【授業】
前期はドイツ語のレベル向上、後期は専門科目分野における知識や能力の育成に力を入れました。ドイツ語は当初私にとって非常に難しく、内容についていけなくなってしまうこともありました。しかし、周囲の学生たちは本当に優しい人ばかりでした。分からないことは聞くと快く助けてくれ、友人らと協力しながら楽しく学ぶ雰囲気があります。その介もあり、最終テストでは無事に合格することができました。後期では専門分野である教育についての授業を主に取りました。これまで日本で学んできたことや自分の意見を積極的に表現することで、周囲とは違った見方や価値観に気づくことができました。それぞれの話に驚き合ったり、感心し合ったりする多くの機会は留学をしてからこそ得られたことだと思います。

【住居】
初めての一人暮らしが海外ということもあり非常に心配していましたが、各寮にチャットグループがあり、気軽に相談できる環境が整っていたため安心して過ごすことができました。解決が難しい場合はオフィスに行けばスタッフが対応してくれます。オフィスの方々も比較的早く対処してくださったため、大きな問題なく過ごすことができました。当初は、一人暮らしは全てを一人でやり遂げなければいけないものだと考えていましたが、寮に住む学生たち全員が一体となってそれぞれの生活を支え合って生活してることが分かりました。
【食事】
留学直後は自分の嗜好や作りやすさを重視していました。しかし、体調を崩しやすくなってしまったため、栄養バランスをより意識した献立を考えるようになりました。また、現地の方々からドイツの家庭料理を教えていただき実践しました。味付けは塩やコショウが多く、特に茹でる・煮るといった調理法が多くあるように感じます。ドイツ料理は、日本のように一つ一つに完成された味があるのではなく、茹でジャガイモやキャベツの酢漬けといった付け合わせとともに食べることで味を完成させていくことが多いです。素材だけでなく味わい方も異なる食文化により興味を持ちました。
【気候】
冬は常に曇りで太陽を見る日が少なく、静岡よりは寒いですが、日本全体で見ると寒さはそれほど変わらないように感じます。雪は降りますが、それほど積もりません。現地の方々は晴れが少ないこの時期によくビタミン剤を飲んでいます。水に入れると微炭酸のジュースになり、とても面白いです。ぜひ試してみてください。
春から夏にかけての気候は本当に素晴らしいです。日照時間が長く一日中快適な気温であるため、晴れやかな気分で1日を過ごすことができます。この時期はピクニックをする人が多いため、公園や広場に出かけてみるのも良いかもしれません。

【文化の違い】
ドイツの方々はよく挨拶をします。スーパーマーケットやレストランに出入りする際にもそれは行われ、その日の天気の話をするなど常に店員と客の距離が近いです。また、誰かがクシャミをすれば周囲の人は「お大事に」というような意味合いの言葉をかけます。このような文化の違いはありますが、全く真似できないということはありません。むしろドイツの文化に従うことで彼らと話す機会が生まれ、自身のコミュニケーション能力が向上しました。
【現地での生活環境・街並み等】
ヴッパタールは元々繊維産業や紡績産業で栄えていたこともあり、労働者が数多く暮らしていたことから昔ながらの住宅街が目立ちます。駅から少し坂を登っていくと非常に美しい建物たちが坂の両側を占め、その景色は圧巻です。また、街全体が谷のような構造になっていることで坂道や階段がいたるところにあります。そのような街の中にあるヴッパタール大学は、まるで静岡大学の静岡キャンパスを連想させます。大学内では学生たち以外に散歩する住民らも見かけられ、大学と地域が深く交わっていることがわかります。

【今後の課題】
今後は学んだことを実生活や授業に活かせるようにしていくことが課題です。留学を通して積極的に行動する力が身につきました。これを帰国後もさらに育み、実践し続けられるようにすることが重要だと考えます。常にアンテナを張り、まずは挑戦してみるといった考えを定着させていきたいです。また、大学の授業では専門分野である教育について様々なことを学び、吸収してきました。学んだことをまとめて終わるのではなく、教育実習や大学の活動で取り入れるなどして実践に移していきます。復習を定期的に行い、柔軟に活用できるように準備しておきたいです。