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留学プログラム

[語学留学]IVSPプログラム

2016年7月~2016年12月 人文社会科学部学生

  • 留学期間:2016年7月~2016年12月
  • 学部等:人文社会科学部

留学先を選んだ理由について
私がアルバータ大学VSCPに参加しようと思ったきっかけは、毎年8月に開催されている同大学への夏季短期留学を一年生の時に経験したことが大きいと思います。もともと専攻が英文学だったこともあり、英語をもっと勉強したい気持ちはあったのですが、短期留学をきっかけにカナダという土地を気に入りました。

留学生活について。(7月から8月)
6月25日にエドモントンに到着後から寮に入るまでの一週間は、前述の短期留学の時にお世話になったホストファミリーの家に泊めていただきました。初めて出会ってから三年が経ちましたが、こうして今でも交流を続けていられるのはとても嬉しいです。7月1日はカナダデーと呼ばれる祝日で、町中が一日お祭りでした。エドモントンはCity of Festival と呼ばれており、夏の間は特に毎週のようにお祭りが開催されています。
さて、プログラムについてですが、最初の2か月間はESLと呼ばれる英語集中の授業に月曜から金曜まで一日四時間参加しました。ESLは、TOEFLのスコアを持っている人を除き、プレースメントテストを前もって受験し、クラスが振り分けられます。私はESL130のコースを受講しました。クラスメートは7人程度とごく少数で(これはクラスによって異なるようです)、先生も親身になってくれることもあり、効率的に英語力を上げることができたような気がします。ESLの最後には試験を受け、その後合否によってさらに上のクラスを受講できるかが決まります。しかし、7月開始のVSCPはESLを受講できる期間が1ターム(2か月間)と決まっているので(他の月開始のVSCPは2ターム)、私は他の人たちに遅れを取らないよう必死でした。

留学生活について。(9月から12月)
9月から始まる秋タームでは、アカデミックコースと呼ばれるアルバータ大学の正規の学生が取っている講義を聴講しました。私が選択したのは、社会学のコースでした。私の静岡大学での専攻は英文学ですが、専門以外のことをしてみるのも楽しそうだと思ったことと、カナダで受講する社会学にはきっと日本にはない見方があるはずだ!というカナダ人の友達の勧めもあり、社会学を選びました。結論としては、この友人の勧めは正しく、発見が絶えない講義で面白かったです。しかしながら、ビギナー向けのクラスということもあり、クラスの形式は大講義室でひたすらレクチャーを聞くだけだったので、受け身の授業になりがちでした。
また、9月からの二か月間はFaculty of Extension(ESLを主宰している部門と同じところ)が主催しているPronunciation classにも通いました。これは追加で$450の授業料がかかります。幸運なことに学生は6人だけだったので、先生にしっかり見てもらうことができました。宿題も多めではありますが、自分のためになるクラスだったと思います。

寮生活について。
私は4人部屋(ベッドルームが4つ+残りはコモンスペース)を選択しました。偶然にも、3人のルームメートの内2人は静大生、あと一人がカナダ人の女の子でした。日本人だと暗黙の了解で済んでしまうようなことが、そうはいかないこともあり、もっとたくさん話し合えばよかったと今では少し思います。日本人の三人の間では、部屋の中では英語を使おうという約束をしたこともあり、モチベーションを下げることなく生活できました。

旅行について。
ターム間の休みや、リーディングウィークと呼ばれる一週間の休みを使って、私はバンフ・バンクーバー・ニューヨークに旅行しました。カナダの国内線は比較的割高な傾向にあり、アメリカに行く方が安かったりして、驚きました。エドモントンからニューヨークまでは往復で$400くらいだったと思います。

ボランティアについて。
普通に生活していると授業と部屋の行き来になってしまい、同じような友達としか遊ばなくなってしまうことが多く、そういう時にはボランティアを探しました。自分から探しに行かなくてもある程度はボランティアの情報が入って来るので、自分の興味や都合に合わせて応募できました。普段話さないような人と接したり、英語を練習する機会になったりと、メリットがたくさんあるので、なるべくたくさん参加してみるのが良いと思います。

まとめ。
たった半年の短い期間で、案の定もっと長いプログラムを選択すればよかったとも思うのですが、今の感想は「留学してみてよかった」につきます。月並みな表現になりますが、文化や気候の違いを身をもって体験できたり、反対に世界は意外と狭いのだと思うこともできました。一生の友達と呼べるような友達もたくさんできました。留学をするかしまいか、今迷っている人には絶対大学生の内に経験しておいてほしいと思います。

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