留学期間 :2024年3月~2024年7月
学 部 等 :社会学部社会学科
【授業】
留学先の大学では、講義形式の授業だけでなく、ディスカッションやグループワークが多く取り
入れられていました。特に印象的だったのは、現地の学生と共同でプロジェクトを進める授業で、
多様な視点や意見を交わすことができ、非常に刺激的でした。教授陣も非常に熱心で、質問や意
見に対して親身に対応してくれました。英語での授業は初めは大変でしたが、徐々に慣れ、語学
力の向上を実感しました。留学中に学んだ知識と経験は、将来のキャリアに大いに役立つと感じ
ています。
【住居】
大学内の学生寮で生活していました。寮費は免除され、ランダムに選ばれたルームメイトと二人
で一部屋を使用しました。トイレとシャワーはルームメイトと共有で、部屋には机とベッドが備
え付けられていましたが、マットレスや枕、毛布などは現地で調達しました。ドライヤーは現地
のものを使わないと壊れるため注意が必要です。洗濯は寮内の共有施設で行い、一回1000 ウォン
で利用でき、乾燥機もあります。寮内にはカフェ、コンビニ、プリンター、ジムがあり、収納も
多くて便利です。ゴミは寮の下に捨てます。
【食事】
学生寮には食堂があり、留学開始時に定期チケットを購入しました。私は1 日一食分のコースを
選択し、一食3500 ウォンほどです。大学周辺にはカフェ、レストラン、コンビニ、居酒屋などが
多数あり、昼食や夕食は学食か外食で楽しんでいました。学食のチケットはその日に食べなくて
も良いため便利でした。韓国の食事は一品頼むと多くのおかずが付いてきます。辛い食べ物が多
いですが、2 週間ほどで慣れました。夜遅くまで営業している屋台も多く、日本では味わえない
体験ができました。
【気候】
慶北大学がある大邱は韓国でも最も暑い地域と言われています。私が留学したのは2 月から6 月
で、2 月から3 月はヒートテックとダウンジャケットを着ても寒さが厳しかったです。基本的に
湿度が低く乾燥しており、風が強いため非常に寒く感じました。4 月から5 月にかけては春の暖
かさを感じましたが、夜は冷え込み、昼と夜の寒暖差に悩まされました。6 月は気温が38 度を超
える日もあり、地面が熱くてサンダルが溶けそうなほどでした。湿度はそれほど高くないため、
蒸し暑さよりも直射日光を強く感じました。雨は時々降り、韓国の傘は大きくて便利です。
【文化の違い】
韓国の大学生はアルバイトをしている人が少なく、学業に全力を注いでいるのが印象的でした。
テスト期間には徹夜で勉強する学生が多く、非常に真剣です。しかし、テスト期間が終わると、
遊びやお酒を楽しむ時間も持ちます。大学ではラフな格好で通う学生が多く、一人で行動する人
も目立ちました。銀行口座から友人の口座に直接お金を送ることができるため、友人間の送金は
とても簡単です。カフェは夜遅くまで営業しており、勉強や友人との時間を過ごす場所として利
用されます。バスの運転は荒く、道路では車が速いため注意が必要です。韓国の人々は自由で冷
たく見えることがありますが、実際には思いやりのある人が多く、人とのつながりを深く感じら
れました。謙遜やお世辞が少なく、率直なコミュニケーションが心地よかったです
【現地での生活環境・街並み等】
大邱の街中では、ゴミが溢れている場所が多く、臭いや空気の汚さが気になりました。店からは
大音量の音楽が流れており、店員さんやバスの運転手は冷たい印象です。しかし、現地の人々は
話を聞いてくれるし、気軽に話しかけてくれる親しみやすさもあります。お店でのサービスも多
く、現金を持ち歩く人はほとんどおらず、カード決済が主流です。車やバイクが多く、電動スク
ーターも借りられます。流行に敏感なため、流行の服を着ている人が多く、カップルで一緒にい
る姿もよく見かけます。喧嘩や大声を出している人も多く、お年寄りは厳しい印象で、大きな声
で話す必要があります。坂道が多く、川もあり、道端には運動器具が設置されています。また、
カフェが非常に多く、生活の一部となっています。
【今後の課題】
韓国での生活を通じて文化の違いに触れ、自分の世界が大きく広がりました。この貴重な経験を
もとに、他国の考え方や価値観を柔軟に取り入れ、より良い行動ができるように努めたいと考え
ています。異なる文化や習慣を理解し、受け入れることで、自分自身の成長を促進し、国際的な
視野を持つことが重要です。これからも異文化交流を積極的に続け、学び続ける姿勢を大切にし、
自己啓発を図っていくことが課題です。