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[語学留学]IVSPプログラム

2017年9月~2018年8月 人文社会科学部学生

  • 留学期間:2017年9月~2018年8月
  • 学部等:人文社会科学部 言語文化学科

2017年の8月末にカナダのアルバータ大学に来て、早いものでもう7ヶ月が経とうとしています。今はちょうど初めてのアカデミックコースが残り一か月を切り、期末試験を視野に入れつつ勉強をしているあたりです。カナダに来るまでしっかりと英語を勉強していなかったので、全く英語に慣れていなく、来た当初は正直不安しかありませんでした。なので、まずは友達を作って安心できる環境を整えようと思い、9月にあるオリエンテーションやイベントにたくさん参加しました。今、7カ月が経ち改めてすごくいい友達に巡り合えたなと感じています。

また、エドモントンの気候についてですが、冬は、北国の特に寒い地域出身の私にとっても、極寒と感じるほどの寒さでした。そして、日がものすごく短いので1日の大半が暗く体が慣れるまでに時間がかかりました。これは個人的になのですが、冬の日の短さがちょうどESL2回目のタームで不安を感じていた時期と重なり、気持ちがのらない時期もありました。ですが、なんとか無事に乗り越え、今はだんだんと気温も温かく日も長くなり、楽しい気分で毎日を過ごせています。しかし、エドモントンの冬は、寒く日が短いということばかりではありません。この冬で初めての経験もたくさんしました。例えば、友達と頻繁にスノーボードやスケートをしに行ったり、1年のうちの最大のイベントであるカナダのクリスマスを経験したり、ice castleという氷でできたお城に行ったりしました。これらの体験は、雪の降らない静岡では決してできないことだと思うので、新たな冬を体験したい人にはすごくお勧めです。また、夏は夜の10時11時くらいまで明るく、イベントもたくさんあると聞いているのですごく楽しみです。

次に、学習面についてです。初めの4カ月でESL(EAP)コースを受講できるというのはすごくいいシステムだと思います。私は、ESLのあまりレベルの高くないコースから始まったので、アカデミックコースに対する不安がものすごくあり、ESLの授業以外でも小説を買って読んだり、英語の動画を見たりとできる限りのことをしました。授業をしっかり受けることを前提として、それ以外で何ができるかということもESLの時はすごく重要ではないかと思います。また、ESLのクラスでは、さまざまな国の人たちが集まっているので、いろいろな文化を知るいい機会だったと思います。私にとって一番新鮮だったのは、リビア出身の友達から教えてもらったリビアの文化や習慣についてでした。アカデミックコースについて、今は比較文学とスペイン語を取っています。特にスペイン語は週に4回あり、内容も形式も静岡大学の授業と全く違うのですごく面白いです。そして、アルバータ大学はfall、winter、spring、summerと4つの学期に分かれており、今ちょうど次のspring/summer term の履修を考えているところです。fall/winter termは4カ月ずつあり開講される授業もたくさんあるのに比べ、spring/summer termは2カ月ずつと短く授業の種類も格段に減っているので、選ぶのが少し大変です。9月から留学をスタートした私の場合、fall termの時期にESLを取り、winter、spring/summer termでアカデミックコースを取ることになっています。なので、5月から留学をスタートさせた学生の方がfall/winter termでアカデミックコースを取ることができるため、授業を選びやすいのかなとも感じました。といいつつも、9月スタートはアルバータ大学の新学期に当たるため、授業が始まる前にVSCP以外のオリエンテーションやイベントもたくさんあります。なので、生活する上では9月からの方がすごく安心してスタートできるのではないかと思います。どの時期で行くか、何を優先するかも留学へ行く前に少し考えて決めるとよいのではないのでしょうか。

住居については、私はHUBの4人部屋を選びました。HUBは教室がある棟と直結しており、授業に行くのがとても楽です。また、友達と遊ぶ時もだいたいHUBに直結している大学の駅での待ち合わせが多いため、すごく便利です。夜遅くなっても大学の駅を経由して帰る学生も多いので、一人で帰らなくて済む面では安心できます。また、HUBの下には、ご飯を買えるお店がたくさんあります。ですが、値段が多少高いため、節約するならある程度は自炊をすることをお勧めします。そして、ルームメイトと共同生活をすることは、掃除や生活習慣の面で少し大変だとは思いますが、一緒にご飯を作ったりお話したり楽しい機会もたくさん持てます。嫌なことはしっかりと言った方が後の関係が良くなるということも、共同生活をするうえで学びました。

VSCPのプログラムについてですが、VSCPはスタッフのサポートが予想以上に手厚いということです。何か問題やわからないことがあればいつでもスタッフが親身になって相談にのってくれたり、対応してくれたりします。私も何度も寮やビザの問題で助けてもらいました。また、気軽に声をかけてくれて心の面でもサポートしてくれます。その点、VSCPのプログラムではすごく安心して留学生活を送れると思います。

全体を通して、どの場所を留学先として選んだとしても、結果を良くするのも悪くするのも自分次第だと思います。エドモントンはつまらない街だとか地元の人は言いますが、その中でも楽しめることはたくさんあるし、生活を充実させることもできます。留学はただ単に英語を学ぶだけではなく、他の文化に触れさまざまな人々と交流することで、新しいことに気づかされたり、別の視点からものごとを見ることができるようになったりするいい機会だと思います。エドモントンでの生活の中で、嬉しいことも大変なことも経験しました。その経験は、少なからず自分を成長させてくれていると感じています。残りの5か月間、学習面でも生活面でもやり残したことのないようにエドモントンを満喫したいと思います。もし、何か新しいことに挑戦し自分を成長させたいと考えているのであれば、ぜひ、留学を選択してみてください。

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