静岡大学国際連携推進機構

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留学プログラム

交換留学

ヴッパータール大学(ドイツ)

留学期間 :2023年10月~2024年9月
学 部 等 :情報学部

【授業】
私はドイツ語の授業を二学期とも履修しました。留学前ほとんどドイツ語の勉強をしておらず初めはついていくのがやっとで悪戦苦闘していましたが、言語の授業のためほかの人とよく話すため、友達がほかの授業に比べてできやすいように感じました。試験前になればクラスメートと一緒に勉強し、難しい授業だがつらいと思うような瞬間はほとんど無く、友達も増え、ドイツ語もしゃべれるようになりいいこと尽くしの授業だったなと思います。最終的にはドイツ語で日常生活は不自由無く暮らすことができるようになりました。

【住居】
自分の部屋は日本人のルームメイトと一緒の二人部屋でした。一人一部屋鍵付きの部屋と教養のキッチン、トイレ、シャワーがありました。ドイツの住居は冬が寒いことから壁や扉が分厚く密閉性に優れており、となりの部屋から生活音が聞こえてくるようなことが少ないです。週末や祝日には部屋でパーティーをしている人も多く、爆音の音楽が聞こえてくることもありますが、留学していることをより実感できるため私は気になりませんでした。ドイツでは屋外に洗濯物を干すことはあまりせず室内にほとんどの人は干し、乾燥しているため室内であろうがすぐに乾きます。総じて不満だったことは特になかったです。

【食事】
平日のお昼は大学の食堂が開いているため授業の後はみんなでよく食べに行きました。食堂のメニューは日替わりの普通メニューとビーガンメニュー、常設のカリーブルスト、ブラットブルストがあり値段は大体500円です。夕食や週末はほとんどの場合自炊をしていました。学生寮の近くにスーパーがあり、スーパーの食品は大体同じ値段か、少し高いくらいです。ヴッパータール大学はデュッセルドルフの近くにあり、デュッセルドルフはヨーロッパで一番日本人が住んでいる都市で日本の食材を買うことができます。日本で買うより高いですが頻繁に買いに行っており日本の味が恋しくなるようなことはありませんでした。基本的に外食は高くケバブかハンバーガー以外は旅行など以外で食べることはありませんでした。

【気候】
基本的に乾燥していて、肌が乾燥しやすいのでニベアがドイツで生まれたのか、なんて思いました。冬はとても厳しく朝九時に日が昇り、五時には沈んでしまい、気候も寒く気分が落ち込んだり免疫力が下がったりしてしまいます。そのためビタミン剤を飲んだり、日が出たときは積極的に太陽を浴びたりと対策する必要があります。春は少し暖かくなりますがほとんど冬のような気候でいつも夏を待ち望んでいました。夏は日照時間がとても長く午後十時くらいに日が沈みます。日本で育った身からすればご飯やシャワーの時間が分からなくなる時があり日本の生活リズムがドイツの気候では崩れやすい気がするので気を付けるべきかと思いました。

【文化の違い】
電車は遅延することが多いですが怒る人は見たことがありません。レストランやカフェで店員さんを呼ぶことは無礼に当たるので目線を送るか、小さく手を挙げることで待たなければなりません。日本では怒ってしまったり、いらいらしたりする人がいるかもしれないけど、ドイツ人で怒っている人は見たことがありません。チップの文化もあり、十パーセントほど支払うのが普通ですが、払わなくても特に嫌な顔はされません。ですが、よほど悪い接客でない限りは払うことをお勧めします。

【現地での生活環境・街並み等】
ドイツでは日曜日はほとんどのお店が閉まっているため、食材などを買っていないとレストランなどに行かなければならなくなったり、日用品は買えなかったりという状況になってしまいます。町並みはヨーロッパの家屋が並んでおりどこを歩いてもヨーロッパにいることを実感させられます。東京や大阪のように高いビルは大きな都市でも多くなく、どこへ行っても中世の街並みを楽しむことができます。大きな道から抜けた小さな道では物乞いの方がいたり、すりに狙われたり危ない場面に出くわすかもしれませんので十分に注意していく必要があります。

【今後の課題】
日本では英語やドイツ語を使う事がほぼなく語学力は使わないとすぐに衰えてしまうのでこれからも継続して英語とドイツ語を学ぶために、アプリやオンライン講座、国際交流ラウンジなどを使い語学力を維持していきたいと思っています。海外で就職や大学院に行くことも考えているためその情報を探していく必要があります。そして語学力が必要になってくることもあるため早め早めに情報を入手し早い段階で語学力を上げておくことが必要だとも考えています。

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