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留学プログラム

[語学留学]IVSPプログラム

2017年9月~2018年6月 人文社会科学部学生

  • 留学期間:2017年9月~2018年6月
  • 学部等:人文社会科学部

私の住んでいるエドモントンは、夏と冬で全く別の顔をもっており、滞在する時期によって全く雰囲気を味わうことができると思います。5月現在は、長かった冬がやっと終わり、ほとんど夏といってもいいような気候が続いています。同時に街や人もかなり活動的になり、大学の近くのWhyte Avenueは開放的で明るくにぎやかになりました。対照的に、冬は連日雪に囲まれ、観たことのない景色に感動しました。エドモントンではやはりウインタースポーツが盛んなため、私もスキーやスケートを行って冬を満喫できました。-20度以下の気温が続いたときは、寒さに負けて外に出ず少し塞ぎこみがちになりましたが、屋内は暖房のシステムが発達しているので安全です。今年の冬は、カナダ人にとっても今までで一番長く寒い冬だったということも聞き驚きました。日本にいると想像しがたい寒さですが、防寒着や防寒用具などはお店に充実しているので、こちらで買うことをお勧めします。
現在私はホームステイをしているのですが、はじめの8か月はInternational Houseという寮に住んでいました。まず、International Houseは世界中の様々な国のバックグラウンドを持つ生徒でできたコミュニティーで、今年は約50か国出身の生徒たちが住んでいました。国際交流に関心のある生徒が集まるうえ、異文化交流、理解を手助けするようなイベントが多く開かれるため、刺激的で新しい経験をすることができると思います。次にホームステイでは、カナダ人の典型的な暮らしの中に溶け込み、日本との違う文化や慣習、考え方に毎日気づくことができて非常に良い経験です。しかし、カナダの食事は日本に比べると重く、そのような面を考慮すると長期間のホームステイは日本人には向かないのではないかと考えます。
学習面については、約4か月のESLコースを終え、今は大学のアカデミックコースを受けています。前学期に比較文学のクラスと、今学期は宗教学のクラスを聴講しているのですが、日本ではない授業環境で、かなり充実した授業内容を受けられていると感じます。特に、学生の主体的な授業態度や意欲には、日本の大学との大きなギャップを感じました。アカデミックコースでは自分の興味に従って多くの授業から選択できるのですが、やはり自分のモチベーション次第で得られるものの質と量が大きく変わると感じました。また、春夏タームになると開講される授業数自体が減るので、注意が必要です。
留学生活を通して感じたことは、エドモントンは多文化社会のため、日本人も馴染んで生活することができます。また、大学施設や学習環境がしっかりしていて、英語の習得や専門分野の勉強には非常に適した場所だということです。特にこのVSCPプログラムは、留学生としていいとこ取りの制度であるゆえ、現地スタッフのサポートも受けられるため、おすすめできます。そしてそれ以上に、人との出会い、新しい環境との出会い、ボランティアなどの経験を通し多くのことを学び、自分の知見を広げることができます。留学生活も残り少なくなりましたが、貴重な経験を存分に楽しみ、新しい発見や学びをさらに増やすことができるよう日々励んでいこうと思います。

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