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留学プログラム

[語学留学]IVSPプログラム

2023年7月~2024年4月 人文社会学部学生

【授業】

語学学習を2ヶ月間行った後、アカデミックコースで授業を受けました。現地生と一緒に行う授業では、自身の英語能力の低さにいつも自信をなくしていましたが、その分予習復習にできる限り全力で取り組むことで、置いていかれないように努力しました。日英翻訳の授業を2ターム間継続して受けていましたが、少人数の演習クラスでディスカッションや発表が多いものの、とても楽しく、自身のスキルアップにつながったと感じます。授業では親しい友人を作ることもでき、非常に充実していました。

【住居】

最初の2ヶ月間、ホームステイを行いました。現地の人との暮らしでは、文化面、日々の暮らしや食生活、言葉など、さまざまなことを教えてもらう機会が多く、とても良い経験でした。残りの8ヶ月間は寮に移りました。個人部屋だったためルームメイトはいませんでしたが、留学生向けの寮ということもあり、同じ寮生は皆非常にフレンドリーで、たくさんのイベントやパーティがいつも寮でありました。キッチンは共有でしたが、風呂、トイレなどが個人で使えるのは大きかったです。

【食事】

寮では基本自炊をしていました。カナダのスーパーはいつ行っても新鮮で、見慣れない野菜や食材を買ってしまいがちでした。主食はパンがメインになることが多かったです。自炊以外では、ピザを一生分位食べました。また、エドモントンにはアジア系の人も多いため、アジアンマーケットもありました。主に中国、韓国系のスーパーでしたが、日本食の取り扱いもあったため、日本食が恋しくなったらよくアジアンマーケットに行き、日本の調味料、醤油やだしなどを買っていました。

【気候】

夏は最高でも30度と非常に過ごしやすいのとは対象的に、冬はマイナスウン十度の世界。冬は極度の乾燥もあり、これが一番辛かったです。今年は暖冬であったため、普段よりは暖かい、とのことでしたが、1月2月にはマイナス40度を下回る日もありました。しかし、セントラルヒーティングで建物内はどこも非常に暖かく、冬でも室内では半袖で過ごす人も見受けられました。マイナス何十度の世界では、鼻が凍りますし、息をするとむせます。ラーメンを凍らせて遊ぶなどの経験も、きっと人生最初で最後ではないかな、と思いました。

【文化の違い】

カナダはとてもマルチカルチャーな国で、ヨーロッパ系のみならず、中央・東・東南アジア、南米系、本当に多様な国にルーツを持つ人々がいました。街や大学構内を歩くと、英語だけでなく多くの言語が聞こえてきたのを覚えています。皆それぞれを受け入れ、多様な人種、多様な価値観を持つなかで支え合っていると現地の人に話を聞きました。日本では全く経験のない光景だったので、世界中の様々な文化が混在している社会は非常に面白かったし、学ぶことも多かったです。

【現地での生活環境・街並み等】

カナダは、とにかく山脈地帯でないかぎり、山がない!見渡す限りの広くてフラットな土地、家も畑も道路も、すべてが広かったです。そのせいか、空も突き抜けるような高さだったように感じ、今でもたまにそれが恋しくなります。日本とはまた違う植物が生態系を構成しており、雰囲気の違う風景はとても美しかったです。

生活環境はいいばかりではなく、例えば、マリファナを路上で吸う人や、ホームレスの人が多くいました。夜間外出、人目の少ない場所に行く、などは極力避け、常に身の安全を意識することも大切でした。

【今後の課題】

少なからず成長したであろう語学力を、より自分の力にすべく、継続して勉強を続けていきたい。また、多くの人々関わった経験を、今後、社会に出て活かすことができないか探し、活用していきたい。留学に行くか迷っている人々に留学のよさを伝え、背中を後押しすることなどもできたら幸いです。

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