静岡大学国際連携推進機構

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留学プログラム

交換留学

ヴッパタール大学(ドイツ)

  • 留学期間:2024年10月~2025年6月
  • 学部等:工学部

【授業】
私はこの留学で、ドイツ語の授業を取っていました。自身の専門である機械工学の専門科目はとっておりません。
ドイツ語の授業はすべてドイツ語で行われるため、初めは非常に大変だったことを覚えています。授業の内容が十分に理解できず、帰宅後もYouTubeなどの媒体を利用し復習に励んでいました。私はドイツに限らず海外で働くことに興味があったので、今後に必要な能力だと思い必死に勉強しました。そのかいもあってか、1学期目でA2、2学期目でB2レベルを合格できました。B2レベルの定義についてはいろいろとありますが、私の主観的感覚では高校英語のレベルと等しいと感じました。
私は日本にいるときには特にドイツ語の勉強をしていなかったため、より多くの苦労をしたと思います。もし同じようにドイツへの留学でドイツ語を学ぶ気があるならば、事前に文法等の知識を蓄えておくことを進めます。
【住居】
私は留学先の大学が提供する学生寮に居住しておりました。家賃は一月あたり342€(56,000円 1€=163¥)で家具付きでした。私の寮は多くの交換留学生が住んでおり、授業やイベント等で仲良くなった友人達とも交流しやすかったです。大学自体にも非常に近く、通学面で不自由したことはありませんでした。徒歩圏内にスーパーマーケットもあったので、買い物は主にそこで行っていました。
広さや設備に不満を感じたことはありません。私の部屋は一人部屋でキッチンとシャワーが部屋についていたので必要十分といった感じでした。

【食事】
食事は主に自炊をしていました。理由としては、単純に外食が非常に高価だからです。一度の外食で平均2500円程かかります。学食はレストランでの食事に比べると安価ですが、それでも1000円前後はかかります。
自炊では主にパスタを作っていました。毎日パスタで飽きますが、アジアンスーパーに行けば日本の食材を入手することも可能です。特に私のいたヴッパタールはデュッセルドルフという日本人が多く住む都市に非常に近かったです。電車で30分ほど行けば、日本米やカレールー、インスタント麺などが手に入ります。価格は高めですが、外食と比べると十分経済的をいえると思います。
【気候】
私は2024/9/20~2025/7/1で留学をしていました。そのため真夏は体験していません。
印象に残っていることは冬の天気です。冬はほとんど晴れの日がなく、雨か曇りでした。寒さは最低で-2℃ほどで雪の降る日もありました。そのため気分が沈むことが多かったように感じます。それに緯度が高いため、日照時間が短いです。特に日の出の時間が8時程度だったので、授業のために起きてもまだ夜が明けておらず、朝がつらかったです。3月ごろになると寒さは緩み天気も良い日が多くなります。冬とは打って変わって、日照時間はどんどんと伸びていき、6月には日の入りが10時過ぎになっていました。体内時計が狂いますのでご注意を。。。

【文化の違い】
ドイツの人々は日本人に比べて親しみやすいように感じました。ドイツにはいろいろな国から移住する人が多いため外部の人を受け入れる姿勢が根付いているのだと思います。
特に私が気に入った文化は「握手」です。ドイツでは友人に会ったとき、別れるとき、面白いことがあった時などによく握手をします。はじめは突然右手を差し出され困惑しましたが、慣れてくるとハイタッチをするように手を振りかぶり、パチンと音を立ててから握手をします。ぜひこの文化はこれからも続けていきたいです。
意外だと思ったことは時間に対する意識です。ネットで調べると、「ドイツ人は時間に非常に厳格で、公共交通機関も遅れることはない」などという記事をよく見ます。しかし、私の主観ではそうではありませんでした。授業や待ち合わせには時間通りに集まることはあまりなく、電車については、遅延がないほうが珍しいほどです。このことについて、ドイツ人の友人に聞いたことがあります。彼曰く、ドイツ人でも年代が上の人は時間に厳格だが、若い世代はそうではないとのことでした。ネットの情報と実際の体験に乖離があり、興味深いと思いました。
【現地での生活環境・街並み等】
ヴッパタールは自然と都市が共存する美しい街でした。特に有名なのはモノレール「ヴッパータール空中鉄道」で、町の中心を川に沿って走る様子はとても印象的でした。街中には歴史的な建物と現代的な建築が混在しており、歩くだけで文化を感じられました。治安も比較的よく、夜でも一人で歩ける範囲が広かったように思います。駅の周辺など夜中になると治安が悪化する地区もあるので注意が必要です。
現地の人々は外国人に対しても親切で、困っていると声をかけてくれることも多々ありました。また、駅やスーパーでは英語が通じるため、日常生活において大きな困難は感じませんでした。週末には近隣の都市へ旅行することもでき、特にケルンやデュッセルドルフは電車で1時間以内とアクセスも良好でした。生活環境として非常に快適で、留学生にも過ごしやすい場所でした。

【今後の課題】
今回の留学で、語学力だけでなく異文化適応力や主体性の重要さを痛感しました。一方で、現地の学生と比べて専門的な議論に加わる語彙力や表現力が不足していると感じる場面もありました。ドイツ語での会話はある程度できるようになったものの、議論や発表といった「高度なやりとり」においては準備に時間がかかってしまい、発言の機会を逃すこともありました。今後は日常会話の域を超え、専門性のある話題でも自信を持って意見を言えるよう、語彙力と文法力の向上に努めたいです。また、今回の留学をきっかけに「多様な価値観と協働する力」が将来のキャリア形成にも不可欠であると確信したため、今後も国際的な環境に積極的に関わっていく姿勢を継続していきたいと思います。

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