静岡大学国際連携推進機構

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留学プログラム

交換留学

アルバータ大学(カナダ)

  • 留学期間:2016年9月~2017年4月
  • 学部等:人文社会科学部

四月になりました。日本はいま花見の季節でしょうか?ここエドモントンはだいぶ暖かくなってきましたが、まだたまに雪が降ったりします。
さて留学についてですが、結論から言うとアルバータ大学は留学先としてとても良い大学だと思います。ここは学生が色々なことに挑戦できる場所です。ご存知のようにカナダは他民族国家であり、様々な国から学生が来ています。英語の上達という面でも、色々なアクセントの英語に触れることができ、異文化交流もできます。語学のサポートとしてもWritingのワークショップ、English Conversation Club、Language exchangeなど様々な機会があります。運動がしたくなれば充実したジムがあるし、いわゆるレクリエーションルームやバーまで学内にあります。図書館もとても使いやすく、いくつもあり、24時間開いている図書館もあります。
ただ私が一番面白いなと思ったのは日本とは違う授業でした。まず、静大とは違い、同じ授業のコマが一週間に2回か3回あります。授業の形式はその内容と教授によりますが、どの授業でも生徒がどんどん質問や意見をし、たいていの授業は学生間の議論が求められます。試験の形式も日本とは少し傾向が違うかもしれません。私が受けてきた試験にほぼ選択式の問題はなく、基本的に記述式であり、試験の代わりに6-10ページくらいの小論文を書くことも多々ありました。いま取っている授業の中で面白いのはEASIA101という授業で、教授による授業と自宅で見る授業動画を組み合わせています。成績の付け方も面白く、5つのwritingの課題をするのですが、それを下書きの時点でクラスのWeb上のページに載せ、他の生徒からコメントを貰います。もちろん自分も他の生徒の課題を読み、評価をしなければいけません。そして課題の出来とコメントの質と量によって成績が付けられます。100人以上が履修している授業なので、書く事が上手く、とても良いアドバイスをしてくれる人もたくさんいます。そして他の人の課題を読むうちにより良い書き方がわかってくるのもこの授業の面白いところです。
このように日本の授業とは違う形式の授業はとても刺激的でこれだけでもアルバータ大学に来てよかったと思いました。
アルバータ大学やエドモントンについてはVSCPの留学報告書の中でも多くの方が詳しく述べているので特に改めて書く事もないのですが、注意することがあるとすれば日本人の多さです。この大学には年中とても多くの日本人がいます。最初に友達作りをしたり、困った時に助けてもらうのには良いのですが、日本人同士でいつも固まってしまう人もいるので、気をつけた方がいいかもしれません。
カナダは寒いですが、カナダ人はとても暖かく優しいです。そして交換留学を取れば本来払うはずの資金も節約できます。そして各学期に一回ある一週間の休みや学期間には旅行だってできます。学業、生活の中で大変なことはたくさんありましたが、大抵のことは(自分で、もしくは人を頼れば)何とかなります。何とかする力がつきます。今この文章を読んでいる人の中にアルバータ大学への留学を考えている人がいるなら、きっと貴重でとても楽しい体験になると思うので、申し込んでみてください。

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