-異文化理解と交流において、とても良い経験になったと思っています。また、留学前では自身が持ち得なかった価値観を知ることが出来、他の日本と現地の大学の学生との交流を経て、他の考え方や見方の姿勢を自身へ還元することが出来たと思っています。具体的には多宗教の国であることで生まれた食文化の分類と、互いの宗教への配慮が印象に残っています。スーパーやコンビニエンスストアに出かけると基本的にお酒が陳列されていることは無く、一部の店舗で奥の方にひっそりと専用の『ノンハラール』の文字を添えて並べられている光景が、興味深かったです。
実際に行ってみるまでは、マレーシアという国について全然知りませんでした。そもそも英語がどのくらい現地の人々に浸透しているのか、どんな歴史があるのか、どんな食べ物があるのか、どんな文化があるのか、行ってみて発見したことばかりで、毎日毎日たくさんの新しいことがらに触れることができ、刺激的な日々を過ごすことができました。今回の経験を通して、マレーシアを選んでよかったなと思ったところは、マレーシアはたくさんの文化が共存している国であること、また私たちにとってまだまだなじみがない国であったことです。今までの人生で、ムスリムの友達ができたことも、ヒンドゥー教徒の友達ができたこともないし、これらの宗教に加えて、キリスト教や仏教が、中華系の人々、インド系の人々、マレー系の人々がお互いにリスペクトしあって共存していることが私にとって最も新鮮で素敵だなと思えることの一つでした。各文化の建築物や、衣服、食べ物も全然違って、一つの国なのに世界を回っているような気分でした。また、マレーシアという国について知るにつれて、私が知らないところでこんなことが起こっていたのか、今ここではこういうのが流行っているのか、マレー語ってこういう感じなんだ!とワクワクの毎日で、自分が知っている世界の狭さを感じました。もっと深く学びたいなと思ったし、自分の興味の幅が広がりました。何よりも現地の学生とも、一緒に活動していた日本のほかの大学にも友達ができ、世界が広がったなと感じています。この3週間は本当にあっという間でしたが、人生で最も記憶に残る3週間になりました。心から参加してよかったと思います。
今回の留学で私は積極性の大切さを学びました。このプログラムでは日本人学生4~5人に対して現地の学生が1人つき、バディとして活動する方式でした。複数の日本人と一緒にいられるので不安も少ない反面、バディと英語で話す機会がなかなか回ってきません。まずは自分から積極的に話しかけ、なるべく会話を続けようとすることが大切です。留学すれば勝手に英語が話せるだろうと受身な姿勢で留学した私でしたが、それでは意味がないということに途中で気づきました。ですがプログラム自体はとても楽しく、現地のバディとも仲良くなることができました。留学とはどんなものか、感覚を掴んでみたいという方におすすめのプログラムです。
自分にとっては今回が初めての海外で、留学に行く前は楽しみな気持ちとともに不安な気持ちも大きかった。しかし、留学を終えた今はこのプログラムに参加して本当によかったと感じている。プログラムの参加者全員がホテル滞在ということもあり、3週間ずっと仲間たちと過ごした。ホテル滞在であることはプログラム参加者の仲間意識や絆をつくることに大きく貢献していると思う。授業はアクティビティを通して英語のスキルを磨くというものが多く、和やかな雰囲気で楽しく学ぶことができた。授業後は伝統的なダンスや音楽を習ったり、観光地や歴史的な施設に行ったりすることが多かった。休日も朝から夜まで課外学習をして、毎日が充実していた。仲間たちと24時間過ごすため会話をする機会も多く、英語と日本語ともにコミュニケーション能力が上がったと感じる。留学期間中に自分の誕生日があったのだが、現地の人がサプライズで誕生日を祝ってくれた。ケーキまで用意してもらってマレーシアの人の温かさを感じた。ここまで良いところでだけを書いてきたが、よくなかった出来事も今後留学する人の役に立つと思うので記す。どこかで不衛生な食べ物を食べてしまったのか、食中毒になり病院を受診した。海外で病院かかるという経験ができたと考えればいい経験だったのかもしれない。知らない土地で英語を使って困難な場面をくぐり抜けたことは、自分を人間的に少し強くしてくれたかもしれない。学校指定の保険に入っていたため、医療費の支払いはなくて済んだ。食中毒になったということを含めてもマレーシアで過ごした三週間は人生最高の経験だった。将来的にはもっと英語の勉強を頑張って、人生最高を更新できるような経験を海外でできたらいいなと思う。
ローカルバディ(i-smart baddy)1人に対して日本人学生4~5人ほどで活動するバディ制度があるため、全くしゃべる機会が無い、という状態はないかと思う。ただ、3週間ひとり部屋のホテル滞在(ローカルバディ含め参加者全員そのホテルに滞在)であった。私はある程度ひとりの時間が取れたので良かったが四六時中英語漬けという環境を望む人には合わないかもしれない。授業は英語の4技能を学んだが、日本の授業と違ってアイスブレイクやゲーム形式の問題演習が多かった。授業が始まる前にテストがあったがおそらくレベル別ではなくレベルを均等にするためなので気楽に受けて良いと思う。先生と生徒の距離も近く、日本で受ける英語の授業より楽しく学ぶことが出来た。また、マレーシアについて学ぶ授業も1,2回あった。授業後はマレーシア観光や調理実習、伝統的なダンス、音楽の時間があった。プログラムの閉会式では伝統衣装を着てダンスや音楽のパフォーマンスをした。また、毎週日曜日は1日フリーなのでローカルバディと出かけたり、スポーツをしたりすることも出来る。ローカルバディは皆優しく、フレンドリーで、日本語を話せるバディも何人かいた。また、自分のバディ以外のローカルバディとも話す機会が沢山あるので積極的に交流できた。
マラヤ大学での夏季短期留学での体験はどの体験も素晴らしく、ここでは現地での生活すべてを記しきることはできない。とても充実した3週間だった。今回は今後の参考のために、自分が留学前に知りたかった情報を大きく分けて3つ記す。まず、交友関係だ。実はマラヤ大学の夏季短期留学プログラムはGNCという学生主体のクラブが運営している。GNCからプログラムにローカルバディを派遣する。そのため、現地での友人探しに困ることはなかった。日本人バディ4・5人につきローカルバディが1人という構成でバディを構成した。ローカルバディはとてもフレンドリーなバディが多く会話に困ることはなかった。ローカルバディと仲良くなって交友関係を広げていくことができた。ローカルバディとはすぐにSNSを交換し、SNSでもつながることができた。放課後のアクティビティや週末のアクティビティをメインに朝の集合から夜の帰室までほぼすべての生活をこのバディで行動した。そのため、バディとの友情はとても深いものになった。自分のバディに限らずすべてのバディに対して自分から積極的に話しかけに行くことで、多くのバディと交友関係を築くことができた。おかげで、日本に戻るときにプレゼントで荷物がいっぱいになってしまったくらいだった。遠く離れていても今でもSNSでつながっていて、メッセージのやり取りもしている。3週間という短い時間ではあったけれども、多くのローカルバディと友情を深めることができた。
次に、語学力だ。語学力は、会話力と文法的な能力に分かれると思っている。まず会話力についてだが、もちろんローカルバディやインストラクターとは全て英語で会話した。日本で習うような英語(主に、発音とイントネーション)はほぼ全て通用しなかった。最初の2日間は話すのも聞くのもとても苦労した。聞き取れないから話すのに自信がなくなり、流ちょうに話せず聞き取ってもらえないという負のスパイラルだった。だが2日もすると耳も慣れ、会話もローカルバディの会話の仕方をまねればいいだけだったので、どんどん会話が楽しくなっていった。会話が楽しくなるとジョークを言えるようにもなり、さらに楽しくなっていった。最後の方には、ローカルバディの問いにすぐに返せるようになっていたと思う。次に、文法的な能力についてだが、文法について意識したのは授業中のみだった。リーディングやライティング、文法の授業では、文法について注意を払った。リーディングと文法の授業については、授業の進みが早いので、集中して乗り切った。授業で文法的な能力は向上したと思う。日本語で英語の文法を説明されるより英語で説明されたほうがわかりやすかった。そのかいもあってか、授業は新たな発見続きで、「英語ってこんな分かりやすかったのだ」と気づいた。特に時制に関しては今まで理解できなかった部分に関して理解することができた。3週間という時間は短く、もっと話したい、もっと英語を勉強したいと思える時間だった。最後に、日常生活だ。まず、時程について述べる。7時45分に集合、8時過ぎに朝食をとる。9時から途中30分の休憩をはさんで13時30まで英語の授業を受ける。14時30までに昼食をとり、午後の授業に向かう。午後の授業はマレーシア文化の授業で2日に一度フィールドトリップで学外でマレーシア文化について体験する。フィールドトリップでない日は学内でマレーシア文化の授業を受ける。16時30分以降は自由時間でバディで行動する。遅い日は夜12時過ぎにホテルに戻ることもあった。平日一日の流れは上記の通りで、週末は土曜は全員でフィールドトリップ、日曜はバディごとに活動した。次に、衣食住について述べる。衣服は、授業を含め室内や車内にいるときは長袖が必要である。エアコンがめちゃくちゃ効いているので長袖は必須である。外に出るときは半袖で十分である。イスラム教が国教であるため学内では半ズボンやサンダルなどは禁止であった。食事はめちゃくちゃおいしかった。基本的に主食は米でタイ米だった。麺もよく食べた。野菜は日本に比べて少なく、肉は日本に比べて多かった。国教がイスラム教のため、チキンかビーフかラムまたはフィッシュだった。チキンはたいてい骨付きだったから、骨から肉を外すのがうまくなった。もちろん箸はないのでスプーンとフォークで器用に外した。ちなみに左手で食事を口に運ぶのはあまりよくないそうである。あとマレーシア料理は基本的に全て辛い。バディに聞いて辛くないものを選択するが、それでも辛いものは辛いので、食べた日の翌日はたいてい腹を壊していた。バディに聞いたところ甘いものの方が人気であるらしいが、デザートとジュースしか甘くない。だが、甘いものはめちゃくちゃ甘くおいしかった。食事の価格はとても安く、だいたい300円あればおなか一杯になる。実は飲み物の方がメインよりも高いが、日本のものに比べてジューシーで大量である。お気に入りのお店は、メインが7RM、ドリンクは10RMという感じだった。そういえば記念にドリアンを食べてみた(3日目だ)。ドリアンは普通においしいかった。口に入れれば匂いは気にならないので、普通に食感を楽しめた。マレーシア料理はとてもおいしいので機会があればぜひ食べてみてほしい。住まいは、3週間ホテルであった。衛生について話すと、きれいでトイレにトイレットペーパーがあったので感激した。たいてい無料のトイレに紙はついていない。イスラム教のため個室しかないトイレもある。だが、衛生環境は良かったと思う。交通手段について話すと、大人数での移動はバス、少人数での移動はグラブと呼ばれるタクシーのようなものを使用した。ただ、どこへ行っても渋滞に巻き込まれる。鉄道も利用した。ほぼ時間通りに来るので便利だった。気候について話すと、必ず一日に一回雨が降る。雨が降ったら室内に1時間もいればやむことが多かったので、雨でも問題なく生活できた。日没が8時過ぎと遅く、みんな夜遅くまで大体12時過ぎまで外で遊んでいた。逆に夜明けが遅く7時過ぎに太陽が昇ってくる。そのためなかなか起きられなかった。衣食住含めマレーシアはかなり暮らしやすい場所であったと感じる。
一生の中でも貴重な体験になったと思う。留学を考えている人にとって参考になってくれればうれしい。何か質問があれば国際課を通しても、直接でもよいので聞いてほしい。
とても充実したプログラムでした。午前中は大学で授業を受けて、午後は観光をしたり伝統的なダンスや楽器の演奏をしたりします。夜に日本人とマラヤ大学生のバディ6人と一緒に出掛けたのも楽しかったです。マレーシアの文化に触れる機会が多く、マレーシアで英語を学ぶことの意義を十分に感じられました。ヒジャブという布をまとってモスクに入ったことが、とても印象に残っています。ガイドの説明を聞けたり、実際にお祈りをしている人を見られたりしたのが貴重な経験でした。マレーシアにいる人は陽気で優しい人が多く、バディが手厚くサポートしてくれるので、三週間を安心して過ごせました。授業もとても楽しく、短い期間でしたが多くのことを学べました。英語力の向上はあまり感じられませんが、英語でコミュニケーションをとれることが素敵なことだと実感できたことや英語に対する抵抗が減ったことが、私にとって成果でした。
マレーシアの今回のプログラムに参加して心からよかったと思っています。最初は、不安な気持ちがありましたが、マラヤ大学の方々の優しさやプログラムの充実さのおかげで、すぐに緊張や不安はなくなりました。大学での授業では、アクティビティが多く、英語を話す時間が多く設けられ英語を話すことへのハードルを下げることができました。授業以外でもマラヤ大学の学生や先生とたくさん話すことで、英語力の向上やマレーシアについての理解を深めることができました。クロージングセレモニーでは、静岡大学の代表としてスピーチをしました。最後の週は、課題、テスト、ダンスなど多くのやるべきことがあり、大変でしたが、みんなと一緒に乗り越えることができました。多くの人の前で英語でのスピーチは大変貴重な経験となりました。3週間は本当に楽しくあっという間でした。
外国に滞在するのは今回が初めての体験であったため、出発前は不安も感じていましたが、振り返ってみると非常に充実した3週間を過ごすことができました。留学先のマラヤ大学の学生や講師の方々、同じプログラムに参加していた静大生、また他大学の学生など、多くの方と交流することができ、とてもいいご縁に恵まれました。英語で伝えたい事をうまく伝えられない場面も多々あり、悔しい思いもしましたが、それでもコミュニケーションを重ねる中で現地の学生と親しくなれたのは非常に嬉しく思っています。最後に、3週間の期間で体調を崩してしまった学生も数名いらっしゃったので、これから留学を考えている方に、出発前の体調管理や保険の加入、薬やマスクの持参、病院に行った時の症状の説明英語の練習など、体調不良時の準備を怠らないことをおすすめします。