夢や今勉強していることなど、積極的に自分の伝えたいことを話しました。自分の英語が相手に伝わった時の喜びは今でも忘れません。また他大学の人の話を聞くことも僕にとって良い刺激になりました。“Conversation Club”は話すこと聞くことの両面でとても良い経験になりました。次にWest Edomonton Mall”散策です。West Edmonton Mall”は世界でも屈指の大きさを誇り、中にはホテル、遊園地、プール、スケートリンクなど娯楽施設が満載で、ショップの数もかなり多かったです。とても1日で回りきれるサイズではなかったので、僕は3回行きました。ショップを回ったり、ボウリングをしたりしましたが一番おもしろかったのはジェットコースターでした。楽しすぎて2回乗ってしまいました。最後に”horse riding”です。その名の通り馬に乗りました。生まれて初めての乗馬だったので少し不安でしたが、とてもおとなしくて頭のいい馬だったので何の問題もなく乗馬を楽しむことができました。ここでたくさんの写真を撮りましたがその中の1枚は僕のお気に入りで、SNSのプロフィール画像にもなっています。

 第3週目の休日に僕たちはロッキーツアーに行きました。この旅行で僕はカナダの自然の美しさや多様性を肌で感じました。人生初のカヌーも思う存分楽しみました。たくさん書きたいことはありますが、具体的に書きすぎると後続の楽しみが半減してしまいそうなので、敢えて抽象的に書くこととします。そこに何があるのか自分の目で確かめるのが良いです。それほどの魅力が詰まった2泊3日でした。

 最後にカナダでの生活に関してですが、カナダの人は基本的に優しかったです。ホームステイファミリーはもちろんのこと、バスの運転手、ショップの店員など、僕がわからないことを尋ねるとためらいなく答えてくれました。行き先を言うとどのバスに乗ればよいか教えてくれたり、僕が言われたことを理解できずに困っていると、簡単な英語で言い換えたりしてくれたりと、何度も僕を助けてくれました。そんな助けがあったからこそ僕も積極的に話しかけようと思えました。特にホームステイは本当に楽しく充実したものでした。最初は言葉の壁から自分の思いをうまく伝えられず悔しい思いもありました。しかしファミリーは積極的に話しかけてくれて、次第に曲がりなりにも思いを伝えることができるようになりました。ファミリーとの生活で恐れず話すことの大事さを学んだ気がします。完璧な文法を覚えたからと言って会話が成り立つわけではありません。いかに自分の思いを伝えたいという気持ちが強いか、それが大切だということがわかりました。自分の思いを伝えたい、それは当然のことですが今までの僕にはわかっていなかったようです。

 今回の留学で英語力の向上はもちろんのこと、精神的にも成長できた気がします。僕が思っていた通りこの短期留学にはそれほどの力がありました。僕はこの三週間を絶対に忘れませgん。そしてこの貴重な経験を活かしてこれからの人生を歩んでいきたいと思います。

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農学部 2年 川村和生

 この留学は新しい体験をいっぱいさせてもらいました。
 まずカナダに行くことがはじめてで最初にカルガリーに降りたときはカナダについたと感動しました。最初の印象はいろいろな人種がいるなというものでした、アジア系から欧米系、アフリカ系と日本にいて日本人しか見ていなかったので驚きました。そして次の印象は土地が広大だということです。バスで空港から大学まで向かう途中で大きな一本道を通ったのですが、まず日本では見ることのできない大きさで、さらにその周りに広がっている土地もものすごい広く先が見えないほどにまっ平らな土地が広がっていて、地平線を初めてみました。テレビでしかそのような光景は見たことなくて、こんな光景が見ることができるとは思ってもいませんでした。
 最初にホームステイ先の人と会うときは、どんな人なのかとても緊張しました。もともと女性一人の家であると伝えられていたのでどんな家なのか全く想像できませんでした。初めホストマザーに会ったときはとても明るくていい印象を抱いて少し緊張がほぐれました。ホストマザーに大学から家に送ってもらうときに、車が左ハンドルであることや、バスに乗っているときも思ったのですが、車が右側を走行しているのを見て改めて海外に来たのだと感じました。その中で、ホストマザーの車がHondaの車だったり、SuzukiやNissanの車を見かけたり、セブンイレブンを見たりと日本のものを見ることができて、世界に出でいる日本の企業があるのだと、日本もすごいなと感じました。ホームステイ先の家は冬が厳しいカナダならではである玄関が二重扉であり、さらに地下室がありました。ホームステイ先についてびっくりしたのが、女性一人の家ではなくシェアハウスであったことです。ホストマザーのほかに別家族の姉妹が二人とさらに別家族が一人いました。同年代の人もいたので良かったです。ホストファミリーの人とはあまり多くかかわりは持てませんでしたが、少し話したり、遊んだりした時は楽しかったです。とても親切で私たちのことを気遣ってくれてテレビを見せてくれたり、質問などにも親身になって答えてくれたりととてもうれしかったです。3週間なんてあっという間でもっと一緒にご飯を食べたりどっかに出かけたりしたかったです。そんな短い間でも私たちに良くしてくれて感謝しています。また会えるといいです。また、シェアハウスで一人が仕事の都合で家を去ってしまうということがありました。短い間しかいませんでしたが、初めて経験することで、人が去っていくことはとても悲しいことだと実感しました。ホームステイでの料理はとてもおいしかったです。特にホストマザーの手作りのパンはとてもおいしく何枚も食べられました。また、お風呂はシャワーを出すのにやり方がわからず苦労しました。ホームステイ先ではホストファミリーのほかに近くの公園のストリートのバスケを一緒にやった子供や近所の人と知り合いになることができました。みんな親切で本当にいい人たちでした。近所の人は協会に努めている方でその人に誘われて教会に行くことができいい経験をしました。その人とはいろんな話ができていい英語の勉強にもなりました。本当にこのホームステイ先に来られてよかったです。
 大学での生活も充実していました。主に大学では授業をしていたのですが、授業の内容が楽しく毎日の授業が楽しみでした。私のクラスの先生は、スピーキングを主とした授業をしていて、配られた教科書を進めるのはもちろんのことですが、ほかにクラスメートと英語で会話をするなどのアクティブな活動が多かったです。私が印象に残っている活動はダウンタウンのシティセンターに授業で訪れたことです。先生から紙を渡されてそのお題に沿ったお店を探すというものですが、話あたしたちに知識では自力で探し出すのは大変でしたので、シティセンターにいる客に聞いたり、店の店員に聞いたりすることが重要でした。二人組でやり、多くの人に聞いたのですがほとんどの人が優しく丁寧に答えてくれてとてもやりやすかったですし、英語の勉強にもなりました。カナダの人々は本当に親切だと感じる時でした。この活動以外にも大学内の人に質問紙に行ったり、州議事堂を訪れたりと楽しく学ぶことができました。大学では授業のほかにConversation Clubというものが午後にありました。これはアルバータ大学の人と交流ができる活動で会話の練習も多くできましたし、アルバータ大学の人と友達にもなれてすごくうれしかったです。Conversation Clubの人とはこの活動以外にも一緒に食事をしたり、アイス食べたり、ボーリングをしたりしていろんなことができていい思い出ができました。私たちのこと考えて手配してくれて感謝しています。これからも連絡を取っていきたいです。
 エドモントンではいろいろな観光地に行かせていただきました。やはりエドモントンでは外せないのが北米最大のショッピングモールのWest Edmonton Mall(WEM)です。800店舗近く構え店以外にも遊園地、プールにミニゴルフ、ボーリング、スケート、水族館などだれもが楽しめる場所で、私も何回か行きましたが、全然回り切れずまだまだ行きたりなかったです。WEMで印象に残っていることは、ショッピングも楽しかったのですが、World Water Parkというプールが一番楽しかったです。数多くのウォータースライダーに波を再現したプールと楽しい要素が盛りだくさんでここにいたときに時間の進み具合はとても速く感じました。ぜひまたWEMを訪れて今度はいくことのできなかったスケートなどをやってみたいです。WEM以外では博物館や植物園、Fort Edmonton Parkというエドモントンの歴史を学べる場所や、アウトレットなどに行きました。博物館ではリアルなカナダの動物を見ることができ、本物と間違えるほどのクウォリティでした。植物園では世界の様々な植物を見ることができ、日本で見かけるものから珍しいものまでありとても面白かったです。Fort Edmonton Parkではエドモントンの歴史を段々とさかのぼっていく形でエドモントンの人々の生活を見ることができたのが面白かったです。射的も楽しかったです。アウトレットは私のホームステイ先と大学の間にあって、いろんな買い物や食事をして、WEMほどの大きさではありませんが十分に楽しかったです。他にも初めて乗馬をして馬のすごさを感じました。エドモントンでは観光地以外にイベントがたくさんありました。大きなものではCariwest Festivalです世界の様々な国の人々が派手な衣装を着て中心街をパレード方式で回っていくカーニバルです。私たちもその熱狂ぶりに飲まれものすごく盛り上がりました。最後は中心街の広場で参加者たちがステージ上で踊るのですが、その時にステージの近くで、みんなで一緒になって踊って、とても暑かったですが、ずっと盛り上がり続けました。他のイベントではWhite Avenueというエドモントンにある大きな通りで行われた祭りがあって大道芸を見ていました。エドモントンでではイベントや見るべきところが多くて毎日大忙しでした。この留学で一番のイベントはやはりカナディアンロッキーへの2泊3日の旅行だと思います。エドモントンからバスで五時間くらいの距離にカナディアンロッキーはあります。行った場所のほとんどは初日の雪の影響で湖になりましたが、どの湖も言葉にできないほどの美しさで、レイクルイーズもモレーンレイクもそのほかの湖も行くたびに感動しました。ものすごくたくさん写真も撮りました。驚いたのが宿泊したBanffという町は日本人がとても多かったことで日本人が経営していくお店や日本円が使えるお店が数多くありました。またこの旅行でクラスメートとの仲もさらに深まったと感じました。この旅行やほかの場所に行けるように手配してくれて私たちに一緒についてくれたモニターの方には感謝しています。モニターの方のおかげで私たちの留学がスムーズに進んで充実したものになったと思います。
 最初不安と期待でいっぱいだったこの留学も終わりに近づけば近づくほどにエドモントンを去るのが惜しくなっていました。最終日の前日には先生、Conversation Club の人、ホストファミリーとの別れを惜しみました。どの人も笑顔で私たちを送り出してくれて本当にうれしかったです。たった3週間というほんのわずかな時間でしたが、私にはその3週間がものすごく長く感じるほど充実していると同時に、終わってみればものすごく短く感じました。この留学でできたクラスメート、出会った人々とのつながりはこれからも切れないように大切にしていきたいです。この留学に参加できて本当に良かったです。私をこの留学に参加させてくれた方々、関わったすべての人に本当に感謝しています。

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農学部 2年 田辺貴大

 私は今まで日本の外に出たことがなく、狭まった考え方を持っていました。しかし、新しい文化を体験し、違う価値観の中で生活することで、視野が広がり、強い刺激を受けました。行く前は、海外の人と触れ合い、英語が少し上達すればいいなと思っていたくらいなので、期待を遥かに超える貴重な時間になりました。ホストファミリーはとても優しく、必ず3食ご飯を提供してくれ、楽しい生活の基盤を作ってくれました。一度で伝わらなくても理解できるまで話してくれ、深いコミュニケーションをとることができました。帰宅してその日の出来事を話すと共感してくれたり、今後の予定を言うとオススメを教えてくれたり、見知らぬ土地で暮らす上では欠かせない貴重な時間となりました。
 いろんな家庭の雰囲気が見たかったので、積極的に友達の家を訪れました。どの家庭も歓迎してくれ、美味しい料理でもてなしてもらえました。結果この人たちとずっと繋がっていたいし居心地もよかったので、何度も遊びに行きました。近所の人とも密接で、パーティーに招かれたりもしました。日本はあまり近所付き合いが深くないので、うらやましい環境でした。さまざまな人種の人が住んでいるカナダは移民の国でもあり、大学内、交通機関、市街地とどこでもあらゆる人種の人が活動しています。幅広い人々を寛大に受け入れる心が浸透していることは素晴らしいと感じたし、見習うべきだと思います。
 カナダに行って一番身についたのは行動力だと思います。日本とカナダは遠く、限られた時間の中で悔いのないようにしようと考えた結果、いろんなことに挑戦できました。例えば友達のホストファミリーの家に行って仲良くなったり、フェスティバルで踊っている人と友達になったり、公園で遊んでいる子供たちとバスケをしたり。見ず知らずの人でもすぐに参加させてくれました。でも、行動力が上がった一番の要因は何と言っても、現地の人達の優しさとフレンドリーな心です。いつも笑顔で接してくれ、気持ちを受け取ってくれ、最大限のもてなしをしてくれます。そのおかげで、より早く信頼することができ、自分からも積極的に行動できたのだと思います。
 授業は先生がとても面白くユニークだったので、いつも興味を持って参加できました。スピーキングの時間も多く取り入れてあったので、常に頭を使い密度が濃かったです。個人的には大学内を回って学生に質問し、その題材を元にしてプレゼンをしたことが強く印象に残っています。午後のカンバーセーションクラブではボランティアで来てくれた学生がいろんなことを紹介してくれ、他大学の生徒とも仲良くなれる良い機会だったので何度あってもためになると思います。ボランティアの方とはプライベートでも遊んだりして、大切な友達となり、今も連絡を取り続けています。
 カナダは自然がきれいなイメージを持っていましたが、予想以上に町並みも空もきれいでした。中でも2泊3日で行ったロッキーツアーでは美しい山に湖と言葉にできないほどの感動がありました。あの広大さと色合いは今まで目にしたことのないスケールでした。山と水の調和が目に焼き付いて離れません。一緒に行動した静大のみんなとの絆が深まった一番の要因となったことは間違いありません。ロッキーを始め今回のプログラムには野外アクティビティの機会がたくさんあり、主要な土地を周れ、現地の文化や地域性のある施設や展示物を知れて良かったです。
 最初は期待と不安が半々でしたが、極端に言うと良いことが100で嫌なことは一つもありませんでした。治安も良く、トラブルに巻き込まれることもありませんでした。英語に関しては何とか試行錯誤して話すと向こうの人は理解しようと努めてくれました。しかし、聞き取る方が難しかったので、日本でもリスニング力をあげるための勉強を重点的にしたいです。この経験は今後の人生に大きな影響を与えるとともに、人間としての成長をもすごく後押ししてくれました。知り合った現地の人々とのつながりを大切に維持しながら、またカナダに戻って生活したいです。お世話になった全てのカナダの人、静大のみんな、参加させてくれたプログラム関係者と家族に感謝の気持ちでいっぱいです。

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情報学部 2年 丹羽奈月

 私は高校生の時からホームステイを含む留学をしたいと考えていました。高校生の時は部活に思いっきり打ち込んでしまい、結局留学をしませんでした。大学生になったらしようと決意していたのに、1年生の時は、パンフレットで調べたにもかかわらず、勇気が出ずに申し込みをしませんでした。私は大学生になって、今までより自由な時間が持てるようになり、その時間を自分のやりたいことに割きたいと考えていました。しかし1年生の時はなにもかも先延ばしにしてしまい、結局何もしませんでした。2年生になった時、私は今度こそと心に決めました。友人を何人か誘いました。そのうちの一人が一緒に申し込むことになりました。もちろん、1人でも申し込むつもりでしたが安心しました。留学が始まる前は実際不安なことが多かったです。自分に何も留学やホームステイに関する知識がなかったからです。しかし、今回の不安を抱えながらのカナダへの留学を振り返ると3週間の毎日が全部素晴らしいものです。

 私はカナダで多くのことを体験したり、見たり、触れたりしました。カナダの広い空、大きな川、豊かな緑、かわいい動物たち、街並み、多用な国の伝統料理などカナダの素敵な思い出がたくさん私の中に残っています。しかし、私がカナダの最も好きな点は、カナダ人の性格です。彼らはとてもフレンドリーで、親切でした。ホストファミリーはもちろん、彼らの親戚、近所の方、バスの運転手、バス停で出会う人、レストランで会う人など・・・。私のホストファミリーはホストファザー、ホストマザー、赤ちゃん、チワワでした。彼らは私に自分の家だと思って自由に使っていいと言ってくれました。友達を呼んでもいいと言ってくれました。ご飯も口に合わなければ、食べなくていいと言ってくれました。私は最初緊張して何も話せなかったのですが、それでも、たくさん話しかけてくれました。私は優しい彼らともっと話したいと思って、学校帰りに毎日今日の出来事を頭の中でまとめて、会話ができるようにしました。しかし、考えてもなかなか実際話すとなると難しいものでした。それでも、私は話すことを辞めずになんとか意思を伝えようとジェスチャーを使ったり、他の言い方をしてみたりして努力をしました。また、ホストファミリーは私にたくさんの出会いの機会を与えてくれました。家にホストファミリーの友人を招いて夕飯を食べたり、近所の人とのパーティに私を招いてくれたり、散歩に連れていってくれたり、親戚の集まりに招いてくれたりしました。どれも私にとって良い経験となりました。一度であった人、特に近所の人には、次に会った時に自分から積極的に話しに行くようにしました。とても仲良くなれました。近所の人は、私のために小さなさよならパーティをしてくれました。ホームメイドジャムをプレゼントしてくれました。ホストファミリーは私を日本食レストランに連れて行ってくれて、絵をプレゼントしてくれました。私はホストファミリーに折り紙で作ったくす球と手紙をプレゼントしました。彼らはその場で手紙を読みました。私の英語は間違いが多いので少し恥ずかしかったです。その手紙を読んだホストファミリーは私にたくさんの言葉をかけてハグをしてくれました。私は、英語が得意ではないけれど、言葉の意味を理解することができました。離れるのが辛くて、感動して泣いてしまいました。私はカナダでたくさんの出会いをしました。今、紹介した人々だけでなく、Conversation Clubで仲良くなった、カナダの友人、カナダ人だけでなく今回一緒に留学した静岡大学の仲間、先生との出会いも含みます。私は留学を終えて8月30日で20歳になりました。Facebook やMessageで多くの人が誕生日メッセージを私にくれました。離れていても、覚えていてくれたことがとても嬉しかったです。

 また、私は今回の留学では毎日が充実するように積極的に行事に参加したり、いろいろなところを訪れたりするようにしました。フェスティバルは特に印象的です。毎日が本当に充実した3週間となりました。もうやり残したことはありません。欲を言えば、もっと彼らと時間を過ごしたかったし、もっと英語を上手に話したかったです。しかし、たったの3週間ですが、私の英語は上達したと思います。これほどにこの留学が充実したのは私の周りの人のおかげです。一緒に行った仲間はもちろん、現地の人、応援してくれた家族、先生、このプログラムへの関係者全ての人に感謝をしています。そしてもうひとつ、消極的な自分が、勇気を出して留学に申し込んだこと、そして行った先で自ら人に関わっていったこと、この二つを頑張った自分をたくさん褒めたいと思います。私が海外に行くのはこれで6回目でしたが、どの旅が一番好きだったか聞かれたら、絶対にカナダと答える自信があります。本当に最高な夏でした。

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情報学部 2年 平野紗貴

 まず私がカナダについて思ったのは土地の広大さである。到着日のエドモントン空港からアルバータ大学への移動の間高い建物がほとんどなく空がとても広く見え、こんな広い世界があるのだととても驚いた。プログラム内のロッキーツアーでもカナダの広大な自然を見ることができた。どこへ行っても感嘆の息が漏れるような景色ばかりであった。また今回の留学ではほとんどのことを自分でやることが多かった。バスや電車での移動、買い物、遊び…。全く知らない土地でなれない言語でこれらのことをするのは簡単にいかないことも多かった。しかしカナダの人たちはほんとにいい人たちばかりでこれらに対する不安は一瞬で消えた。私たちが理解していないと何度もわかりやすく説明してくれたり、私たちのつたない英語を無視せずにわかるまでずっと聞き続けてくれたりした。それゆえに私もがんばって聞こう、何とか伝えようという気持ちになれた。カナダではほとんどの人がバスに乗るとき挨拶をし、降りるときには”Thank you.”と挨拶をする。カナダで生活するうえでそういった日本にない素敵な習慣を体験することができた。今回の留学は三週間というとても短いものだったので一期一会の大切さがとてもよくわかった。一度しかあえない人も多かったがそのすべてが私にとって素敵な出会いだった。私がこの留学に素敵なものであったと思えるのは一緒に行った日本人を含めカナダで出会ったすべての人のおかげであると思う。そしてこれらの人々すべてに感謝の気持ちしかない。このカナダでの経験を忘れないように、この縁を決して切らないようにしてこれから生きていこうと思う。
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情報学部 3年 市川菜美子

 私は、特に英語が得意なわけでもなく、洋画や洋楽を聴いたりする機会もあまりなかったので、外国での生活や英語力にとても不安がある状態で、カナダに出発しました。
カナダに到着し、ホストファミリーと出会ったとき英語がほとんど聞き取れず、所々単語を聞いて内容を理解することで精一杯でした。そんな私を見て、ホストマザーは私にもわかるようにゆっくり話してくれたり、ホストシスターは12歳でしたが、私が拙い英語で話すことを理解し、ホストマザーに伝えてくれたりと、英語力のない私をとても助けてくれました。
 3週間を振り返ってみて、特に印象に残っていることは、カナダの人々の優しさと誰に対しても社交的な態度です。
私達は授業で、アルバータ大学内にいる人々や、ショッピングセンター内にいる人々にインタビューしたり質問したりするという課題がいくつかありました。日本で外国人が突然話しかけてきたり、インタビューをしてきたりすれば、日本人は内向的なために、不審がってそれを避けたりするような人が多いように思います。しかし、カナダでは「Excuse me」と一声かけるだけで、笑顔で振り向いてくれ、質問することを快く受け入れてくれる人ばかりでした。話しかければ、私のかたことの英語を聞き取ろうとしてくれ、質問も一緒に考えてくれました。また、私達をサポートしてくれた学生スタッフの人々も、私達にわかりやすい単語を使って、ゆっくり話しかけてくれ、会話しやすくしてくれました。バスで会った人と話したり、目が合うだけでニコッと微笑んでくれたりと、カナダの人々は本当に明るく温かいと思いました。それに対して、日本は、他人に興味を示さない少し冷たい国なのかなと考えさせられるようにもなりました。
 その他に私が特に印象に残っているのは、3日間のロッキーツアーです。そこで見たカナダのすばらしい自然は忘れられません。私達は3つの湖に行きました。その湖はてとも広大で、今まで見たことがないほどきれいな景色でした。それぞれ湖の色が異なり、きれいだったのですが、Lake Moraineという湖はエメラルドグリーンできらきらと輝いていてその美しさに感動しました。ロッキー山脈もとても広大でバスの中でもその景色から目を離すことができないくらい自然豊かなものでした。また、バンフには多くの店が並んでおり、その店のデザイン一つ一つがとても個性的で、街並みがとても可愛かったです。この3日間は静岡大学全体で行動するので、学生同士の仲もとても深まりました。日本の他大学とも交流できるので、非常に充実した3日間になりました。

 このようなすばらしい3週間でしたが、やはり英語で会話するということは難しいと感じました。たくさん話したいことはあるのに、それを英語で表現できないというもどかしさを毎日感じ、もっと勉強しておけば、もっと話せるのに、と後悔することもありましたが、単語をつなげてジェスチャーで必死に伝えようとしていれば、相手も理解しようしてくれ、コミュニケーションをとることができました。上手く話せないからといって、消極的になるのではなく、文法が正しくなくても伝えようとすることが大事なのだと実感しました。授業でも、わからないから発言しないのではなく、間違っていたとしても、発言するということが大切だと分かりました。失敗を恐れてシャイになってしまうのは日本人の特徴だと、この留学を通してよくわかりました。カナダの人々は「日本人はシャイだ」とよく言いました。日本人は間違えることを恐れるからこそシャイになるのだと思います。しかし、それで良いことは何もありません。挑戦してみることの大切さがわかりました。
 この留学は私を成長させてくれる一生の思い出になるほどすばらしいものでした。今までの概念を大きく変えるきっかけとなることが多くあり、日本でいつもどおりの生活をしているのはもったいないと実感しました。自分から動かなければ何も起こらないので、積極的に何事にも挑戦する大切さを知りました。

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工学部 1年 露木裕太

高校2年生の時、短期留学に行ける機会があったが、自分の積極性の無さと受験勉強したいからという理由付けをしてせっかくのチャンスを逃してしまいました。そのことを後悔しており大学入学後、短期留学のプログラムを探しこのエドモントンへの留学プログラムをみつけ申し込みました。

自分は英語が得意というわけではありません。そのため留学先でちゃんとコミュニケーションがとれるかどうか心配でした。しかし最初は戸惑うことはあったけど自分の知っている英語だけでもなんとなくは通じるようになりました。 カナダの人々は親切な方が多く、道を尋ねるときほとんどの方が応えてくれました。また聞き取れなかったり分からないとき「sorry」などと返すとゆっくり言い直してくれたり分かりやすい言葉に変えてくれたりしてくれました。ホストファミリーも理解できるように何度も言い直してくれてり、間違っている英語を指摘し正しい言い方を教えてくれたり、冗談を混ぜてよく使う英語のフレーズを教えてくれたりして楽しませてくれました。ホストファミリーが僕にカナダを楽しめるように週末にBBQに連れてってくれたりショットガンの体験をさせてくれたりしてくれました。3週間本当に世話になったホストファミリーには感謝の言葉しか出てきません。  カナダ人の親切さを最も感じたのは一人でWhite avenueを探索していた時です。迷子になってしまいある男性に尋ねたとき言葉が通じず会話できなかった時 その男性は通りすがりのほかの方に尋ね2人がかりで僕の話を理解しようとしてくれました。恥ずかしい話ですがカナダ人のやさしさを感じた良い経験になりました。

カナダに3週間住んでとても住みやすい国だなとおもいました。もちろん僕がいたのは夏なのでカナダの厳しい冬のことはわかりませんが、少なくとも僕がいた3週間は気温,湿度,自然すべてが素晴らしく居心地が良かったです。日本では見られないような大平原、きれいな街並み、普通に暮らすだけで癒されました。 カナダの自然を一番満喫したのはカナディアンロッキーツアーです。 Banffの湖をカヌーで漕いだときはロッキーの景色に魅了されました。 浜松に帰り最初名残惜しいと感じたのはカナダの住みやすい環境でした。

留学中、プログラムの中で毎回楽しみにしていたことがConversation Clubです。Alberta大学の学生と話ができるイベントで3週間の留学で合計4回ありました。回数も少なく時間も限られているので1回1回のConversation Clubが貴重な時間でした。 毎回Conversation Clubの日のお昼ごはんの時間に今日はどんなことを質問しようかとかんがえていました。カナダの学生と話せる貴重な時間でした

3週間の短期留学では毎日何か出来事があって充実した日々をすごせました。一緒に行ったメンバーもいい人ばかりでした。プログラムに参加して本当に良かったです。

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工学部 2年 栗原航

 ・ホームステイ
カナダに到着してホームステイが始まってから数日は学校の授業だけで疲れてしまい夕食を食べたあと自分の部屋で20時ころに寝るという生活になってしまいホストファミリーとの会話は夕食のときのみとなってしまった。数日間生活して授業に慣れてきて家でも余裕が出てきたころから夕食後にリビングで宿題をやるようになってからその時間の合間にホストマザーとしゃべれるようになりいろいろ面白い話を聞くことが出来た。最初は聞こえた英語を頭の中で日本語に変換してからしゃべっていたため反応するのが遅く、また考えるため完璧な英文が思い浮かばず反応できないことが多々あったが徐々に英語のまま理解し反応出来るようになっていき最後のほうは軽い冗談を聞いて笑えるようになれたので成長出来てよかった。
食事は日本料理やフィリピン料理など毎日違うものを作ってくれた。どれもとてもおいしかった。また、夕食の残りを弁当箱に詰めて次の日の昼食も準備してくれたので本当にありがたかった。最後の別れのとき「Thank you for coming my home.」と言われたとき涙がでそうになった。
 ・授業
 自分のクラスは他のクラスと比較して校外学習が少なかったためその分先生の話を聞く時間がかなり長かったので目標であるリスニング力を向上させるのにとてもいい機会であった。授業では最初、先生が何言っているか理解できず友達に聞くことが多くあったが、集中して話を聞き続けていると何となく言いたいことがわかるようになって話を聞くのが楽しくなった。でも、質問されたときに率先して答えられずに黙り込んでしまったのが反省である。何か発言しようと思って授業に参加したが、なかなか発言出来なかった。これは日本でも意識できることなので日頃から意識していきたい。
 また、授業で3回プレゼンテーションを行った。英語でのプレゼンテーションをしたことがなかったので最初のプレゼンでは原稿を見て読むことしかできず原稿を読みすぎと注意を受けた。また、先生にプレゼンテーションはコミュニケーションだから文を考えてくるのではなく何を話すのかを整理して文はプレゼンのときに考えて話すように言われた。日本語でプレゼンするときは文を考えながら話すことを思い出して納得したと同時に言語を完璧に習得する難しさがよくわかった。
 ・自由時間
 最初の土曜日にCARIWESTという祭りがダウンタウンであったので見に行った。カナダだけでなく南アメリカ大陸の国々などの色々な国のサンバを見ることが出来た。エドモントンはカーニバルが多いことで有名だったのでその1つをみることができてとてもよかった。この祭りについては学校内で鍵屋を経営している人が教えてくれた。友達とぶらぶら歩いていた時に話しかけてくれてこの祭りのこと以外の会話もしてくれていい経験になった。
 毎朝、学校の前にスターバックスに行ってアイスコーヒーを買うのが日課となった。その結果、店員の人が顔を覚えてくれて最終日に日本に帰ることを伝えたときに、「I hope to see you soon.」と言われたときはまた戻って来ようとほんとに思った。

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工学部 2年 伊藤翼

僕のホームステイ先は結団式の時にもらった紙には「single woman」と書いてあったので、一人暮らしの女性だと思っていたのですが、実際にはシェアハウスで他にも14歳と20歳の姉妹と26歳の女性が住んでいました。ちなみに他の静大の人に聞いたのですがシェアハウスは僕たちのところだけだったようです。シェアハウスは昔からあこがれだったのでとても良い経験ができました。リビングやキッチンは共同なのでそこで一緒にご飯を食べたり、映画を見たりと楽しく過ごさせてもらいました。また学校の授業ででたホームステイ先の人に聞く宿題も一緒になって考えてくれました。またホストマザーは、「Three weeks is very short ! Enjoy yourself」と言ってくれ、僕たちのわがままを聞いてくれました。ご飯もおいしくとても良いホームステイでした。

平日の午前は8:30から授業だったのですが、アルバータ大学はホームステイ先からはなかなか遠く毎朝6:00に起きてバスと電車を使って行っていました。今まで電車・バスを使っての通学はしたことがなかったのでとても新鮮でした。またエドモントンはETSという電車とバスが切符一枚で使えるシステムがあったので一か月の定期を買い特に困ることはありませんでした。
授業は最初の日は全員で受け、次からは2つのクラスに分けられました。もちろん授業はすべてが英語なので最初は先生の指示すら何をいっているのかわからなかったけど、ずっと聞いていると慣れてきて後半はだいぶ分かるようになりました。基本的に何かお題が出されてそれについて席が近い人と考えるという感じでした。少人数であったのもそうですが普段の学校の講義とは雰囲気が軽くてやりやすかったです。あと英語でのプレゼンを3回ぐらいやりました。
その時は日本語でも嫌なのに英語でプレゼンなんてと思っていたのですが、今思うと、普段の大学生活でプレゼンすることなんてめったにないし、英語で自分の意見が言えたよい経験だったと思います。

午後はプログラム通りにモール、公園、美術館に散策に行ったり、乗馬体験をしたり、「conversation club」というアルバータ大学の人や他の日本から来ていた大学の人たちと7,8人ぐらいでグループになり、英語でおしゃべりし交流するというものでした。最初は自己紹介もあまりうまくできませんでしたが、だんだんできるようになると英語を話すのがとても楽しかったです。あと「Faculty Social」という高級なホテルで行われた歓迎パーティーに参加したのですが、僕はパーティーなど初めてだったのでとても楽しみでした。みんなドレスやスーツなどを着ていてとても大きなホールに、シャンデリアなどもありずっと驚いていました。料理も本当においしくて良かったのですが、マナーなどが何もわからなくて恥ずかしい思いもしました。料理が終わると、ベランダ的なところで写真をとり、その後はダンスをしているところがあったのですが、みんなテンションがすごくてやっぱり外国人のノリはすごいと思いました。
午後の企画された活動が終わると自由なのですがその時間に北半球で一番大きなモールである「West Edmonton Mall」という一つのモールの中に800以上の店、プール、遊園地、ボーリング場などのあるところにショッピングに行ったり、「West Edmonton Mall」は僕らの家とは逆側だったので家の近くにあるアウトレットなどに友達と行ったりしていました。さらにカナダはびっくりするぐらい日が長く日本ではもう真っ暗の午後9:00でも普通に明るかったので、晩御飯を食べた後に、家の近くの公園に行き子供たちと遊んだり、そこにいた親御さんたちと話したりしていました。またこの公園にはバスケットボールのゴールがあり、子供たちがやっていたのですが、僕よりも明らかに小さい子たちもはるかに僕より上手で一緒にやってもボロボロに負けました。
でもほぼ毎日やったり、見ているうちに少しうまくなりました!

僕たちは最後の金・土・日を使ってカナディアンロッキー(バンフ)に行ったのですが、正直これはこの留学で一番楽しみでした。初日は天気予報通り大雨で、最悪と思っていたのですが、山を登るにつれて、雨が雪に変わりテンションが一気に上がりました。浜松は雪なんてほとんど降らないし、なにより8月に雪を見られるなんて感動でした。夜はホテルの近くの商店街で買い物をしたのですが、日本人のやってる店などがありいろんな話を聞けました。2日目は湖に行き、カヌーをしました。湖はエメラルドグリーンで山には雪がかかっていて日本では見られない景色だなあと思いました。あと小さな山に登り前全身でカナダの自然を感じました。3日目は別の湖に行ったのですがこっちは歩けるところが多く、リスなどもいました。
やっぱりカナダは自然が素晴らしくまた来たい場所だなあと思いました。1日目以外は天気も良く最高の旅行でした。

カナダでの短期留学を終えて、今この体験記を書き終えて、3週間を振り返ると、とても濃いものだったと思います。最初は初めての海外ということもあって、正直楽しみよりも不安の方が大きかったのですが、一緒に留学に行った静大生の友達、引率してくださった先生方、そして優しく接して下さったカナダの方々のおかげで、とても楽しかったです。最高の3週間でした!

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工学部 2年 岡田健吾

留学では平日の午前中は毎日英語の授業がありました。私たちは人数が多かったため2つのクラスに分かれて授業が行われました。アルバータ大学での英語の授業は日本の英語の授業のような文法の勉強や、文を読むようなことはほとんどせず、会話やなにかのテーマに沿った発表等のことをたくさんしました。お店について発表するものでは自分たちだけでそのお店に行き、店員さんやお客さんに英語で質問をして、現地の人と話しをするよいきっかけになりました。私が授業で一番印象に残っていることは、紙でランダムに引いたお題をペアの人に質問し、それに対して1分間英語で話し続けるというものです。1分間止まらずにしゃべり続けるということはすごく難しくて、とっさに英語をひねり出す訓練としてはとてもよかったです。午後はカンバセーションクラブというものを何度かしました。カンバセーションクラブというのはアルバータ大学の学生の人と日本人の学生何人かでグループを作りそこで会話をするというものでした。自分と同じ年くらいのネイティブの人と話すことができる貴重な機会でした。会話している途中英語をうまく聞き取ることができなくて聞き直した時もすごく優しくもう一度言ってくれたり、わかりやすい単語に直して質問してくれたりしたのでとても有意義な時間となりました。カンバセーションクラブがない時はみんなで乗馬やアートギャラリーに行ったりとしていました。大学の近くにウエストエドモントンモールというとても大きなショッピングモールがあり、そこで買い物などをしに行く日もありました。留学中の宿泊はホームステイでした。私が行ったホームステイ先は両親と子供2人、犬1匹というところでした。初めはホームステイというものに不安はありましたが、実際に行ってみるとホストファミリーの人たちはとても優しく私を迎え入れてくれました。ホストファミリーの方が作ってくれるご飯はとてもおいしくて食べ過ぎてちょっと太ってしまうくらいでした。普段の生活の時も、「家にあるものは自由に使っていいよ」や「自分の家のように生活していいよ」などと言ってくれて快適なホームステイ生活を送ることができました。学校へ行くためのバスも教えてもらえました。カナダの留学で一番楽しかったのは何と言ってもロッキーツアーです。初日は8月なのに雪が降るほどの天気でどうなるかと思いましたが、2日目以降は天気も良くなりすごくいい景色を楽しむことができました。2日目にはロッキーの湖でカヌーをしました。湖と山それに空との感じがすごかったです。お土産とかもたくさん買うことができました。2日目のホテルでは来ている人たちで飲み会もしてすごくみんなと仲良く慣れました。3週間でとても良い経験ができました。

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工学部 2年 遠竹直人

 3週間を振り返って、印象に残っていることは、生活しているさまざまな国の人々と、緑豊かな自然です。
 バスや電車を使っているときや大学の構内やダウンタウンを歩いているときなどで、南アメリカ系、アジア系などいろんな国の人が生活していて、日本ではあまり見ない光景だったのでとても新鮮でした。他のホームステイ先の友達に聞くと、それぞれの地域の食事が出てきたりして、友達の話を聞いているだけでも楽しむことができました。
 カナダの人々はみんな親切で、バスや電車で高齢者や妊婦さんなどが来たとき、席を譲ったり、横断歩道もない道端で立っていたりすると、通る車が止まってくれて道を渡らしてくれたりしてくれました。バスを降りるときはバスを降りるほとんどの人が「Thank you」を言っていて、感謝の気持ちをその場で口に出せることは素晴らしいと思いました。
 カナダは自然が多く、多くの家には広い芝生があったり、サッカーグラウンドが入るくらいの芝生の広場がある公園がたくさんあったりして心にゆとりを持って生活できました。ロッキーツアーでは広大な山脈や色の綺麗な湖、透き通るような水の湖などを見たりすることができたのでとてもうれしかったです。

 ホームステイ先は、母親の1人しかいなくて、近くの施設にいる親の介護をしているため、あまり家にはいなかったけど、忙しいのに毎日三食ご飯を作ってくれて、朝と夜のご飯のときには住んでる人にしか知らないような美味しい店などを教えてくれたり、ロッキーツアーに行く前は、Banffのパンフレットなど用意してくれたりしました。英語が聞き取れなくて、聞き直したときはわかり易く話してくれたりしてくれたり、ほとんど単語だけの文をきいてくれたりしました。

 今回のプログラムを通して、英語はどの国の人とでも通じることができ、英語を話す機会があるのとないのとでは、会話力などの身に付くのにかなりの差があると感じました。そして、いろんな国の人と関わることで、今までとは違う考え方を聞くことができ、自分の視野を広げることができると思いました。

 最後に、今回お金を出してくれた親や出発前からいろいろと準備をしてくれた国際交流課の皆さんや先生のおかげでとても良い体験ができて、感謝しています。

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工学部 2年 橋本圭祐

 私は今回の留学で初めて海外にいきました。海外での生活は不安もありましたが、期待のほうが大きく、カナダは治安がいいと聞いていたこともあってアルバータへの留学を決意しました。

 カナダ留学は初日から非常に印象に残るものとなりました。緊張して臨んだ入国審査でアルバータ大学からの手紙を渡そうとファイルごと渡したら、なんと中から知らない中国人のパスポートが見つかりました。身に覚えがなく、ただ 「I don’t know.」 としか答えられずに別室に連れていかれた時の緊張感は忘れられません。その後も金属検査の時、半透明の筒のような機械に入れられ両手を上げさせられたり、自分のスーツケースだけが遅れて次の便で来たりとハプニング満載の1日目でした。いきなりのカナダからの洗礼に3週間どうなることかと心配でしたが、治安の良さのおかげか初日以上のハプニングに遭うことはありませんでした。
アルバータについてからは日本の数倍はあろうかという道路や広大な土地といった、日本とのスケール感の違いに驚き、本当にカナダに来たのだなと感動しました。ホームステイ先ではカナダ人のホストペアレント二人と北海道から一人、静岡県から二人の五人で生活していました。夕食時や夕食後の会話はリアルな英語を学ぶいい機会になりました。意味がわからない時は解りやすい英語で話してくれたり、拙い英語を理解しようと聞いてくれたりしたので非常に助かりました。またホストマザーに言われていたので家にいるときは日本人同士でも英語で会話するようにしました。日本人同士がおぼつかない英語を使って暮らすのは不思議な感じがしましたがスピーキングの練習になったと思います。平日の午前中に行われる授業は先生が陽気だったので楽しくて、寝てしまうなんてことはいっさいありませんでした。日本ではあまり行わないスピーキングやリスニング中心の授業で、外に出てアンケート調査を行ったり、プレゼンテーションを行ったりとバラエティに富んだ授業でした。

 カナダと日本で違いが色々あったので3つ紹介します。まず人々の性格です。日本では外であった他人と関わらないようにしている人が多いと感じます。しかしカナダでは、多くの人が親切でフレンドリーだと感じました。初めてのスケートで苦戦していたら滑り方を教えてくれた人たち。気さくに話しかけてくれたレジ打ちのお兄さん、快くアンケート課題に協力してくれた人たち、道を丁寧に教えてくれたおばさんなど、多くの人が親切で何度助けられたかわかりません。次に食事についてです。Sサイズを頼んでも大きかったり、ファーストフードを毎日のように食べたり、夕食にポテトチップスが含まれていたりと長くいたら太ってしまうような食事でしたが、どれもおいしくて私は日本食が恋しくなるようなことはありませんでした。最後に気候についてです。日本とは違い朝と夜は肌寒く半袖短パンでは少し厳しい温度でした。昼は温度が上がっても湿度が低いので、非常に過ごしやすい気候でした。また、偶々かもしれませんが、雨はほとんどふりませんでした。

 カナダではWest Edmonton mallやFort Edmonton Park や Cariwest 等々色々な場所へ行きましたが中でも良かったのはやはりロッキーツアーです。アルバータ留学の3週間はこれまでの人生で最も密度の高い3週間でしたが、さらに言うとロッキーツアーは人生で最も密度の高い3日間でした。あれほど雄大で美しい自然は見たことがありません。特にレイク・ルイーズの景色は圧巻でした。

 この3週間で分かったのは自分の英語でも、単語や身振りや表情でネイティブスピーカーにかなり伝わるということ、ただそれは浅い会話が出来るということで、深く語り合うには自分の英語力ではまだまだ足りないと痛感しました。また日本とは違った文化や考えに触れ視野が広がりました。特に人々の親切さやフレンドリーなところは見習わないといけないと思いました。この3週間の体験で英語だけでなく様々な面で自分を向上させるヒントが得られました、なのでこの留学を楽しかっただけで終わらせることなくこれからに生かしていきたいです。

この留学がこれほど意義深いものになったのはたくさんの人の支えのおかげです。両親、静大の仲間、ホストファミリー、先生、モニターのジャスティス、国際交流課の皆さん、カナダで出会った人たち、本当にありがとうございました。
また行きたいです!!

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工学部 2年 松島駿

 このカナダ短期留学は、本当に忘れられないものになりました。留学に出発する前は、たくさんの不安があり、異国の地で3週間も生活できるのだろうかと思っていましたが、この3週間は様々な文化を学んだり、様々な場所を訪れたりして本当に楽しかったです。帰国する時には、もっと長くカナダにいたいという気持ちがとても強かったです。
 この短期留学はただの観光で終わってしまうのではないのだろうかと少し懸念していたのですが、決してそんなことはなかったです。平日の午前にある授業はとてもハードで、宿題も毎日たくさん出されました。授業の内容は、教科書に沿った授業をしたり、プレゼンをしたり、屋外でインタビューをしたりと様々なことをしました。プレゼンがある時は、前の日にホストファミリーに自分のプレゼンを聞いてもらったりしていました。本当に毎日英語漬けで、大学生になって英語の勉強をほとんどしていなかった僕にはとても大変でした。
 それと同時に楽しいこともたくさんあります。平日の午後にはconversation clubや、様々なactivityがあります。アルバータ大学の学生とボーリングに行ったり、馬に乗ったり、いろんな観光名所をまわったりと、カナダの観光を存分に楽しめました。カナダは自然がとても豊かで、人柄もとてもいいので、日本よりもかなり住みやすいです。この留学のメインイベントであるロッキーツアーでは、初めてカヌーに乗ることが出来たし、カナダの雄大な自然を存分に堪能できました。雨の影響でハイキングが出来なくなったことは残念でしたが、このロッキーツアーは最高の思い出になりました。
 この短期留学は僕にとってかなり貴重な経験でした。留学が終わった今は、勇気を出してこの短期留学に参加してよかったと思っています。僕はもともと英語が好きじゃなかったのですが、今はもっと英語力を上達させたいという気持ちが強いです。英語が出来るか出来ないかの違いでこんなに世界が違うのかということをカナダで感じました。もっと英語の勉強をして自分の世界を広げたいと思っています。

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工学部 2年 渡辺慶

 私は工学系のことについて勉強しており、工学系の会社は海外に進出していることが多く、就職するためには英語力が必須だと思っていたためアルバータでの留学参加を決めました。

 まず、初日からホームステイだったのでとても不安でした。しかし、ホストファミリーはとても優しく、聞き取りやすく話してくれたり、私の上手くない英語を理解しようとしてくれたり、カナダについてさまざまなことを教えたりしてくれました。帰宅すると、今日はどうだったかと質問してくれるので、会話も弾ませることができました。ホストファザーはよくジョークを言うのでおもしろかったです。家にはビリヤード、卓球ができる環境があり、それをホストファミリーとすることによって心の距離がとても縮まったような感じがしました。ホストファミリーの孫たちがよく遊びにきたので暇なく楽しく過ごすことができました。
 また、カナダの人たちはとても親切でした。私が道に迷っているときに「Is need help?」と声をかけてくださったり、店で品物を見ていると「Can I help you?」と言ってくださったりしました。道路を横断しようとした時、ほとんどの車が止まってくれました。交通を妨害してしまうぐらい長い間車を止めてしまったことさえありました。バスでは、利用した人たちが必ず「Thank you!」と言って降りていく光景が見られました。心温まる気持ちに終始なっていました。カナダには様々な国の人がいるためか、日本人がいてもあまり気にせず普通に過ごしていました。気にされると困ってしまうので、とてもありがたかったです。
 平日に行われる授業は、先生がとてもユーモアのある人で、楽しく授業をすることができました。授業内では大学内を歩き回ってインタビューしたり、ショッピングモールやほかの施設に行ってインタビューしたりしました。ある程度文章を作っておいて質問しても通じないことが多々ありましたが、単語を羅列するだけで通じることもありました。単語を多く覚えておくことが大切だとわかりました。教室にいるときも、基本コミュニケーションの授業が多く、やはりコミュニケーション能力が大事だと思いました。
 授業が終わった後の午後にはConversation Clubがあり、大学の人と話す機会がありました。授業とは違い、話すスピードが速いので英語を聞き取るのが大変でしたがカナダの人の趣味や習慣を知ることができました。また、ここでもコミュニケーション能力をきたえることができました。
 また、カナダは全てのスケールが大きくて驚きました。人々の心の広さはとても大きく、何度も助けられました。物理的にも、ショッピングモールはとても大きく、売っているものさえも日本よりもはるかに大きかったです。自然にも多く触れることができ、ロッキーツアーでは今までの人生で一番美しいと思える景色に出会うことができました。
 3週間というとても短い期間でしたが、学べることがたくさんあり、とても充実した日々でした。英語力が大切だということはもちろんのこと、積極的に話しかける、理解しようとすることが大切だとわかりました。留学のメンバー、先生、国際交流課のみなさんがいたからこその良い留学だったと思います。
 カナダ最高!

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工学部 2年 近藤充洋

 行く前は長いと感じていた3週間も、いざ行ってみるとあっという間の3週間でした。
留学に行く前はテスト期間だったこともあり英語の勉強が中々できていなかったので、英会話に関しては不安しかありませんでした。
ですがカナダの人たちは自分の拙い英語を理解しようと何度も聞き直してくれたり、道が分からないとき分かるようにわざわざ紙に書いてくれたりととても優しかったです。

 アルバータ大学での生徒調査をしたときは忙しいときでも、「Please don’t worry about it!」と言って丁寧に質問に答えてくれました。

 僕が驚いたことの1つにバスの中での出来事があります。
日本の公共バスと同様にカナダの公共バスの中にももちろん優先席がありますが、優先席に対する考え方が違っていました。
日本のバスではお年寄りの方や小さな子供といった優先されるべき人が立っていても譲られることが少なかったり、ましてや言っても席を譲ってくれない人も中にはいます。
しかしカナダのバスの場合どんなに人が混んでいても優先席を優先される人に譲っていたり、小さな子供でさえも妊婦の方やお年寄りの方に席を譲っていました。
その光景を何度も見ていた自分は今まで出来ていなかった自分が恥ずかしいと思うと同時にこうゆうことが進んでできるカナダ人に感心しました。

 また、カナダは木や山、川といった多くの自然であふれて吸った空気はいつも新鮮でした。
 気温に関しては朝、夜と昼の気温差が激しく低い時は約10℃なのに対して、高い時は25℃まで上昇するため着る服が暑すぎることもなく寒すぎることもないものを選ばなければならなかったのでとても悩まされました。
とても寒い朝に半袖半ズボンの服を着ているカナダの人には驚かされました。

 先程バスの話がありましたが、バスの数はとても多かったです。そのため多くの場所でバスに乗ることができるのは便利なのですが、本数が少ないため1本逃すと約1時間待たないといけません。

 そして最後に、3週間という短い期間でしたが多くの人と出会い、多くのことを経験し、多くのことを学びました。ホストファミリーには細かいことから教えてもらい、クリス先生にはカナダの文化を細かく教えてもらいました。改めて振り返ってみるとカナダに帰りたくなるくらい楽しい3週間でした。
写真を見て今回の留学を支援してくれた親、一緒にカナダに行った仲間たちや先生、みんなへの感謝の気持ちが止まりませんでした。

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工学部 2年 庄山凌右

 この夏季短期留学は1年生のころから興味を持っていました。1年次は見送り、2年生となった今回ようやく参加することに決めました。日本を発つ日、勿論いよいよ行くのだ!とワクワクする気持ちもありました。しかし、いくら準備をしても、自分の知らない世界に行くのだということからくる不安も多々ありました。今回の参加メンバーに誰一人として知り合いがおらず、なおかつ副団長という役割を受け持ったということでいっそう、不安になりました。いくつかトラブルも生じ、カナダへの到着が遅くなるなど様々な予想外の事態も起こりました。しかし、私たちのモニターであるジャスティスがやさしく出迎えてくれたために、落ち着くことができました。
 その後、ホストファミリーと出会いその家に向かう車の中、やはり会話をすることになったのですが、日本語でさえ会話下手であるので、思うように会話を続けることができませんでした。しかし、こちらが話そうとすることは丁寧に聞いてくれ、またいろいろと質問をしてくれました。そのような中、疲れもあったのかウトウトしてしまいました。しかし、それでもホストマザーは「長旅だったのだから、疲れていて当然」といった様子で接してくれました。そして、その日はすぐに眠らせてくれました。このようにホストファミリーは初日から優しくしてくれました。
 次の日以降、慣れない環境と、英語を話すために頭をフル回転させなければならなかったので、外からホームステイ先に帰宅するころにはクタクタになり、すぐにベッドの上で横になるという生活がしばらく続きました。
 しかし、1週間もたたないうちにカナダでの生活にも慣れ始めクタクタになるという風にはならなくなりました。こうして慣れていく中で、ホストファミリーとの親交も深くなっていきました。また、静岡大学のメンバーとも、一緒にフェスティバルに行ったり、様々なアクティビティに参加する中で親交を深めたりすることができました。
 アルバータ大学での授業は、先生と英語でコミュニケーションをとりながらやる座学というようなものでした。しかし、プレゼンテーションを行うなど受動的な授業ではなく、生徒が積極的に参加しやすい授業になっていました。また、ホワイトアヴェニューや議事堂に行くなど、校外学習も行われ、日本で受けるようなものとは違っていたので、新鮮な気持ちで毎回授業を受けることができました。先生も陽気な方だったので、授業を楽しむことは難しいことではありませんでした。ですが、やはりすべて英語で進んでいくので中には苦労している生徒もいました。
 アクティビティの中にConversation Clubというものがありました。これは、アルバータ大学のボランティアの方と数時間英語でおしゃべりをするというものでした。これは、英語を話したい!スピーキングを頑張りたい!と思っていた私にとっては非常に魅力的なアクティビティで、特に楽しんで行うことができました。実際、私はそのボランティアの学生と友達になることができ、連絡先も交換し、一緒に遊ぶこともしました。
 また、私にとって最も記憶に残ったアクティビティはカナディアンロッキーです。カナディアンロッキーの中でもバンフというところを中心に旅しましたが、日本では見られない美しい景色ばかりでカメラを手放すことができなかったほどです。そこでは、静岡大学の学生はもちろん、モニターのジャスティスとも楽しむことでより強くつながることができたアクティビティになったと思っています。
 こうして、楽しみながらも学んでいるうちに3週間はあっという間に過ぎていきました。たった3週間でしたが、不思議なものでカナダを離れたくないと思うようになっていました。ホストファミリーとのお別れのときも、自然と涙がこぼれそうになりました。本当に中身の濃い3週間だったと実感しています。今回の夏季短期留学には英語が苦手な人もいましたが、その人たちも「この3週間は本当に充実したものだった」という話を聞きました。私自身も、自分の将来についての視野が広がったように感じます。もし、参加することを悩んでいる人がいたら、私は参加することを強く勧めます。それだけの価値ある3週間だと思いました。今後、今回の留学の経験を活かしていきたいと思います。

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工学部 3年 福田恵美

 私のホームステイ先は留学生が私しかいなかったので自分次第で英語を話す機会を増やすことができました。

 私のホストファザーは毎朝、車で大学まで送ってくれて、家から50分かかるのですが、私はその車の中の時間を毎日楽しみにしていました。理由は、ホストファザーは文法がめちゃくちゃな私の英語を嫌な顔1つせずに聞いてくれて、「あなたが言いたいのは○○○‥‥ということ?」というように言い換えてくれたり、言いたいことが伝わらなくてあきらめようとしたときは“Try again.”と言ってくれたりしました。また、私のホストファザーはとても物知りで、私が1質問すると10答えが返ってくるので、リスニング力も鍛えられました。

 ただ、ホストファミリーにその日あったことを話すときや、食事中に会話するときに自分の言いたいことがあっても英語に直せなかったり、発音が正しくなくてその単語を使うことをあきらめたりして、自分の言いたいことを伝えることが難しいと感じる場面がいくつかありました。
 また、英語での相槌の仕方や感情の表現のしかたを練習していかなかったので、うまく会話を続けたり、感情を共有したりすることができず、ホストファミリーにはおとなしい子だと思われていたかもしれないです。
 このような場面に直面するたびにもっと英語を話す練習をしてから留学すればよかったなぁと思いました。

 私のホストファミリーは週末、マーケットやlegislatureやcar showなどいろいろなところに連れて行ってくれたり、外食に連れていってくれたりしてカナダの文化に触れることができました。
 カナダは日本とは違って、バスの待ち時間や隣のバスに座った人など、初対面の人でも気さくに話しかけてくれます。カナダ人はフレンドリーで優しく人ばかりなので私はカナダが大好きです。

 最後に、この留学に参加して本当に良かったと思います。留学してすばらしい仲間に出会えました。静大のメンバーと話すことで自分ももっと頑張らなきゃという良い刺激にもなりました。また、望川さんと逢坂先生が私たちのことを気にかけてくれてくれたおかげでカナダという異国の地でも安心して過ごすことができました。
 この留学は最高の夏の思い出になりました!!この機会を逃さなくて本当によかったです!

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