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留学プログラム

[語学留学]IVSPプログラム

2016年7月~2016年12月 人文社会科学部学生

  • 留学期間:2016年7月~2016年12月
  • 学部等:人文社会科学部

こちらに来るまでは、英語で会話をすることが自分にできるのか、カナダ人の友達ができるのか、不自由なく日常生活が送れるのかなど、たくさんの不安を抱えていました。ですが、いざこちらに来てみると、しっかりとした留学システムとこちらの人々が自分を受け入れてくれている、という安心がありました。来たばかりのころは、英語が思うように全く話せず、また聞き取ることもできずにとても苦労しました。人と話すのが嫌になったこともありました。ですが、英語を話せなければ何もできないので、学校の授業の他に、必死にいろいろな学習方法を探しました。例えば、YouTubeでいろいろな人の授業を見たり、英語の映画を英語字幕なしで見たり、カナダ人の友達に練習してもらったりしました。
語学学校のクラスに関しては、私のクラスはそこまで難しいことはしなかったのですが、他の国籍のクラスメイトの積極性に驚きました。先生が話している最中にも自分の意見を言ったり、間違いを気にせずどんどん話すというスタンスに、日本の学生にはあまりないものを感じました。クラスの中で、私は何度かよさこいのダンスを披露しました。先生が他の文化に興味のある方だったので、積極的にそういった時間を設けてくださり、私自身もカナダだけに限らず他の国の文化に触れることができ、とても楽しく良い経験をすることができました。クラスの最後には、私ともう一人の私のクラスメイトが監督になり、クラスムービーを作りました。
現在は、アカデミッククラスを受講しているのですが、わたしは宗教について学んでいます。トピックがトピックなのでたくさんの専門用語が出てきて苦戦していますが、徐々に内容も聞き取ることができるようになってきています。人間の耳は本当にすごいと思います。ただ、たくさんの課題が出されるため、日々課題に追われています。授業中にはカナダ人のクラスメイトとディスカッションをする時間もあるので、友達も作ることが出来ましたし、カナダ人学生の予備知識の豊富さに驚くことも多々あります。
生活面に関しては、10月のはじめに既に雪が降り、日本に比べてとても寒いです。物によりますが、日本で着ているようなコートでは薄くて、カナダの冬は越せないと思います。食べ物に関しては、大学の近くにスーパーマーケットがありますし、アジアンマーケットもあるので何一つ不自由しません。ただ、全体的に物価は高めで、特に肉類に関しては日本に比べてとても高いです。レストランも値段が高く、さらにチップもあるのであまり外食は控えるようにしています。大学の周りにたくさんの日本食レストランや居酒屋もあるので、日本食が恋しくて仕方ないときはたまに利用します。ですが、寮にキッチンがあるので基本は自炊して食べています。
 エドモントンは、私が想像していた以上に素晴らしい所でした。人はとても親切ですし、もちろん多少のカルチャーショックはありましたが、何一つ生活に不自由していません。しっかりとしたプログラムがあり、英語を学ぶ環境も整っているので、本当にここに来てよかったと心から思っています。もう少しで帰国ですが、残りのカナダ生活も後悔の無いよう、有意義に過ごしたいと思います。

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