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留学プログラム

[語学留学]IVSPプログラム

2016年5月~2017年4月 人文社会科学部学生

  • 留学期間:2016年5月~2017年4月
  • 学部等:人文社会科学部

留学生活も残りわずかとなったところで、今までの生活を振り返り簡単に報告したいと思います。

授業について
最初の5月から8月までの4か月間は、ESLと呼ばれる英語の授業を毎日4時間受けました。文法はもちろん、パラグラフライティングやリスニング、リーディング、グループディスカッション、プレゼンテーションなど、学ぶ内容は多岐にわたります。年齢や人種問わず様々な人が世界中から受講しに来るので、友達を作るいい機会だと思います。9月から12月までの4か月間は、アルバータ大学で正規の学生と一緒に一般の講義を聴講しました。聴講だと課題も定期試験もないので気楽ですし、授業料も半額で済みますが、その反面誰にも強制されないので本当に学びたいという意志がないとモチベーションを維持しづらいというのが難点かと思います。また、レクチャー形式の授業では受け身になりがちなため、英語を話す機会も減少してしまいました。私はジェンダーの授業をとったのですが、新たな発見がたくさんありとても興味深かったです。もちろん専門的な内容の授業を英語で受けるのはかなり難しいですが、日本とは違う授業に能動的に参加する学生たちの姿を間近で目にすることもでき、貴重な経験となりました。1月からは、英語を話す機会を増やしたいと思い、EAP(ESLと同じく英語の授業)と一般講義を同時進行で受講することにしました。課題に追われ大変ではありましたが、結果的に大きな収穫も得られ、EAPをとる決断をして本当によかったと思いました。

カナダでの生活について
カナダは多文化主義国家であるためかほかの文化に理解のある人が多く、留学するにはいい場所だと思います。基本的にみんな親切でフレンドリーなので、見知らぬ人に話しかけられることもよくあります。また、アルバータ大学は勤勉な学生が多いですし、現地の留学支援スタッフのサポートも手厚いので、学ぶための環境は整っていると感じました。
現在私はHUBという学生寮の4人部屋に3人のルームメイト(日本人、中国人、カナダ人)とともに住んでいます。みんないい人たちで、ときどき食事を一緒にすることもあります。HUBは清潔感が多少気にはなりますが、すぐ近くに駅やバス停、フードコートのようなものがあり非常に便利です。カナダで外食をするとなるとお金がかかるので、基本的には自炊をして過ごしています。ときには友達と飲みに行ったり週末にパーティーに参加したりして、英語を学びつつ友達との交流を深めています。

まとめ
留学というとやはりメインは英語力の向上ですが、それ以外にも人や物との出会いを通して多くの学びがあります。宗教、文化、慣習、恋愛観など、日本にいたら気付かなかったであろうことについて考えることができました。色々な人に出会えて異なる価値観に触れられるというのはカナダ留学の強みかなと思います。さらに私の場合、留学中に自分自身を見つめなおし、自分について考える時間を十分に得られたのもよかったことの一つです。留学生活も残り2か月を切ってしまいましたが、最後まで目的意識を忘れず、たくさん学んでたくさん楽しんで帰ってきたいと思います。

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